2008年04月28日 11:32
志望高校名を記入の書類 燃え残りが見つかる 箕輪中
上伊那郡箕輪町の箕輪中学校(北原秀樹校長)を今春卒業した生徒の氏名と志望校名が記された書類や成績表の写しの一部が、伊那市内の畑で見つかっていたことが27日までに分かった。校長の指示で処分のため校外に持ち出した教職員が焼却した際、燃え残ったとみられる。学校側は集会や文書などで生徒や保護者に謝罪、北原校長は「再発防止に努める」としている。
同校によると、見つかった書類は生徒の氏名と志望校をまとめた書類や、担任交代の際に生徒指導の参考にするため使った過去の成績表の写しなど。処分のため持ち帰った教職員が3月29日、実家の畑で焼却、完全に燃えたと思っていたという。
町教委によると、町は機密文書を処理する際に学校にも日時を伝えているが、すべて持ち込むような指示はしていないという。同校によると、昨年は町の処理に持ち込んだが、今年は、1月末に処理があったばかりで当分予定がなかったため、校長の判断で独自に処理したとしている。=4月28日 信濃毎日新聞=