2050年に日本の二酸化炭素(CO2)排出を90年比で70%削減するために進めるべき12の提案を、国立環境研究所などの研究チームが22日発表しました。
太陽光や風力などの地域エネルギーを最大限に活用することや、歩いて暮らせる街づくり、低炭素型製品を開発・販売する企業経営などを挙げ、産業など部門ごとの削減分担も示しています。
長野県は、村井知事が地球温暖化を目指していることもあって、削減の努力は放棄しています。
マイナス6%の目標は捨て去り、京都議定書の約束期間である2012年に3.5%の増加という、とんでもない目標を掲げています。
足りない分は、森林税を徴収するから森が吸収するとした破天荒な論法でごまかしています。
村井知事はやらなくても、村井を選ばなかった賢明な県民は自助努力を続けます。
我が家は、すでに一般家庭(5人家族)の90年比で58%の削減を達成しています。
2050年に70%削減というさらに高いハードルが示されましたが、この先42年で12%の上積みですから簡単なことだと思っています。
しかし、先延ばしするのではなくできる限り前倒ししようとする努力が大切なので、今後のスケジュールを考えてみます。
12%の上積みは、CO2にすると500kg弱に相当します。
削減のターゲットは、電気(720kg)とガソリン(740kg)に絞り込まれます。
解決策はズバリ、太陽光発電と電気自動車。
今すぐにでもやろうと思えばできますが、数百万円の投資が必要となり、「誰もが気軽にできる」金額ではありません。
我が家の温暖化防止策の特徴は、『普通の家に暮らし、最小限の投資で最大限の効果を得る』にあります。
先日取り付けた太陽熱温水器は、40万円のシステムを4千円で取り付けたから、市価の99%offでした。
太陽光発電が低価格となって普及が進み、頻繁な更新時期を迎えるのは10~20年後だと思うので、その頃になれば低価格で太陽光で発電した電気を動力源にして自動車を走らせることが可能になると思います。
冒頭の画像のような太陽電池パネルを搭載した自動車が普及する可能性もある。
「外食に出かける回数を一回我慢した」程度で、温暖化防止の効果をあげるためには、知恵と工夫が必要です。
さらに、それを後押しする政治の先見性が求められます。
自民党の利益だけを考えて、「総選挙はできるだけ先延ばしにするぞ」と、使い古しの小泉元首相が檄を飛ばすような政党に任せておけるはずがありません。
地球の未来を壊すも救うも、今の私たちにゆだねられています。
2050年の目標である70%削減を前倒しするために一番必要なことは、自民党を政権から引きずりおろすことだと思います。