読売グループが自民党広報メディアとして活発に活躍しています。
今朝8時からの”ウェークアップ”は、『福田首相退陣怒りの声』と、タイトルは勇ましいがコメンテーターは自民党が勢ぞろい。
野党からは民主党で最も自民党に近いとされる前原氏が一名のみ。
福田首相の無責任辞任の言い訳と、自民党内部の総裁選を宣伝するために公共の電波を独占している。
読売新聞は社説を見ても明らかなように自民党政権を支持し、一般国民と敵対するマスコミの地位を確固たるものにしています。
読売グループの会長は、あのナベツネ。
政界を陰で操るのは自分だと豪語してやまない自称ゴッドファーザーは、WBCの監督人事にも世論を無視して、北京五輪で大失態を演じた星野続投を強烈にアピール。
大相撲の風紀を乱す先陣を切る朝青龍を横綱に推挙した横綱審議委員でもあり、スポーツ界を汚染する元凶となっています。
大麻疑惑で国技の信頼が失墜している大相撲の報道姿勢を見ても明らかです。
社説で「角界大麻疑惑 「国技」の信頼は保てるのか」と批判した毎日新聞は、関連記事『相撲 大麻』の検索記事は99件に上る。
次いで朝日新聞が32件に対して、最も少ないのが読売新聞で18件にとどまる。
グループ会長が関連する相撲協会の不祥事をできるだけ世に出さないようにする努力の跡がうかがえます。
このような庶民の敵が黒幕として支援する自民党が生き残るためには、きれいごとは捨てる覚悟ができていると思います。
福田後継を選ぶ党内の権力争いが、いつの間にか総選挙の顔見世興行に利用されてしまっている。
これを読売グループの総力を挙げて、読売新聞と読売テレビ(日テレ系)で国民に垂れ流す。
朝日新聞や毎日新聞を初めとしたマスコミの『読売包囲網』に日本のモラルを託すしかありません。