気温が10度を下回るようになると、リーフは電費が悪くなる。
タイヤが主な原因です。
リーフの純正タイヤ(エコピアEP150)は低温特性に劣るので、10度以下の気温だとスタッドレスタイヤの方が電費が良くなってしまう。
スタッドレスタイヤは一般的に燃費が悪くなると考えがちだが、タイヤが柔らかいので転がり抵抗は悪くないし、低温特性に優れるので寒い時期は純正タイヤよりもエネルギーロスが少なくなります。
ところがリーフのタイヤサイズは特殊な部類に入るから、スタッドレスタイヤを安く手に入れることが難しい。
そこで考えられるのがインチダウンです。
インチダウンの利点は
1)プリウスのサイズ(195/60R15)が使えるから大量に出回って安売りもある。
2)ホイールも大量販売の恩恵で安く手に入れやすい
3)軽量になる
欠点は
1)ブレーキキャリパーとの干渉に注意してホイールを選ぶ必要がある。
2)耐荷重が基準値を下回らないように注意してタイヤを選ぶ必要がある。
3)インチアップは大好きでもインチダウンは許せないという人がいて、いろいろと文句を言われる。
欠点というよりも通常のタイヤホイール選びの基本を守ればインチダウンに何ら問題はないということです。
インチダウンするとグリップ性能やブレーキ性能が落ちるなどとネットからの借り物の知識で否定する人がいますが、何の根拠も示せないタダの思い込みです。
タイヤメーカー、ホイールメーカーは利益率の高い「薄いタイヤと大きなホイール」を売りたいという罠にはまっている愚かな人ですね。
リーフは車重があるから幅を狭くしてはダメというもの同じで、ロードインデックスの意味を全く理解していないことの裏返しです。
本末転倒なのが、幅と16インチにこだわるあまりに外径を大きくしてしまうこと。(例えば205/60R16)
外径寸法の重要性>幅やホイール径ですからね。
うちのリーフは、
・電費にこだわらない日常用は純正ホイール+タイヤ
・航続距離を稼ぎたい遠出にインチダウンしたS15シルビアホイール+エコピアPZ-X
・冬用スタッドレスはインチダウンした車外ホイール+ダンロップDSX
を使い分けています。
もちろん日産の点検では問題ないし、車検も通る。
《参考資料》
インチダウン(Wikipedia)
近年、新車時のメーカー純正サイズ自体、ユーザーの嗜好に追随する形でオーバースペックなサイズ設定で販売されている車種が増えているが、コストとの兼ね合い等から上級車種やホットモデルを除けばブレーキサイズは小径のままの場合が大半を占める。そのため、適切なサイズにインチダウンすることにより、居住性の向上だけに限らず、運動性能の改善、維持費の低減などのメリットがあるという考え方の元でマニアックなユーザにより行われることもある。
特に寒冷地ではスタッドレスタイヤにはきかえて使用することが常識的であるため、ノーマルタイヤとは別に1セットタイヤとホイールを購入するのが一般的である。その際に、特に上位グレード車種の場合、下位グレードのサイズのスタッドレスタイヤ、アルミホイールを購入し冬期の維持費を下げることが一般的に行われている。