駒ヶ根市役所が機能不全に陥りそうです。
理由はただひとつ。
杉本市長の指導力が不足しているからです。
市長になって10ヶ月が過ぎましたが、杉本市政の展望が一向に示されません。
市長の意向を聞きだそうとしても「市民がこう言っているから」と自分の責任で方向性を示そうとしません。
来年度予算の編成に入っている各部局は、『無難な』予算組みに落ち着くしかない状況です。
景気もよく、さしたる難題もない恵まれた環境ならそれでも良いでしょうが、現実はまったく逆です。
地元の景気は底を尽き、昭和伊南総合病院は存続の危機に立たされている。
即座に対策を施さないと取り返しがつかない危機的状況にある。
12月2日からは市議会が開会しますが、杉本市長の下で停滞する市政が厳しく追及されます。
自分のリーダーシップの無さを補うために、協働のまちづくり市民会議(略称百人委員会)へ自身の後援会員を多数送り込み、市政改革を代行させていることなど、姑息な手法が批判にさらされることになると思います。
市民の負託を受けて市長という重責を担ったにもかかわらず、重要な事案は市民に丸投げする、今の杉本市長のやり方を大多数の市民は信頼できません。
選挙で支えてくれた後援会に頼りたい気持ちも分からないではありませんが、それではあまりにも情けない。
気の合う仲間に支えられてはいますが、孤立してしまっている杉本市長。
意見が対立したり、思いのままに動いてくれない市民は遠ざけてしまうので、偏った人材登用が目立ちます。
直面する難題を解決するためには、お仲間だけでは力不足です。
杉本市長が県の職員だったときには、上司の意向に沿って無難な行政手腕を発揮していればよかったでしょう。
しかし、今の職責は誰かに頼って、それにすがってそれなりの仕事をこなせばよいお役所仕事では行き詰ってしまいます。
杉本幸治の意識が市長の重責を担うリーダーにふさわしいものに成長するまで待っている余裕はありません。
できないなら、選挙を支えてくれた仲間に助けを求めるのではなく、現在チームを組んでいる市職員に助けを求めるべきです。
仲良しグループの外部にいる圧倒的多数の人材に声をかけるべきです。
杉本市長を裸の王様として、もてはやしている余裕は駒ヶ根市民にはありません。