森元総理が駒ヶ根に来るというので出かけてみました。
壇上には、自民党の飼い犬となった杉本・駒ヶ根市長もいました。
あいさつに立った彼の口からは、宮下一郎を称賛する美辞麗句が並べられ、杉本幸治が無所属で市長選に臨んだと思いこまされた駒ヶ根市民の多くは聞くに堪えない思いだったと思います。
でも、会場に来ていたのは自民党の連中ばかりなので、市長はもともと味方だと知っていたと思います。
さて、森さんの話ですが、コメントする価値もありません。
ただただ長いだけ。
一時間の語る会で、一人で45分ほども話し続けるKYな人だというのが率直な感想です。
話の中身は、民主党の悪口ばかりではなくて身内の自民党もやり玉にあげて、延々と世襲候補の擁護に終始しました。
宮下一郎とその横に並んだ父創平のコンビに免罪符を与えようとして、だらだらと長時間にわたって世襲の言い訳が続きました。
退屈な森さんの話の途中では、会場で居眠りする人も少なくなく、抑揚がなく、話の盛り上がりに欠ける退屈な時間を自民党の支援者ですら持て余していました。
続いて登壇した主役のはずの宮下一郎は、これまた演説とは言い難い一人語り。
自分の話に感極まって絶句するところもあって、会場との一体感など微塵もありませんでした。
大げさではないことは、宮下一郎の演説の途中でほとんど拍手が起こらなかったことが示しています。
主役の決意表明が述べられているというのに、会場に詰めかけた300人ほどの支持者が拍手で喝采しないのは異様な光景でした。
両者の話の内容には、日本のこれからを語る力強さは探し出せません。
目の前の選挙を勝ち抜いて、会場で熱視線を送る土木業者や利権団体の関係者に無駄な公共事業をばらまくことしか頭にないようでした。
道路をつくるためには宮下一郎が必要だ。
駒ケ根商工会館の会議室で語られた森元総理の話も、杉本・駒ヶ根市長の話も、結局はそこへ行きついてしまう。
国民の税金に群がって自分たちの懐を温めようとする金の亡者の集会という感じでした。
日本を食い物にする自民党とその支持者たちの罪の深さを、より一層痛感した一時間半でした。