我が家の次なる温暖化防止対策として「電動バイク(スクーター)」を導入した。
一円で3km走れるというのが売り文句だ。
ガソリンで走る原付バイクの燃費を40km/Lとすると、一円だと0.3kmしか走れないので10倍の差がある。
値段は原付スクーターが15万円前後なのに電動スクーターは20万円以上が相場だからちょっと高めだ。
ところがオークションを眺めていたら半値以下で新車が出品されていた。
締切2時間前というから気が付いたのは全くの偶然。
話はちょっと外れて、電動スクーターを買おうと思ったのは、来年春から高校に通うのが二人になる。
伊那の北の方にある高校に行くと決めているようなので、電車で通学する可能性が高い。
通学電車に連絡するバス路線を作らない駒ヶ根市の無策ゆえに、親が送り迎えしなければならない。
できる限り子供にも自力で駅まで行かせたいので、すでに電動アシスト自転車を導入しているが、夜の帰り道を自転車では女の子には危険なので軽トラックに乗せて迎えに行くことになっている。
ところが二人となると軽トラックでは役に立たない。
一人は自力でかえって来てもらわないとならないわけで、そうなるとバイクという選択肢になる。
ガソリン車では芸がないので電動バイクが浮上してきたというわけである。
電動スクーターにもいろいろあって、中国製の安ものだと6万円を切る価格で売られていたりする。
今回購入したプロッツァEV-R55は車両本体:207,900円と専用充電器:18,900円で23万円近くもする。
が、運よく8万7千円で新車を手に入れることができた。
オークションの出品者のお宅から運んでもらうのにバイク運送で1万5千円かかったが、トータルでも10万2千円と半値以下だ。
原付スクーターよりも安い。
試乗は、登録してナンバープレートが付いたあとになるが、こそっと家の周りを走ってみた。
急坂はやはり厳しいが、平坦な道路なら力強く走る。
駅の行き帰りくらいだったら十分に実用的だと思う。
ただし、娘は原付免許を持っていないので、学校の許可をもらって、講習を受けて、受験してと、時間が相当かかりそうだ。
それまでは妻の通勤の足になる。
冬だから車との併用になるだろうが、1km走るのに10円以上かかる乗用車に比べて0.3円の電動スクーターの経済性は魅力的だ。
仮に、往復10kmの通勤で毎日自家用車だと25000円のところ電動スクーターだと800円!!!
4年で元が取れてしまう。
実際は、天気が悪い日や寒い日は乗らないだろうから半分に割り引いて考えても、一年で一万円以上の経費の差が生じる。
CO2の発生量も経費の差と同様だから削減効果はかなり大きい。
バッテリーの寿命がどのくらいなのか検討がつかないが、たまたま入手した電動スクーターは「懸賞当選品」だったということで、替えバッテリー(21000円)無料券のおまけつきだった。
早速、充電器を接続する電源系統にワットチェッカーを取り付けて電力使用量を測定し始めた。
電動アシスト自転車のバッテリーも同じ電源から充電するように配線したので、少なくとも一年間はデーターをとってみたい。
カタログスペックと実態の違いなどが出てくると面白いと思う。