民主党の小沢幹事長が窮地に立たされた。
検察審査会が小沢氏の資金管理団体をめぐる土地取引事件で起訴相当の議決をしたことで、進退の判断をいつするのかが焦点になる。
検察が起訴しないでいると三ヶ月後には再議決で強制起訴の可能性がある。
三ヶ月後といえば参院選の最中だ。
このタイミングで幹事長が起訴されれば、最悪の事態になる。
法的に問題があるかどうかではなく、民主党政権の浮沈を小沢幹事長の土地取引事件が握ってしまっている。
自らが判断したことにするか、鳩山首相のリーダーシップ演出のために更迭の形にするか。
選挙がすべての小沢さんはいつ、どのタイミングで判断するのだろうか。
今日は、他にも重大なニュースがあった。
自民党を離党した与謝野と桝添の両氏が、自民党から除名処分になった。
自民党の比例候補で得た議員の身分を、身勝手に利用する不心得者には当然の報いだ。
法の不備をついて新党を立ち上げた二人には、参院選で厳しい仕打ちが相当だと思う。
国会はこのような不心得者が出ないように、比例代表当選者は離党と同時に失職するという法改正に臨むべきだ。
小沢幹事長の問題も、桝添・与謝野の問題も、国会の不作為で法律に抜け穴が用意されているから発生している。
国会議員は、国民を法律でしばる以前に、より厳しく自らに法の縛りを強めるべきだ。
議員特権に胡坐をかくようでは、国会議員の資格はない。
国会の冒頭審議は、国会議員の法律強化に限るという法律から作る必要があるな。