太陽光発電は多くのメーカーが販売しているので、どれがいいのか選ぶのは大変だ。
選ぶポイントも価格、接地面積、屋根形状など人それぞれ。
●面積当りの発電量
限られた屋根にできるだけ載せたいと思ったら発電効率で選ぶことになる。
代表的な太陽光発電メーカーのモジュールを単位面積当たりの発電量で比較してみました。
※inv:インバーター(パワコン)効率を見込んだ発電量
米サンパワー社製のモジュールを使う東芝と、三洋が抜きんでている。
次にサンテックパワーとシャープの191wが来るが、シャープの191wは受注生産で納期の見込みがつかないから、選択肢に入れない方がよさそうだ。
三菱、京セラ、シャープは団子状態。
ホンダと昭和シェルはひろ~い屋根じゃないと載せられませんね。
ここで大事なのが、面積当りの発電量が低いとモジュール(パネル)の設置枚数が多くなってしまうということ。
それに応じて架台の数も増えるので工事費がかさんでしまう。
●発電量当たりの価格
次に、発電量当たりの価格で比べてみる。
概ね上の表の正反対になる傾向を示している。
面積当りの発電量が低い分、価格を抑えないと買ってもらえませんからね。
※パワコン効率は4kW用を基準
細かく見ていくと両表ともに上位に食い込んでいるシャープのND-160BWが良さそうだ。
三菱と京セラは、面積も価格もバランスが取れている。
サンテック、東芝、三洋は高価だからこそ、屋根は狭いができるだけ発電量を確保したい時にコストを度外視した選択になる。
これらの比較は、あくまでも定価ベースであって、実勢価格だと順位は大きく変動する。
価格には地域性もあるので、全国一律にどこのメーカーが良いと決めつけることはできない。
設置を考えている人は、価格重視なのか面積効率優先なのかで表の見方を変えることになる。
我が家は価格重視なので、検討の当初はシャープに標準を当てていたが、屋根構造でアウト。
ホンダも同じく載せられないとの理由で選択肢から外れた。
表にはないがサニックスが最終選考に残っていたものの、標準システム以外は原則として販売しないという定型販売なので脱落した。
三菱で詳細を詰めていたところに、サンテックが格安で入手できるとの情報が舞い込んで来て、現在調査中です。