長野県議候補の佐々木氏の選挙ビラは、村井県政への賛辞で埋め尽くされています。
県議の役割は、県政のチェックであり、よく使われるフレーズの「是々非々」が当然であるべきです。
ところが、佐々木候補のビラには「非々」が見当たりません。
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知事のすること成すことすべてを褒め称える腰巾着では県議は務まりません。
選挙に勝つためには、村井知事と一心同体であることをアピールする戦略でしょうが、
有権者の立場からすれば、役割を放棄した無能県議となる危ない候補だと感じます。
佐々木候補のビラは、長野県公式サイトの内容を丸写しです。
候補独自の政策をアピールするのが選挙ビラだと思いますが、佐々木候補は自身の政策を投げ打ってまで村井知事の賞賛に徹しています。
ビラに書かれているのは、駒ヶ根市づくりと村井県政アピールの羅列です。
県議の最重要課題が出身地域の開発であるとは、常識ある有権者ならあきれてしまうでしょう。
さらに、本来の職務である県政のチェックに臨む姿勢が、
□ 「我が意を得たり」佐々木祥二がかねてより主張していた経済政策が村井知事の手で実現されました。
□ 村井知事を始め、県当局が練りに練った知恵が結実したのが新年度予算。
諸手を挙げて村井知事と県当局を褒め称えるでは、何ができるのでしょうか?
挙句の果てには、県議候補のビラなのに大半が県の施策紹介です。
・当初予算案の特色 平成19年度当初予算案のポイント
・主な新しい施策
・県内産業、地域経済の取り組み
・地域づくり施策
長野県の公式サイトにある
「平成19年度当初予算案のポイント」(←クリック)と見比べれば、丸写しなのが一目瞭然。(リンク先はPDFファイルです)
それもそのはずです。ビラの冒頭のメッセージが、
村井知事 佐々木祥二後援会事務所に激励訪問!
村井知事と共に新生長野県の再生をめざして頑張ります。
村井知事は、就任早々に知事選の選挙対策本部長であった腰原氏を副知事に任命しました。
さらには、自身の私設秘書の三人を県の職員とし、そのうちの一人は今回の県議選で村井知事の腰ぎんちゃくとなる県議候補の応援が特命です。
知事が県政遂行への障害を排除しようとするのは、自身に都合が良い環境を作るためであり、度を越さない限り容認されるものです。
しかし、村井知事の場合は、知事選挙で支援してもらった見返り人事と、秘書給与肩代わり人事、
さらに、県の職務とは無縁の県議の選挙支援スペシャリスト人事です。
これらの県政私物化に加えて、子飼いの県議を議会に送り込み、県議会を無力化する企みであることは賢明な諸氏はお気づきでしょう。
佐々木候補が、村井知事の子飼いの県議であることは、自身の後援会ビラが証明しています。
県議の職務とは何か!
候補を選択する最重要なポイントを見誤らないようにしたいと思います。