・産経新聞は原発ムラの広報誌
産経新聞の原発再稼働キャンペーンが目に余る。
特にこの記事はひどい。
節電意識、猛暑にかなわず 太陽光発電は限界露呈 産経新聞 2013/07/29
「脱原発派が過大な期待をかける太陽光発電の限界が浮かび上がる。(小路克明)」という表現は、ジャーナリストとしての中立性は微塵も感じられない。
「脱原発の“切り札”として期待される太陽光発電が、電力不安の解消に寄与しない」とまで言い切っている。
理由はこうだ。
『今夏は午後4時台以降にピークを迎える日が増えた。これまでは、最も気温が上昇する午後2~3時台が最大となることが多かった。
ピークがずれた理由は、太陽光発電だ。
太陽光発電は日が高い昼前から午後3時ごろに発電のピークが来る。この時間帯は家庭の屋根に取り付けられた太陽光が十分に発電し、家庭内の電気を賄う。
ところが、日射量に大きく左右される太陽光発電は、日が傾く4時ごろから出力が一気に下がる。(中略)
どれだけ普及しても、太陽光発電が電力のピークカットに貢献できるのは、正午前後の数時間に過ぎないことがデータから明らかになったといえる』
太陽光発電がピークカットに有効であることが、さも逆説的に悪影響を及ぼしているかのように記述する恣意的な表現。
この記者の本音は、ここにある。
『さらに、原発長期停止が引き起こす電力不安は、アベノミクスによる景気回復への期待に水を差す』
安倍シンパで、原発村に依存する偏向記者ですね。
《産経新聞が原発ムラの広報誌であることが明確になる主張》
原発なしでは行き詰まる…政治は早く正常化を 産経新聞 2013/07/28
【主張】エネルギー計画 「原発利用」を明確に示せ 産経新聞 2013/07/28
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