・こどもの急な発熱にも慌てないで
冬はインフルエンザを筆頭に感染症の危険がウヨウヨです。
子どものいる家庭では、突然の発熱でオロオロすることも。
信州に引っ越してきた当日、引越しの荷物も届いていない新しい住処で、深夜に長女が発熱しました。
主な荷物は翌朝に届く予定で、手荷物しかもっていない状態ですから体温計すら持ち合わせていませんでした。
かぜ薬も無い、緊急当番医もわからない、インターネットもない、当時は携帯も無い。
ないない尽くしでできることといったら、子どもの様子を見続けて、適切な対応は何かを考えること。
幸い、うちの奥さんは保母さんなので最低限の子どもの病気への対処法は身につけている。
しかし、パニックになりかけているので落ち着かせるのがわたしの役割。
あの時は本当に困った・・・。
その点今は、いろんな面でサポートが手厚くなってきた。
子どもの様子がおかしくても、困ったときに助けになるサイトが用意されている。 ⇒
子どもの救急 日本小児科学会
緊急なのか様子を見ていいのかが判断できます。
分からないからとりあえず救急病院へといったコンビニ感覚が小児科救急の現場を苦しめていることを考えると、医療を受ける側が適切な選択をすることは当然求められます。
子どもが大変なんだからといった親側の主張もごもっともだが、不要不急の患者で医者も大変なことを知っておくべき。
大変なのはお互い様なんだから、本当に大変なのか、大変だと思い込んでいるのか、自己判断することも大事です。
『こどもの救急』のはじめの言葉が重い。
このホームページには大きな目的があります。
それは、「小児救急医療受診者を減少させる」ことです。
おかあさん方にしてみれば、「こどもが病気になったとき、いつでもどこの病院でも適切な診断・治療が受けられるようにして欲しい」という思いがあり、この目的を疑問視する方もいるかもしれません。
しかし、小児救急医療は現在厳しい状況におかれており、ぜひとも、今すぐにおかあさん方にご協力いただきたいのです。
まずは現状を知ってください。そして、おかあさんご自身にできることを考えてください。
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