2011年01月25日
・ドクターヘリは長野県民のためならず
長野県に新たに配備が検討されているドクターヘリは、信州大学を基地にすることになりそうです。
阿部知事の公約で多額の予算をつぎ込むにしては、お粗末な計画だね。
県知事選の最中、ドクターヘリが争点のひとつとして浮上してきたので、長野県内の救急医療関係者にリサーチしたことがある。
細かな内容は言えないが、阿部知事のいう「ドクターヘリ一機増設」は、県民のニーズに応えようとしているのではないことが分かった。
今回の選定の経過ならびに理由を見ればお分かりいただけると思う。
ドクターヘリの本来の目的であるはずの救急搬送に支障がある地域ではなく、長野県の医療の中枢である松本に置かれるのはなぜか。
県民の命を救うためではなく、長野県医師会の都合が優先しているのです。
ドクターヘリを餌に救急専門医の県内の定着やレベルアップすることが本当の目的です。
さらに、ドクターヘリは2機配備で県人口の83%をカバーできるというが、面積では65%にとどまる。
この数字の差は、阿部知事の再選のための策略に他ならない。
ドクターヘリの恩恵を受けられる有権者の数を最大化することを優先したのだ。
大した票数を稼げないへき地は切り捨てられてしまった。
昨夏の知事選挙で、阿部は「交通の便が悪い地域では緊急性の高い病気に対する不安が広がっている」と南信で訴えていた。
配備先が飯田下伊那地域になるとの幻想を有権者に抱かせるための策略だった。
南信の長野県民は、阿部知事にまんまとはめられてしまったのだ。
多くの医療スタッフが擁し、現在の機能を低下させずにヘリの運行が可能というのが、検討委員会の委員長を務める長野県医師会長の言い分だ。
言い換えれば、ドクターヘリを受け入れさせるのに、苦労しなくてすむところを選んだわけだ。
楽したかったんですね。
阿部県政は、県民のために県知事がリーダーシップを発揮するのではなく、あいまいな発言をしておいて、検討委員会や諮問委員会に都合のよい結論を出させる。
官僚出身の知事らしい、姑息な県政運営がこれからもつづく。
**本日の発電量 51.3kwh
-第一発電所 24.5kwh
-第二発電所 26.8kwh
阿部知事の公約で多額の予算をつぎ込むにしては、お粗末な計画だね。
県知事選の最中、ドクターヘリが争点のひとつとして浮上してきたので、長野県内の救急医療関係者にリサーチしたことがある。
細かな内容は言えないが、阿部知事のいう「ドクターヘリ一機増設」は、県民のニーズに応えようとしているのではないことが分かった。
今回の選定の経過ならびに理由を見ればお分かりいただけると思う。
ドクターヘリの本来の目的であるはずの救急搬送に支障がある地域ではなく、長野県の医療の中枢である松本に置かれるのはなぜか。
県民の命を救うためではなく、長野県医師会の都合が優先しているのです。
ドクターヘリを餌に救急専門医の県内の定着やレベルアップすることが本当の目的です。
さらに、ドクターヘリは2機配備で県人口の83%をカバーできるというが、面積では65%にとどまる。
この数字の差は、阿部知事の再選のための策略に他ならない。
ドクターヘリの恩恵を受けられる有権者の数を最大化することを優先したのだ。
大した票数を稼げないへき地は切り捨てられてしまった。
昨夏の知事選挙で、阿部は「交通の便が悪い地域では緊急性の高い病気に対する不安が広がっている」と南信で訴えていた。
配備先が飯田下伊那地域になるとの幻想を有権者に抱かせるための策略だった。
南信の長野県民は、阿部知事にまんまとはめられてしまったのだ。
多くの医療スタッフが擁し、現在の機能を低下させずにヘリの運行が可能というのが、検討委員会の委員長を務める長野県医師会長の言い分だ。
言い換えれば、ドクターヘリを受け入れさせるのに、苦労しなくてすむところを選んだわけだ。
楽したかったんですね。
阿部県政は、県民のために県知事がリーダーシップを発揮するのではなく、あいまいな発言をしておいて、検討委員会や諮問委員会に都合のよい結論を出させる。
官僚出身の知事らしい、姑息な県政運営がこれからもつづく。
**本日の発電量 51.3kwh
-第一発電所 24.5kwh
-第二発電所 26.8kwh
2009年10月14日
・昭和伊南は伊那中央の補完でもいい

『地域医療再生事業 上伊那医療圏選定される』 =2009/10/14 いなまい・ドットコム=
地域医療の課題を解決するため、長野県が策定する事業を実施する「地域医療再生事業」に、上伊那医療圏が選定された。
これは13日、長野県庁で開かれた県医療審議会で報告され、了承された。
県内で厳しい医療環境にある上伊那と上小の2医療圏が選ばれた。
審議会で示された計画によると、上伊那では伊那中央病院、昭和伊南総合病院、辰野総合病院の公立3病院で新たに「公立病院運営連携会議」を設立し、3病院の将来的な経営統合を見据えて、機能分担と連携のあり方を検討する。
伊那中央病院は、第3次救命救急センターを担う病院と位置づけ、現在ある「地域医療センター」を一部拡充するほか、5年のうちに救命救急センターへの指定を目指す。
昭和伊南総合病院は、「地域医療支援リハビリテーションセンター」を整備し、2次救急から回復期を担う病院に、辰野病院も2次救急から回復期を担う病院として体制を整備する方針。
機能再生を推進するため、電子カルテなどによる診療情報を共有する地域連携ネットワークも整備するとしている。
そのほか、伊那中央病院に「内視鏡トレーニングセンター」を整備し、全国からトレーニング医師を受け入れ、医師不足の解消につなげたい―としている。
これらの事業は国から25億円の補助を受け、5ヶ年計画で実施される予定。
◇ ◇
県医療審議会の考え方は道理にかなっていると思う。
昭和伊南病院が位置する駒ヶ根市では、過去の栄光が忘れられずに「誇りある昭和伊南が伊那中央の補完病院になってしまう」などと、たわ言が言い続けられている。
伊南行政組合の議員の発言だが、存続の危機に直面しているという危機感が感じられない。
自治体が運営する病院は全国各地で経営難に陥っている。
自民党の失策が根本原因だが、これへの対処に乗り遅れた昭和伊南病院では赤字経営が止まる見込みがない。
抜本的な経営改善に取り組んではいるものの、赤字幅を縮小するのがやっとで黒字化の目途は付いていない。
地域医療の拠点は名実ともに伊那中央病院が担っている。
駒ケ根の過去の誇りなどは何の役にも立たない。
地域医療のなんたるかを考えるときに、「誇りある・・・」などと言っている議員こそが再建の阻害要因である。
「昭和伊南はどうなってもいいのか」というのもあったようだ。
昭和伊南がどうなろうと、上伊那地域の医療体制が盤石のものとなることが重要だ。
昭和伊南をどうにでもして、伊那中央や辰野と連携できるように知恵を出し合う時だろう。
病院の運営を再考するには、既得権益にすがる不徳の議員たちはご遠慮いただこう。
伊南の地方議員には、ろくでもないのがほとんどだから、これほど重要な案件を任せるわけにはいかない。
ここは県の医療審議会にお任せした方が得策だろう。
2009年09月12日
・駒ヶ根市内に産院が開業するらしい
駒ヶ根市に待望の産婦人科医院が開業する見込みだそうです。
場所は、菅の台、でわかりますかね。
「こまくさの湯」のすぐ東隣です。
どんな病院になって、地域のお産にどのような影響をもたらすのか、関係者のみならず関心が高まります。
高齢者施設との併設になるようなので、駒ヶ根市の福祉施設としても重要な位置づけになるのではないでしょうか。
先日、この医院の建設予定地にお呼び出しをいただいたので、出かけてきました。
医院の建設とは直接の関係はないのですが、隣接する敷地に林立する立木を伐ることになり、知り合いの地主から「もらってくれないか?」と誘われました。
なんで木を伐るのか?との問いに、産婦人科の病院が建つことと、近くに自宅も建てるのだと、地主や建設会社の担当者がいろいろと教えてくれました。
『ゆりかご駒ヶ根高原レディスクリニック』という名称で、昭和伊南総合病院に6月に着任した山田医師が開院するらしい。
婦人科の医師不足で悩んでいた昭和伊南総合病院では、待望の婦人科の医師として期待されていましたが、開業を機に医師がいなくなってしまう。
就任当初から、翌年の5月には市内で開業し、お産も扱うことが既定路線として報じられていました。⇒=長野日報= 昭和伊南病院に婦人科医着任 外来拡大、入院にも対応
一年足らずのピンチヒッターだったんですね。
昭和伊南総合病院は昨年4月以来、産婦人科の常勤医師が不在で、外来診療は非常勤医が週4日行っていた。
伊那中央病院に産科の患者のほとんどを引き受けてもらい、さらに医師の派遣を受け、多大な支援を受けている。
難度の高いお産は伊那中央病院が担い、こだわったお産は駒ヶ根市内に点在する助産院が受け持ち、一般のお産は開業医が面倒をみる。
多様な選択肢が用意された『豊かなお産環境』が整えられていくような感じがする。
場所は、菅の台、でわかりますかね。
「こまくさの湯」のすぐ東隣です。
どんな病院になって、地域のお産にどのような影響をもたらすのか、関係者のみならず関心が高まります。
高齢者施設との併設になるようなので、駒ヶ根市の福祉施設としても重要な位置づけになるのではないでしょうか。
先日、この医院の建設予定地にお呼び出しをいただいたので、出かけてきました。
医院の建設とは直接の関係はないのですが、隣接する敷地に林立する立木を伐ることになり、知り合いの地主から「もらってくれないか?」と誘われました。
なんで木を伐るのか?との問いに、産婦人科の病院が建つことと、近くに自宅も建てるのだと、地主や建設会社の担当者がいろいろと教えてくれました。
『ゆりかご駒ヶ根高原レディスクリニック』という名称で、昭和伊南総合病院に6月に着任した山田医師が開院するらしい。
婦人科の医師不足で悩んでいた昭和伊南総合病院では、待望の婦人科の医師として期待されていましたが、開業を機に医師がいなくなってしまう。
就任当初から、翌年の5月には市内で開業し、お産も扱うことが既定路線として報じられていました。⇒=長野日報= 昭和伊南病院に婦人科医着任 外来拡大、入院にも対応
一年足らずのピンチヒッターだったんですね。
昭和伊南総合病院は昨年4月以来、産婦人科の常勤医師が不在で、外来診療は非常勤医が週4日行っていた。
伊那中央病院に産科の患者のほとんどを引き受けてもらい、さらに医師の派遣を受け、多大な支援を受けている。
難度の高いお産は伊那中央病院が担い、こだわったお産は駒ヶ根市内に点在する助産院が受け持ち、一般のお産は開業医が面倒をみる。
多様な選択肢が用意された『豊かなお産環境』が整えられていくような感じがする。