2015年03月16日

低炭素基準値の61%


住宅の省エネ基準が新しくなります。
経過措置として認められていた旧省エネ基準の適用が今月末をもって打ち切られます。
4月からは平成25年基準のみが認められます。

自宅が新基準に適合しているかご存じでしょうか。
少なからぬ住宅建築の関係者が省エネ基準が新しくなったことに適応できていないと思われます。

自身で確認することもできるので挑戦してみましょう。
(住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム)
http://house.app.lowenergy.jp/

我が家を概算した結果が画像の一覧の値。
設計一次エネルギー消費量は低炭素基準値の61%でした。
かなり優秀?
いや、基準が甘い!

これから家を建てる人はもちろん、建ててしまったけど自身の無い人や、自宅に対して裏付けのない自信(過信?)を持っている人もチェックしてほしいですね。




《補足:我が家の評価値》
次世代省エネ基準Q値:1.75(北海道以南の全地域基準クリア)
平成25年基準UA値:0.45(日本全国基準クリア)
これでも省エネ性が十分だと思っていないので、本基準は手ぬるい。  
Posted by komachan at 08:16Comments(0)断熱リフォーム

2013年12月14日

・最終の冬囲い



最終冬囲い。

子供部屋の北側にある出窓に50ミリの発泡スチロール板を挿入しました。
外側から①中空ポリカ外窓、②単板ガラス窓、③単板ガラス内窓、④発泡スチロール板、⑥中空ポリカ障子
これで熱貫流率は0.47 (W/m2・K)と断熱材入りの壁と同じになり、窓というよりも外の明るさを取り込める壁になりました。

初期の窓からすると125wの断熱性向上となり、単体では大した数字ではありませんが、住宅の断熱というのは小さな積み重ねが暖かさを生み出します。
外気温がマイナス10度なら6400kw(5500kcal)で家全体を暖房できます。
省エネルギー基準以前の古い家としては突出していると思います。

小さな薪ストーブひとつで家全体を暖められるからヒートショックもない。
ヒートショックの死者は年間で一万七千人に上るから、最低限の省エネ基準も守らない粗悪な住宅を建て続けている工務店や設計者は殺人者と一緒ですね。  
Posted by komachan at 11:15Comments(0)断熱リフォーム

2013年03月19日

・復興エコポイントでベーコン


窓を断熱したオマケでいただきました。
このサイズのベーコンを延べ6個もらう予定です。

復興支援・住宅エコポイントは、最低でも半分は商品を購入して東日本大震災の復興に役立てるというもの。
特別な食材も候補に上がりましたが、日常で消費するものが無駄無くていいのではないかということでベーコンに決まりました。  
Posted by komachan at 19:45Comments(0)断熱リフォーム

2013年02月08日

・網戸で断熱外窓


今日は寒波の戻りで一日中氷点下でした。
でも、家の中ではストーブを焚かずに暖かくしていられます。
その秘訣の一つ、外の寒さを家の中に影響させない工夫を紹介します。

【網戸外窓】

文字からだと何のことか理解するのは難しいと思いますが、網戸を利用した断熱用の外窓です。

構造は単純で、網戸の枠に両面ファスナーを貼り付け、中空のポリカーボネートを取り付けてあります。
周囲にすきまモヘヤシールを貼り付けて気密構造にします。
これだけで、単板ガラスのサッシの3倍の断熱性能になります。

冬は外窓、夏は網戸として使い分けられます。
おそらく日本中のどこを探しても、これはうちのオリジナルではないかな。

画像:左側が断熱網戸、右側が普通の網戸  
Posted by komachan at 18:50Comments(0)断熱リフォーム

2012年05月07日

・5月だというのに外壁が結露

今朝は凍霜害注意報が発令されたほどの冷え込みでした。
最低気温は4度まで下がりました。

そのために外壁に逆結露が発生。
断熱によって壁の内側から熱が逃げてこないので、サイディングの表面温度が低下して結露する現象です。


昨日は各地で竜巻の被害も発生するほどに暴風が吹き荒れましたが、こちらでも正午前に瞬間最大風速22.6メートルの強風が観測されました。
田んぼに浮いているだけの布マルチシートは、暴風対策のおかげで被害はゼロ。
一部の重ね代がめくれ返った程度でした。  
Posted by komachan at 20:22Comments(0)断熱リフォーム

2012年02月09日

・【超高断熱二重窓】 Low-Eペアガラス×二重



内窓(インプラス)は納品ミスで一分が寸足らず(二分不足)でしたが、一応取り付けは完了しました。
南面の縁側にある掃き出し窓で高さが1.8m、幅2.7mが二箇所で5.4m。

寒冷地の高断熱住宅ではあまり見かけない大きさです。
窓は壁に比べて熱損失が大きいので、高断熱住宅では窓は小さいのが常識だからです。
でも、省エネルギー基準が決められる前(昭和54年以前)に建てられて家では、もっと大きな窓があたり前です。

うちでも耐震改修する前までは、ここの窓の大きさは幅7.2m×高さ2.2mと、もう一回り大きかった。
耐震性の向上と断熱性の向上を一挙両得できるのが窓の縮小です。

それでも最新の住宅に比べれば大きい開口なので、高断熱サッシでも性能が不足します。
輸入サッシだとウルトラ高性能なサッシもありますが、一般庶民が手軽に手に入れられるものではありません。

その点、内窓は誰にでも取り付けられる手軽さがあります。
耐震改修で、市販されている高断熱サッシに交換した上に、さらに高断熱の内窓を増設することで超高断熱二重窓になります。

断熱性を表す熱貫流率は1.0(W/m2・K)
壁の断熱性が0.5程度なので大したことが無いように見えますが、単板ガラスのサッシだと6.5、ペアガラスでも3.5ですから、大きな違いです。

コレだけ広い面積だと、家全体の断熱性を押し上げる影響も大きくなります。
今日の時点で、家の断熱性を示すQ値は1.75。
寒冷地であるⅡ地域の基準Q=1.9と北海道(Ⅰ地域)のQ=1.6のちょうど中間まで来ました。

当面の目標はQ<1.6に置いているので、まだまだ先は長い。  
Posted by komachan at 21:00Comments(0)断熱リフォーム