2017年07月15日

窓用エアコンで家全体を冷房<実証>



市販のエアコンとしては最小の部類である冷房能力1.6kWの4畳用窓エアコンで家全体を冷房する実験は成功。

グラフの室温は還気温度だからちょっと高めになっている。
冷気を給気している部屋の温度は約1℃低い。

エアコンの設定はドライ運転。
朝7:00にスイッチON.。
夕刻、外気温が室温を下回った18:30にスイッチOFF。

約12時間運転した消費電力量は2.7kWh。
時間平均235Wの電力で8畳間4部屋と廊下を冷房して、室温は27℃までの上昇で抑えられた。

日射や外気温の影響を緩和して、なだらかな室温上昇に抑制している理由は間違いなく断熱性能だ。
築40年になろうとする古家でも、適切に設計すれば省エネ住宅になるという実例。


  
Posted by komachan at 20:51省エネ

2017年07月04日

窓用エアコンで家全体を冷房



エアコンを取りつけた。
冷涼な信州でも盛夏には35℃に達することもあり、夏はやっぱり暑いから。
一般家庭なら当たり前のことなのだが、我が家ならではの特異な出来事でもある。

まずは設置場所。
隣に鎮座するのは薪ストーブだ。
薪ストーブとエアコンが隣接しているなんて他にはないだろうし、本来はあってはならない組み合わせだ。
エアコンはプラスチックで囲まれているから薪ストーブから発せられる遠赤外線で簡単にとろけてしまうし、エアコンに使われている電子部品の耐熱温度をはるかに超えて故障してしまう。

次に冷房能力。
家庭用のエアコンは最小モデルでも2.2kWまで。
ところが取りつけたエアコンは1.6kWの弱小機種。
小さな一部屋を冷房するだけなら役に立つかもしれないが、これ一台で家じゅう全部を冷やす。
外気温34℃なら室温は26℃に保たれるはずだ。
理由は、家の作りがそうなるようにできているから。

これらの条件を満たすために選んだのは窓用エアコン。
薪ストーブを焚く時期には取り外せるから併設も問題ない。
窓用エアコンだからこそ冷房能力が大きい機種がない。

2020年には太陽光発電の余剰買取制度が終了して、昼間に発電した電気は有効活用することが必須。
どうせ付けるなら早い方が良いだろうと3年前倒し。
エアコンの価格は今月から高騰するから先月末に2万円台で購入しました。
  
Posted by komachan at 11:23道具