2014年03月28日

・伊豆高原は暖かかった

26日から一泊で伊豆高原に出かけてきました。
初めは一般道で杖突峠を越えて諏訪南ICから中央高速に乗りました。

甲府昭和ICで下りて甲斐日産本店で充電。
朝霧高原を経て新東名で駿河湾沼津SAで充電。
SAとは思えない、テーマパークのような建物にびっくり。



全線開通した伊豆縦貫道を通って、伊東経由で伊豆高原へ。
宿では電気自動車への対応は初めてで、コードリールを伸ばして100V充電させていただきました。
しかし、80~90Vまで電圧降下したので予想以上に時間がかかり、出発時には満充電に若干不足しました。



修善寺から伊豆縦貫道、新東名を経て静岡日産富士宮店で充電しつつ、向かいにある寿司店で昼食。
雨の朝霧高原を抜けて甲府南ICから中央高速に乗り、双葉SAで充電。
アウトランダーが充電待ちに並んだので20分ほどで切り上げました。

諏訪湖で充電したら電池温度が30度を超えたので少し冷ました方が良かろうと思い、SA内の温泉に浸かりました。
ここはC-NEXCOのカード会員は無料で入浴できます。



気も体もゆったりとしたところで自宅へ向かいます。
電池温度はSAではほとんど下がらなかったが、80km/hの走行で徐々に下がり始めました。

二日間の電力消費記録は下表の通りでした。



雨が降ったり強風が吹いたりと読みにくい天気だったので往路の山越えは電池残量に余裕を持たせ、帰りも天候が変わりやすい朝霧高原越えは若干余裕を見ました。

カーウイングスの走行データーとシミュレーターの試算値は高精度で近似しました。
精度の高い充電計画のおかげで、充電時間を効率良く短縮できました。


今回の走行距離 520km 、 消費電力 57.9kWh 、 平均電費 9.0km/kWh
  
Posted by komachan at 21:58Comments(0)リーフ

2014年03月23日

・四賀の福寿草祭りへの走行記録

天気が良かったので、奥さんと松本市の四賀地区で開催されている福寿草祭りに出かけてきました。
四賀の福寿草祭りは自然の土手に自生したかたちで数十万株の花が見られるところがすごい。





いつものようにドライブ計画をシミュレーションしてから出かけます。

田舎の日曜の朝は道路が空いているので往きは一般道を、帰りは地元で駅伝が行われるために渋滞を避けて高速道路。
電力消費は通常使われているkWhとLeaf Spy独特のGIDsを併用します。





シミュレーションと実走行を比較します。

自宅から一般道を走行して四賀の福寿草祭りを堪能し、安曇野ICから高速道路に乗って梓川SAで急速充電しました。
シミュレーションでは3.2kWh(41GIDs)残して梓川SAに到着する見込みでしたが、実走行では4.6kWh(60GIDs)の残量でした。




実走行をシミュレーションに落とし込んで再検証します。
想定では、道路環境は発進停止間距離を4km(田舎)としましたが、実走行のデータから8.5km相当だったことがわかります。

8.5kmに一回の割合で発進と停止を繰り返したことになり、かなり道路が空いていたことが分かります。





シミュレーションで通常走行時の消費電力はかなりの精度で予測できるようになりましたが、発信停止で消費する電力は正確な予測が困難です。
最先端のナビソフトのように信号の数や渋滞情報まで取り入れられれば良いのですが、個人では無理。

これまで日本全国をくまなく走った経験で、地図を見て大まかに「田舎」「郊外」「住宅」「市街地」などに分類して、発停間距離を想定しています。
  
Posted by komachan at 20:38Comments(0)リーフ

2014年03月20日

・Leaf Spyを使いこなす

Leaf Spyはバッテリーの下限残量と電費を設定して航続可能距離を予測することができる。
これから走る先の電費を与えれば、正確な航続可能距離になる。


一般的には無理な注文だが、電力消費シミュレーションを使えば可能です。
うちのリーフ用に作成した電力消費シミュレーションの精度は誤差が3%未満なので十分に実用になる。

遠乗りする際、あらかじめ充電スポットを予定して、区間の電力消費量を試算しておく。
ここで得られた電費をLeaf Spyに設定すると、実際のバッテリー残量から到達可能か正確に判断できる。
初めて訪れる旅先では特に有効です。

リーフのメーターに表示される航続可能距離は「現在の電費」を元にしているから先の予測には役に立たない。
次の充電スポットへたどり着けるかどうかの判断は、経験と勘に頼るしかない。
当然、充電量に余裕が欲しくなるから必要以上に充電時間をかけることになる。

急速充電は、充電量が多くなれば時間の割に充電される量が少なくなる。
必要にして最小の充電量が判っていれば充電時間が短縮され、バッテリーへの負担も少なくなる。
千キロ以上の旅行だと充電でロスする時間の積算はかなりの長時間になりますが、これを節約できるメリットは大きい。

航続可能距離が信頼できるようになると、走行中の不安も無くなってドライブが楽しめます。
MC後のリーフには到着時のバッテリー残量を予測する機能がありますが、速度などの走行条件が一律なので自分の走りに合っているとは限らない。
ましてや、予測機能が無いMC前のリーフは常に不安を抱えながら走ることを強いられてしまう。

個人でも作れる程度の電力消費シミュレーションをナビに搭載しないのはメーカーの怠慢だと思います。
商品価値を小出しにしているのでしょうね。  
Posted by komachan at 20:23Comments(0)リーフ

2014年03月19日

・100V充電ケーブル

災害対応と旅先でのエネルギー確保のために100V充電ケーブルを用意しています。
専用のコンセントがあれば何も問題はないのですが、リーフは一般的な屋外コンセントでは充電できません。
アースが必須だからです。

でも、何らかの方法で接地すれば充電できるので、旅先へは長~いアース線を持って行きます。
土中に埋め込まれた金属管(ガス管、水道管は×)があればつなぎますが、見当たらない時は太くて長いテクスビスを土に挿し込んで簡易アースにします。
※専用コンセント以外は設置者の了解を得たうえで自己責任で使うことが前提ですよ。

一時間に1kWhしか充電できませんが、宿で充電するなら通常のチェックイン(14:00)~チェックアウト(翌10:00)で20時間もあるので、満充電することも可能です。
宿を探す時には「駐車場の近くにコンセントがありますか?」と尋ねるようになりました。  
Posted by komachan at 09:17Comments(0)リーフ

2014年03月18日

・充電量と利用可能量

EVの充電方法には100V、200V、EVパワーステーション、急速充電など多様です。
バッテリーに与える影響もそれぞれで違うし、充電効率も異なるようです。

充電器やモニターに表示されるのは「充電器が消費した電力量」で、電気代や環境負荷を知る場合の参照値となる。
しかし、充電で注目するのは使えるエネルギーだと思います。
ガソリン車と違って、入れた量と使える量に差があるのですから。

最も知りたいはずの「使えるエネルギー量」が的確に判らないのがEVの欠点です。
電池残量計は思いっきりあいまいだし、%表示される車種もあるが絶対量が判らないからやはり感覚的なものになります。
電費は表示されても、もとになるはずの電力量が判らないのでは宝の持ち腐れです。

一方でリーフにはカーウイングスというデーター提供があり、走行に消費したエネルギーを正確に把握できる。
走行後の検証にとても役立っています。

走行中にカーウイングスと同様の情報を得るためにLeaf Spyというアプリを利用しています。
バッテリーに充電された使用可能なエネルギー量やリアルタイムの電力消費量を知ることができる。
でも、社外アプリに頼らなければ車の情報を知ることができないのはユーザーとしては不満が残ります。

メーカーが正確な情報をユーザーに提供しない理由は何でしょうね。
刻々と劣化するバッテリーの状態を知られることを恐れているのでしょうか。

車任せに乗る人もいれば、車のポテンシャルを最大限に引き出したい人もいる。
ユーザーの欲求を満たす、広範なオプションが設定されると使い勝手がさらに良くなると思います。  
Posted by komachan at 08:55Comments(0)リーフ

2014年03月17日

・防災力 情報通信・移動手段

家庭の防災力点検の締めくくりは情報収集や移動について。

災害の状況を知るためにはラジオ、テレビ、インターネットなど複数の情報源を確保する必要があります。
すべてに共通するのが電気ですが、これに関しては十分な備えがあります。

ラジオに使う電池もすべてエネループを使っているので単一から単四まで不足することはありません。
テレビはケーブルテレビと衛星放送があり、独立電源から電気を供給するので断続的であれば24時間視聴可能です。
インターネットにアクセスするためのパソコンも独立電源が使えます。

インターネットとケーブルテレビ回線は先日、架線切断事故で遮断され、スマホや衛星放送との併用の重要性を再認識しました。

移動手段は、電気自動車と電動バイクに乗っているので、道路事情に応じて使い分けられます。
MC前のリーフを太陽光発電から充電するには100V充電ケーブルが必要になるのが痛い出費ですが、旅先でも気軽に充電できる安心感を買ったと思っています。  
Posted by komachan at 15:56Comments(0)安全

2014年03月15日

・防災力 水・食糧

家庭の防災力の点検三回目は命の源。

災害時は公的な手が差し伸べられるまで三日間を自力で切り抜けることが求められていますが田舎の農家は楽々クリア。
何か月も続くとさすがに困りますが、数週間程度なら日常の延長線上ですね。

自給している米、小麦、味噌は数年分の備蓄があるので、全く問題なし。
小麦は製粉しなければ食べられませんが、小麦粉の備蓄がなくなれば石臼で挽く用意があります。
その他の食材は、冬以外なら畑になにがしかの野菜があり、冬でも大根、芋、ねぎや白菜、さらにはリンゴなどが備蓄してあるのでヒモジイ思いをすることはない。

飲料水はペットボトルで20Lほど確保してあるほかに、断水が長引けばシーガルフォーの非常用浄水器で身の回りの水を0.8トンまで飲み水にできます。
ちょっと山に入れば清水があるので困ることはないのですが、洪水などでも困らないための備えです。

風呂や洗面、洗い物などで使う雑用水は、冬以外は井戸水を電動ポンプで使え、冬でも農業用水が家の脇を流れているので不足することはありません。
水道から水が出ない、ス―パーに買い物に行けない状態でもそれほど困らない。

有事にみじめな生活どころか生命の危機に陥る都会暮しを止めた一番の理由がこれです。  
Posted by komachan at 08:11Comments(0)安全

2014年03月14日

・防災力 燃料

家庭の防災力の点検二回目は燃料。

災害時の停電でオール電化住宅などで単一エネルギーに依存していると、ほとんどの生活力を奪われてしまいます。
ガソリンや灯油も供給が遮断されてしまうので安心できない。

災害時の熱に関する日常を想定してみる。

ご飯を炊く:プロパンガスコンロ、日中なら太陽光発電で電気炊飯器、居間の薪ストーブ、屋外のかまど
調理:プロパンガスコンロ、日中なら太陽光発電でIHコンロ、居間の薪ストーブ、屋外のかまど
入浴:太陽熱+薪風呂釜
暖房:薪ストーブ

薪は冬のシーズンはもちろん、非常時に必要な量も備蓄していますが、大災害でエネルギー供給が長期間断たれた場合には家業で使うために保有している100トンほどの木材を燃料に使うことも可能です。

災害時でも困窮することはないように日常からエネルギーの分散と地域の供給事情に適したベストミックスを心掛けています。
田舎だから出来るという人もいますが、都会で災害弱者に陥るのが怖くて田舎へ出て安全な暮らしを目指しました。  
Posted by komachan at 06:56Comments(0)安全

2014年03月13日

・防災力 電気

震災で露呈したのがインフラの脆弱性です。
日常生活で必要不可欠な食料やエネルギーが断たれてしまう。

この機会に自宅の防災力を確認します。
まずはEVに欠かせない電気。

電気がなければ夏の暑さ、冬の寒さが堪えるだけでなく冷蔵庫が使えずに食料にも困窮し情報も入手できない。

リスク分散と効率を考慮して、宅内で電気製品に電力を供給している配線は5系列あります。
独立電源の直流12Vが二系列、独立電源の交流100Vも二系列、そして商用(家庭用)100Vです。
独立電源の100Vはバッテリー残量に応じて自動的に商用100Vに切り替わります。
12Vは常時、宅内の各室に無停電照明を灯しています。

電子レンジなどの大電力家電を除いてほとんどの家電は独立電源に配線されているので、日中は停電が発生しても気が付きません。
非常時の夜間は、バッテリーの放電設定を変えることで情報機器などを使用可能になります。

また、系統連系の太陽光発電が7系列あり、すべて1.5kWの自立運転が可能なので昼間なら合計10.5kWの供給能力があります。
災害時には自家用の電力はもちろんのこと、地域で必要とされる電力も供給できる体制を整えています。

母屋は耐震補強済みですが震災で建屋が損壊する恐れが無いとは言い切れないので、5kWと7kWの二系列は庭に野立て設置してあります。
独立電源の太陽光発電と風力発電は耐震構造の車庫の屋根に設置しています。

災害時にもストレスの無い生活を送ることは大事だと思います。
備えあれば憂いなし、ですからね。  
Posted by komachan at 07:08Comments(0)安全

2014年03月12日

・太陽光発電は陽射しよりも気温

11日は一日中、雲一つない快晴。
太陽光発電は今年一番の発電量になるはずだと思っていたら、思惑が外れました。
同じく天気が良かった6日の方が発電量が多い。

しかし、近くの気象観測所のデーターから日射量を比べると11日の方が3%多い。
逆に発電効率は6日の方が3%高い。

原因は気温と風。
11日の有効気温は3度だったが、6日はマイナス0.5度
風速は11日が2.4メートルのところ6日は5.1メートル。

日射量が若干増えるよりも、気温が低く風が強く発電モジュールの温度が下がったほうが発電量が増える。

たかが3%、一日の売電額にして300円の差だが、寒くてもいいことがあるのだ。  
Posted by komachan at 07:02Comments(0)太陽光発電