2016年03月31日

最短充電

所要で彦根市への片道200kmを三日間で二往復する機会があり、充電時間を最短にする走行にチャレンジした。
彦根ICから駒ヶ岳SAへの積算標高は約2千5百メートル。
単純標高差も600メートル以上ある。
電気自動車には最難関区間の一つと言える。

この時期でも最低気温は氷点下であり、冷え切ったバッテリーは受け入れられる充電量が少なくなって充電に長時間を要する。

この区間を走行するために必要な電力は約20kWh。
バッテリーウォーマーを使わない充電ならば30分充電を三回することになり合計で1時間半。
不安に駆られてお代わり充電すると2時間以上の時間を充電に使うことになる。

そこで、バッテリーウォーマーを使ってバッテリーの温度を上げ充電時間を短縮する。
さらに、必要最小限の充電にとどめ、充電器の出力が低下する領域では充電しない。


その結果、最短の充電時間は30分と実証できた。
途中の尾張一宮PAで充電している先客がいたが、一ヵ所分をスルーする余裕を見てあるから次の内津峠PAに向かうことにして充電待ちの時間ロスはゼロだった。

バッテリーが劣化(セグ欠け)して航続距離が短くなったリーフでも、バッテリーの状態を最適に保ち、効率の良い充電プランを取り入れることで新型リーフに匹敵するドライブも可能になる。

ただし、各充電施設間を走行するために必要な電力を正確に知ることは一般ユーザーには不可能。
日産がナビに正確な消費電力計算能力を組み込んでくれれば誰でも効率の良い充電プランが立てられるようになる。

新型リーフに搭載されることを期待している。  
Posted by komachan at 09:05Comments(0)リーフ

2016年03月23日

リーフで引っ越しもできる



週末の引っ越しに備えて収納力の確認。
学習机+椅子、押し入れタンス、こたつ櫓+天板が積み込める。
タンスの引き出しに衣類や小物を詰め、空いた隙間には布団なども乗る。
新たに学生生活を始める娘も引っ越し荷物と一緒に送り届ける。

リーフで二度目の引っ越し作業。
机の天板を外したり、押し入れタンスは分割したりと工夫すればリーフでも引っ越しは可能だ。

トラックで運べば楽々積めるが、ガソリン代がかかる。
リーフなら往復400kmの道のりでも高速代だけの7千円弱で往復できて経済的。  
Posted by komachan at 11:30Comments(0)リーフ

2016年03月16日

30分充電の無駄を検証

彦根まで400kmを往復した時のこと、帰りの恵那峡SAは冬のEVにとって鬼門だからたっぷりと充電したくなる。
だが、阿智PAに急速充電器が設置されたことで充電環境は劇的に改善した。

ところが、充電環境の特性を理解できないと充電に無駄な時間を浪費し、他のEVにも迷惑をかけてしまう。
その一例が今回のグラフ。


恵那峡SAでSOC40%から30分きっちり充電しても8kWhに満たないが、恵那峡SAでSOC30%から20分、次の阿智PAで10分の合計30分だと13kWh以上充電できる。
その差は5kWh以上。

同じ充電量なら15分も充電時間が短くできる。
恵那峡SAで10分、阿智PAで5分充電すると恵那峡SAで30分粘ったと同じだけ充電できる。
自分も早いし、充電待ちが短くなり他車の時間も短縮できる。

夏と冬で代表的な車種の消費電力例を掲示して欲しいと要望している理由はここにある。
残念ながらNEXCOは理解を示さない。
高速道路を利用するEVの利便性向上に寄与するはずなのだが。  
Posted by komachan at 08:49Comments(0)リーフEV

2016年03月09日

リーフ電池劣化問題が大騒動へ

著名な自動車評論家でリーフユーザーでもある国沢氏がバッテリー劣化問題に切り込んだ。
リーフに乗っているユーザーの多くが、リーフで遠出するユーザーのほとんどが抱いている不満を代弁してくれた。
日産リーフ、電池劣化問題で大騒動になる可能性出てきた


バッテリー技術をメーカーの秘匿事項にしたいなら、詳しい情報を知らなくても安心して使えるように手厚いサービスが求められる。
だが、現状の日産の対応はバッテリーの状態伝達は極めてあいまいにしたままで、バッテリーの使い方もマニュアルの内容に限られる。

日産がユーザーに提示するバッテリーにやさしい使い方と、実際にバッテリーが劣化しにくい使い方のかい離も甚だしい。
日産を信頼して安心してリーフ使える環境にはなっていない。

個々のユーザーの不満を過小評価してきた日産だが、不満が連携し始めるとメーカーとしての信頼に傷がつき、自動車販売にも影響が出て来るだろう。

信頼性の無いバッテリー保証を改善する必要があると思う。
現行の保障内容を見直して、リーフに安心して乗り続けられる環境をユーザーに提供してもらいたい。
1.バッテリー残量をユーザーに提示する
→現状はコンサルト3プラスで測定してもユーザーには絶対に知らせない。(一部のユーザーに伝えたことがある販売店には日産から厳重な指導が入った)
2.バッテリー保証を選択性に変更する
1)8セグ以下:無償の9セグ以上手直し→無償の新品交換(リビルド品なら保証延長)
2)9~11セグ:一部有償の新品バッテリー交換サービスの新設
3)30kWhバッテリーへの有償交換サービス(セグ欠け状態に応じて割引)
など。

日産が先手を打ってユーザーの不満が爆発しないことを願っている。  
Posted by komachan at 13:29Comments(0)リーフ

2016年03月06日

2016年の味噌仕込み

手前味噌を仕込みました。

今年は塩以外はすべて自前。
・大豆:自家どり種大豆を無農薬自家製堆肥で栽培
・米麹:自家製無農薬布マルチ栽培米を原料
・燃料:薪
体にやさしい食べ物を作るなら、原料の吟味はもちろん化石燃料も使わない。

1)一晩水に浸けた大豆を「薪」で二時間茹でる。


2)薪を燃べる量を調整しながら、吹きこぼれないギリギリの火力で効率良く加熱する。


3)適宜アクを取る。


4)熱いうちにミンサーでつぶす


5)冷ましてから塩、麹を混ぜる


6)甕に詰めて寝かせる


100年以上使い続けた味噌蔵の天然菌も作用して極上の手前みそが出来上がる。
主な道具は廃物利用の手製もしくは廃棄物の再利用です。  
Posted by komachan at 08:04Comments(0)食べ物

2016年03月05日

生ごみがEV用電気に

新潟県長岡市に設置された急速充電器の電源は生ごみだ。
生ごみがEV用電気に 充電器設置
長岡市が設置 発酵ガス利用し発電


生ごみを発酵させてメタンガスを作り、これを燃料に発電する。
施設の電力と充電器で消費した残りは電力会社に売電している。
身近な資源の有効活用でエネルギーの自給自足が成り立っている。


多くの自治体で採用されている生ごみ処理方法は減量のための焼却だが、資源である生ごみを化石燃料を注入して燃やし、二酸化炭素にして大気に放出している公害施設だ。

一部は熱を回収しているものの処分を優先して、貴重な資源を無駄にしていることが多い。


急速充電施設の数が充足してくると、ユーザーが選べるようになって来る。
選択肢の一つにエネルギー源がある。
ナビや充電器検索サイトの施設情報に「電源」が追加されることを期待している。  
Posted by komachan at 07:18Comments(0)EV

2016年03月01日

東名+名神か新東名+新名神か

新東名が開通して伊勢湾自動車道を経由して新名神を通れば、これまでよりも50kmも距離が短縮される。
最短距離を省エネで走りたいEVにとっては朗報のように思える。

ガソリン車なら気にしないだろうが、EVにとって新東名+新名神の勾配はズシリと重荷になる。
50kmも短いにもかかわらず走行に必要な消費電力はほぼ同じだからだ。

新東名+新名神は内陸部を通るから起伏の変化が厳しくなる。
積算標高は約8,400m。

Google マップで5時間11分


東名+名神は比較的平坦な地形を通るから起伏が緩やかになる。
積算標高は約4,400m。

Google マップで5時間46分


気温5℃、エアコン設定25℃で走ると、新東名は約84kWhを消費するが東名は約85kWhで、その差は1kWhしかない。
エアコンを使わない場合は両ルートともに70kWhになるから、50kmを走る時間のエアコン消費分だけの差だ。

消費電力が同じで走行時間が短いなら新東名の方が走りやすいように思えるが、そこが落とし穴だ。
起伏が厳しいのだから電費が悪くなり、バッテリー残量の予測が難しくなる。

東名ルートは平均電費6.4km/kWhだが、新東名ルートは5.9km/kWhに落ち込む。
難しいルートほどバッテリー残量に余裕を持たせたくなるから充電時間が長くなってしまう。
走行時間で短縮した35分を上回る充電時間になる可能性が高い。

新しいSAや複数台設置の充電器など新東名は魅力的だ。
何回も走っているなら新東名も安心だが、東名初心者は「旧道」の方が安全だろう。  
Posted by komachan at 08:02Comments(0)リーフドライブ