2009年08月31日

・異例に早い当確に対応して

長野五区では民主党の加藤学が当選した。

投票締め切り直後の8時に「当確」がテレビから出たのには、正直言って驚かされた。

その舞台裏を一部ですが、教えちゃいましょう。


長野五区では、民主党の優勢が当初から伝えられていました。

一部の報道機関からは、「民主党の開票を見る会は、報道特番開始の午後8時には集まっていた方がいい」との声もあった。

しかし、民主党として勝利したことがない選対としては、開票が始まる前に当確が出ることなど思いもつかぬことで、精一杯頑張って8時30分に見る会を設定していた。


ところが、当日の午後になって出口調査の結果が入り始めると、「9時には加藤学の当確が出るようだ」との情報があちらこちらでささやかれ始めました。

さらに、午後6時30分過ぎには、一部の報道機関の出口調査の結果がまとまり、「民主党の長野選挙区は5人全員が8時直後に当確が出るかもしれない」とまで、状況が切迫してきました。

当確が出ても候補がいない、支援者もいないという最悪の状況が切実となります。


陣営では、候補を急いで会場周辺に待機させるとともに、支援者には「早めの会場入り」を促します。

まさか、当確が何時に出るなどということは言えるはずもないので、「早く出たら困るから」と急がせます。

7時30分までには、選挙特番の放送開始直後に加藤学の当確が放送されることが「確定」したようです。

会場内では、当初予定していた段取りから変更し、異例に早い当確の報道に備えます。


かくして8時03分、テレビ信州と長野朝日放送で「加藤学が当確」と速報が流れます。

候補が待機する近くの事務所に電話するもつながらずに伝令が走ります。

候補が会場に向かうとともに、会場で待ち受ける報道陣に「候補者入ります!」とキューが出される。

こうして、盛大な拍手に向かい入れられて候補者によるバンザイが無事に行われるのです。


現場の報道陣は、当確がいつ出るかなんてことは陣営には漏らしません。

洩らしちゃいけないことになっているからです。

でも、漏れてこないと現場は準備ができない。

各方面からのギリギリの情報収集があってこそ、スムースな万歳会場の運営に辿り着くんです。


選挙にかかわっている陣営の面々でも、ごく一部の関係者以外は、裏方の苦労を知ることはないと思います。

候補者だって知らないし、ましてや一般の有権者にはそんな裏舞台があることは全く伝わることはないと思います。


開票が進んでから、その数字を追いつつ当確の出るのを待つ、通常のバンザイのケースならこんな熾烈な情報収集は必要ない。

しかし、今回は歴史的な民主党の大勝に触発されたのか、報道各社の当確早出し競争は異常なまでに熱を帯びていた。

選挙に勝つことにもつながるが、情報をいかに素早く、正確に、多角的に集めて、的確に分析するかで現場の出来が左右される。


経験と勘に頼った旧来型の選挙戦術だけでは勝ち抜けない現代型の選挙ノウハウというものが、これからはさらに重要視されていると思う。  
Posted by komachan at 20:30Comments(0)09衆院選

2009年08月30日

・民主党の加藤学「当確」への皮算用

今日の深夜にも、総選挙の大勢が判明する見込みだ。

しかし、早いところでは開票速報が始まる午後8時には「当確」の一報が流れることになっている。


捕らぬ狸の皮算用だが、報道機関と選対の報道担当者は入念な打ち合わせが必要だ。

ここで問題になるのが、万歳を堪能したい候補者やその支援者と、良い画が撮りたい報道のカメラとのせめぎ合いだ。

言い換えれば、万歳会場にいる少数の関係者のためなのか、レンズの向こうにいる圧倒的多数の有権者のためなのかという論争になる。


どちらも間違っているわけではないから、どのレベルで妥協するのかという話し合いが持たれるのだが、これがなかなかうまくいかない。

特に、幹事社というのが上手に話をまとめないと、我まま放題、言いたい放題となって現場が混乱する。

さらに悪いのが、打ち合わせをした担当者が現場にはいかないという場合だ。


長野五区では、この最悪のケースが見込まれている。

候補者とは関係のないところの話だが、「当選万歳!」を気持ちよく行うためには避けられない障害だから、なんとかうまく納めなくてはならない。

生中継がテレビ信州TSBと信越放送SBC、長野放送NBSの三社によって行われる。NHKと長野朝日放送abnは録画だ。

幹事社はテレビ信州だが、打ち合わせの担当者は現場の責任者ではない。

一方の新聞記者は朝日新聞が幹事社だが、これもテレビ局と打ち合わせをした記者は万歳会場には来ないという。

最終的には何とかなるのだろうが、波乱が予想される展開だ。


さて、仮に「当確」が出たとして、その当確を打った社が代表として候補者に記者会見を行う権利を得るのだという。

各社が競って当確を早く出そうとする裏には、この権利獲得のための熾烈な争いがあるわけだ。

生中継する3社ではない局、すなわちNHKやabnがいち早く当確を打ったら、生中継している局はやりにくいだろうな。

特に、24時間テレビの影響で選挙特番が他局よりも一時間遅くなるテレビ信州は影響が大きくなる可能性がある。


あらためて、とらぬ狸の皮算用であることを前提としているが、一般の有権者やテレビの視聴者の知らないところで「事件は現場で起きている」のために、地道な努力が傾けられているのだ。  
Posted by komachan at 10:10Comments(0)09衆院選

2009年08月29日

・宮下一郎7万票vs加藤学13万票

12日間の選挙戦が終わった。

理由はともあれ、かなりハードな毎日だった。

長野五区で、民主党が勝ち抜くことを目指したが、なんとか達成できそうだ。


ところで、ボートマッチというものがあって、自分に適した(考えに近い)政党を選択できる。

私の場合は、民主党は三番目で78%、一番が共産党88%、二番が社民党83%だった。

何となく納得できる結果だと思う。


しかし、自民党との36%というミスマッチが最大のネックなので、これを排除するためには三番手の民主党に政権交代させるしかない。

今回の選挙はまさしく、自民党を退場させるための政権交代に民主党を利用したというところだ。

共産や社民の支持者の多くが、この「次善の策」に傾かなければならないと悩んだと思う。


明日は、投票日だ。

政権交代が最大の目的だから民主党以外の選択肢はない。

小選挙区で候補者を選択することになるが、目的のための前提条件として候補者がいるにすぎないから、個人のパソナリティーはこの際は不問だ。


候補者を勝たせるのは、民主党が政権交代を成し遂げるための手段であって目的ではない。

今回の選挙で民主党を支援した多くのひとにこのような思いが強かったと思う。

支援された候補者は勘違いしているかもしれないが、「好きで支援してやってんじゃないぞ」と言いたくなる時がたくさんあった。


それでも民主党の候補者は勝利するだろう。

長野五区だと、予想の一端では宮下一郎7万票に対して加藤学13万票というのが考えられる。

2005年が12万対7万だから逆になったと考えれば、あながちありえないとは言い切れない。


実際にはもっと僅差になるかもしれないが、予想としてはこの方が面白いので、この数字で行ってみようと思う。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月28日

・選挙で得るものと失うもの

民主党の対抗馬で劣勢が確定的となりつつある陣営で、お金が動き始めている様子を昨日はお伝えしましたが、関連する噂が後を絶ちません。

民主党の運動員が地域で支援を呼び掛けていると、例えば近所の自民党支持者に「民主党をよろしくお願いします。」と話を持っていくと、『民主党はいくらくれるんだ?』と、信じられない答えが返ってきたと話していました。

ブラックジョークだと思いたいのですが、生々しい証言には信じるに値する重みがあります。


昔からの選挙通に言わせると、選挙活動をしてくれた支援者に折詰をお持ち帰りいただくのは、昔だったら当たり前だそうです。

中心的な活動家には、菓子折りの底に時代劇さながらに分厚い封筒が差し込まれていたといいます。

実弾攻撃というやつですね。


さて、今回の選挙で実弾が飛び交うとは、マスコミも警察もにわかには信じられない様子です。

だって、絶対に漏れるし、選挙に負けたらただの人なのでだれも守ってくれないから、落選に加えて立候補する資格をも失ってしまいます。

あまりにもリスクが高すぎる。


そのリスクに敢えて挑もうとするのは、良識ある選対の取るべき戦術だとは思えないので、支持者の勇み足だと思うしかないでしょう。

選挙事務所でちょっと選挙活動をしてくれば、弁当と小遣いが貰えるといったおいしい話は、口コミで広まることは避けられないからです。


前々回の駒ヶ根市長選挙でも、中原選挙事務所に行くとおいしいお弁当が食べられると評判でした。

合法的にやっていることだと思いますが、非合法である可能性も極めて高いので、駒ヶ根警察が見て見ぬふりをしていたとも考えられます。

違法行為があっても、警察が取り締まる意欲を強く持たなければ逮捕には至らないからです。


前回の駒ヶ根市長選挙では、市職労と密約を交わした前市長の後継候補が警察に通報されて動きが取れなくなってしまった。

ところが、そのおかげで当選した杉本市長は、こともあろうに同じ過ちを犯してしまったという。

違うのは証拠になる文章を残さない狡猾さを備えているというところくらいです。


選挙に勝てるのならば政治家としての誇りも、魂も捨て去ることができる潔さが杉本幸治という人物を市長に当選させてしまった。

逆に言えば、そこまでしなければ市長のイスを手に入れることができなかったということです。

だからこそ、市長になってもリーダーシップが発揮できずに、後援会の言いなり、すなわち操り吊り人形市長を演じさせられているだけの哀れな存在です。

選挙とは、人の運命を大きく変えるが、人の心や信条も捨て去るほどに魅力があるようです。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月27日

・選挙応援でお金と弁当がもらえる

「○○さんの応援に行くと、お小遣いと弁当がもらえる。」

こんなうわさを耳にしました。

根も葉もない噂かと思っていたら、現物を見たという人が現れました。


昨日、○○の支援者らがマイクロバスに乗せられて、ある場所に出かけました。

その帰りに、「御苦労さん。」と渡されたのが、お弁当とポチ袋。

お小遣いの金額は定かではありませんが、金額の多少は問題ではありませんね。


問題は、弁当とお金の出どころです。

○○陣営が関わっていれば、候補者にも罪が及ぶ連座制の対象となる可能性があります。

組織外の支援者が個人の判断でやったとなれば、トカゲのしっぽ切りで済まされてしまいます。


○○さんの選挙活動のお手伝いをして、弁当とお小遣いをもらった人とは直接お会いしていません。

しかし、もらった人とあってポチ袋の現物を見た方には会って話を聞きました。

だから、この話は事実です。


話は事実ですが、話の内容が真実であるかどうかは確かめようがありません。

あとは、警察が捜査するでしょう。

長野五区は、風雲急を告げてきました。


絶対勝てない候補が犯罪に手を染めると思えない。

優勢が伝えられる民主党が危険を冒すとも考えられない。

消去法だと・・・。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月26日

・長野五区合同演説会in飯田

JC主催の合同演説会が飯田市で行われました。

正確に言うと、長野五区の五人の候補者が主催者で、JCは運営を担当していることになっている。

本音と建前が使い分けられている選挙ならではです。


前回は21日に伊那市で開催されて200人ほどの寂しい聴衆ででしたが、選挙も終盤になったということで今夜の飯田は300人以上は来ていたようです。

宮下一郎をはじめとして、加藤学を除いた4人の候補が上伊那を本拠地にしていることを考えると、飯田で集まった聴衆は加藤学に期待して訪れたと考えられなくもない。

宮下一郎と加藤学の勢いの違いが、こんなところにも表れたんだろう。


さて、演説の内容はというと伊那会場と大差なくて、ほとんど寝ながら聞いていました。

両方の会場に足を運んだ聴衆が少ないことを考えれば当然のことかもしれませんが、成長の跡が見えない各候補の演説にはがっかりです。

特に、地域が抱える課題に対しての突っ込みが明らかに不足していて、コーディネーターの地域政治への関心の低さが露呈していたようです。

「あなたが総理大臣になったら」なんて質問を両会場でしていましたが、小学生レベルとしか言いようがない。


ところで、演説会の途中でウトウトしていたら、目をあけたら時には社民党の候補者がいなくなっていました。

しばらくするとドシドシと歩いて戻ってきて、ドシッと椅子に腰かけます。

どうやら便所に行っていたようです。


登壇する前に十分に時間は用意されていたにもかかわらず、始まってから席を離れて便所ですか。

聴衆をバカにした振舞ですよ。

比例の得票目当ての緊張感のない候補だから仕方がないにしても、衆院選の候補者としてはかなり不適格な人物だと思いました。


盛り上がらなかった演説会ですが、やる意義は大きいと思います。

事前に大宣伝をして、万人の聴衆を集め、民放各局で生ないし録画で放映すれば、有権者の重要な選択情報をなることは間違いない。

しかし、公職選挙法の壁が立ちふさがっていて、多くの有権者に演説者の声を届けることが許されていない。


政権交代したら、金がかかりすぎる選挙手法を根底から見直し、情報通信媒体を有効に使った「広く発信して経費がかからない方法」を絶対に取り入れてもらいたい。

もちろんネットも解禁してね。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月25日

・衆院選候補者へ飲酒運転を尋ねよう

 乗用車を運転中に衝突事故を起こし、現場から逃走したとして、福岡県警小倉南署地域1課主任の巡査部長、古賀達雄容疑者(49)(福岡県福智町赤池)が道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失傷害容疑で緊急逮捕された事件で、同県警は25日、古賀容疑者の血液1ミリ・リットルから基準値(0・3ミリ・グラム)の4倍以上に当たる1・27ミリ・グラムのアルコール分が検出されたと発表した。

 県警は道交法違反(酒酔い運転)や危険運転致傷容疑でも立件する方針。この日は福岡市で3児が死亡した飲酒運転追突事故からちょうど3年目だった。

 発表によると、古賀容疑者は24日午後8時10分頃、同県飯塚市鯰田の国道200号を逆走。対向の福智町の女性保育士(50歳代)が運転する乗用車の側面に衝突して顔や胸に打撲を負わせ、そのまま逃げた疑い。 =2009年8月25日 読売新聞=

     ◇                    ◇

逮捕された巡査部長は、今年3月には胃潰瘍(かいよう)と肝機能の低下で入院しているという。

県警から「注意を要する職員」と把握され、上司から酒を控えるよう指導を受けていたようだ。

酒にぼれた「中毒患者」だったんだろうと思います。


中毒といえば、時の人は酒井法子の覚せい剤容疑がすぐに浮かびます。

出頭するまでの6日間について酒井容疑者が「覚醒(かくせい)剤を抜くための逃走だった」という趣旨の供述をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。

飲酒運転で事故を起こして、アルコールが抜けるまで逃走する飲酒運転の犯人と全く動悸が一致します。


逃げ得をゆるす現在の法律に問題があるのは明確です。

逃げれば罪が倍加するなどの強制力を持った法改正が望まれます。

自分の選挙区の候補者に、「飲酒運転と逃げ得への法改正の具体策は?」と質問するのはありだと思います。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月24日

・貧乏人は結婚するなby麻生

麻生節が炸裂!

     ◇                    ◇

麻生首相:学生集会で「金がねえなら結婚しない方がいい」

 「そりゃ金がねえなら結婚しない方がいい。うかつにそんなことはしない方がいい。金がおれはない方じゃなかったけど、結婚遅かったから」。麻生太郎首相は23日夜、東京都内で開かれた学生主催の集会で、少子化問題に関連してこう述べた。学生から、若者に結婚資金がなく、結婚の遅れが少子化につながっているのではないか、と質問されたのに答えたものだが、不況下で就職難の若者らの気持ちを逆なでする発言とも受け取れる。

 首相は「(金が)あるからする、ないからしない、というもんでもない。人それぞれだと思う」としながらも、「ある程度生活していけるものがないと、やっぱり自信がない。稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しいんじゃないか」と語った。 =毎日新聞 2009年8月24日=

     ◇                    ◇

こいつの本性が、はっきりと表れていると思いませんか。

「おれは金持だったけど結婚は遅かった。金のないお前らは結婚なんてするもんじゃない。」

格差社会を作り出しておいて、一部の金持ち層に属する総理大臣が、低収入でなんとか暮らしている多数の国民をばかにした発言をする。

こんなやつを総理大臣にしている自民党という政党が、国民を完全に「搾取する対象」としか見ていないということだろうと思う。


大企業のリストラや派遣切りで職を失った人たちに対して、「稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しいんじゃないか」は、あんまりだ。

庶民の尊厳を踏みにじる暴論として断固たる態度を取るべきだと思います。

マスコミ各紙では民主300超、自民100を死守できるかと伝えられていますが、わずかでも自民党の国会議員を残せば麻生太郎を首相に祭り上げた「戦犯」が含まれてしまうことになる。

徹底的に自民党の候補を落選させる時が来たのではないかと思う。


そのための最善の策は、身近な自民党の選挙違反を最寄りの警察に通報することだ。

私はすでに、宮下一郎選対が犯した選挙違反を警察署に通報しました。

証拠も渡してあるので、最低でも厳重な警告が行くでしょう。

長野五区全体では、膨大な数の宮下一郎選対による選挙違反が横行しているはずだから、勇気を持って告発しよう。


どんなものが選挙違反かというと、宮下一郎選対が自治組合を通じて回覧する選対のお知らせや集会のお知らせなどが、すべて選挙違反です。

各戸に配布して回っているものもほとんどが選挙違反。

自民党支持でもないお宅のポストに、宮下一郎選対からのお知らせが入っていたら、お近くの警察に持参するか、民主党の事務所に持ち込めばいい。


無数といってもいいほどの宮下一郎選対の違反をどんどん警察に通報すれば、選対の違法行為をやめさせられるし、違反でしか選挙運動ができない宮下選対の息の根を止めることができる。

軽微な違反でも、膨大な数の告発を受ければ警察も検挙に動かざるを得なくなる。

落選運動は勧められないが、選挙違反の通報を勧めるのは順法の精神に則っているのであって何の問題もない。


宮下一郎の名前が入った疑わしき書類は、すぐに警察へ通報!

伊那谷から政権交代するための、第一歩だと思います。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月23日

・ワクチン独り占めで自ら危険に

新型インフルエンザが猛威をふるい始めて、選挙選にも影響を及ぼしています。

個人演説会の会場入り口には消毒用アルコールが置かれ、マスクの配布をした候補もいます。

万全を期しているのだなと、感心してはいられません。


マスクを配ったのは、桝添氏の応援演説を頂戴した宮下一郎です。

マスクは有価物なので、選挙運動で無償で配布すれば公職選挙法に違反します。

新型インフルエンザを口実に、禁じられた有権者への物品の供応です。


自民党のやり口は、選挙違反なんぞ、くそくらえというところのようです。

中川村では、隣組回覧で宮下一郎個人演説会の通知文書が出回っています。

それも、堂々と中川村宮下一郎事務所と明記されているのですから、法律無視もはなはだしい。


さて、話は戻って新型インフルエンザの流行に伴って、ワクチンの不足が緊急課題として浮上しています。

自民党政権は「製造が間に合わないなら金出して買い占めろ」ですって。

そんなことをしたら経済力に乏しい途上国でワクチンが不足し、新型インフルエンザが大流行してしまいます。


巡り巡って日本にその影響が来るのは必至です。

そんな見通しも立てられないのだろうか。

世界の流行を抑えることが、国際化している日本の交易からして必要なことは子供でもわかる。

自民さえよければ、自分さえよければ、宮下一郎の属する自民党の性根の悪さが際立ちます。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選

2009年08月22日

・握り飯と漬物で選挙が戦えるか

新聞各社の世論調査によると、民主党の大躍進が確実視されている。

世論調査で選挙が決まるんだったら、投票がいらなくなるわけで、世論調査の落とし穴がそこにある。

勝てると思い込んだ陣営には油断が生まれ、勝てないかもしれないと思った側には死に物狂いの覚悟が生まれる。

これが分かれ道になるのが勝負だ。


選挙も残るところ一週間となって、体力がかなり消耗しているころだと思う。

選挙の体力とは、支援者の協力や資金を指すことが多いが、選挙スタッフの体力も落ちてくるころだと思う。


そこで配慮が求められるのが選挙スタッフの食事だ。

炊き出しで「おにぎりと漬物」があれば十分とする、時代錯誤を押し付けられたのではたまらない。

選挙スタッフを「使用人」と勘違いしている候補者の身内がでかい顔をしている陣営はなおのことだ。


最近接した選挙では、選挙スタッフの健康を気遣って栄養バランスに配慮した食事を提供するところが多かった。

豪華さを競う必要はなく、朝から晩まで選挙活動に忙殺されるスタッフに対して「心づくし」の表れとして、戦い抜くに十分な栄養を取ってもらおうとする候補者サイドの心づかいがあった。

選挙運動員に対する無償の食事の提供は選挙違反となるから、実費を徴収する形態をとっているところもあった。


さて、今回の選挙で各陣営は、選挙スタッフにどんな配慮をしているだろうか。

前述したおにぎりと漬物の質素倹約型の陣営は論外として、飲食店も有権者と見る戦術を取っている陣営があるらしい。

人から聞いた話だが、社民党の選挙カーが、それなりの食堂に横付けして真夏の選挙を勝ち抜くためにしっかりとした食事をとっていると聞いた。


社民党は今回の選挙で小選挙区の議席を得ることは不可能であるにもかかわらず、選挙スタッフに手厚い配慮を見せているのはなぜか。

その理由の一つは、選挙が今回で終わるわけではないからだ。

最長でも4年後には再び衆院選挙がある。

その前には参院選や地方選挙が入り込んでくる。

質素倹約で選挙スタッフを使用人として使いつぶす陣営は、先のことを考えていないに違いない。


こういう陣営は、追い風があればなんとかなるかもしれないが、自力では到底選挙を勝ち抜けない。

ボランティアがどんどん集まってきて、「何か手伝わせて下さい」とうれしい悲鳴が上がることはまずないと見ていい。

身内と友達で支えてもらうのが関の山だろう。


しかし、身内と友達だけでは選挙にならない。

選挙を戦い抜くには、後援会をはじめとした支援者の力を最大限に引き出すしかない。

そのためには、力を発揮していもらえる環境を提供し、気持も体力も選挙期間を乗り越えられるように細心の配慮が不可欠だ。


選挙事務を含めた選挙スタッフへの食事の提供は公職選挙法で一食あたり1000円を上限として規定されている。

それすら出し惜しみして士気を低下させてしまう陣営は、自ら足を引っ張っているだけだと思う。

食い物がすべてではないが、気配りが最も現れやすいのが食事でもあるから、人が動いてなんぼの選挙なんだがな~。

まあ民主党の陣営なら、今回に限っていえば猛烈な追い風で当選できるかもしれないが・・・。  
Posted by komachan at 23:59Comments(0)09衆院選