2007年04月11日
・県議選のかってな総括

限られた時間と能力では、限定された情報と考察にならざるを得ませんでした。
批判した候補が落選したり、評価していた候補が当選したこともありましたが、
全般的には、村井県政の監視機能が県議の仕事との浸透は今ひとつでした。
県民の投票行動の分析がマスコミ各社から報道されましたので、
これを元に、勝手な総括をしてみようと思います。
1.村井知事を支持しない女性
1)当選組み
村井知事・県政に対する姿勢のアンケートで、支持しないと答えたのは8人。
共産党の6人とあおぞらの1人は当然として、民主党新人が際立っている。
民主党公認で当選した高島氏だが、知らぬ中ではありません。
しかし、今回は党の公認候補だったので、ちょっと離れて見守っていました。
4人の子育てと県議の職務を両立させ、さらに県議会では知事に反旗を翻す。
当選した女性議員の中でも注目度が高まるのは当然だと思います。
2)落選組み
伊那市区で落選した井口氏は、ゴミ焼却場問題に取り組んでいる立場から見知っていました。
告示直前の電撃出馬だったにもかかわらず、全投票の1/4近くを集めた大健闘でした。
福祉・環境・教育を重視して大型公共事業から転換を図る。将来に豊かな自然を残す・・・。
前県政が長野県の悪弊を断ち切ろうとした流れがおぼつかなくなったとの危機感が後押しして、
まったくの無名候補が準備なしで臨んだ選挙で一定の得票を得たのは、理念が継続されたと評価したい。
2.政策よりも好き嫌い
1)政策・公約を重視
上伊那郡区で当選した小林氏に投票した人の選択基準は、「政策・公約」が最も多く40%、
「地元の候補」は8%で、地元への利益誘導よりも県議会での監視・監督を期待された良識ある判断。
一方で、同区の垣内氏では、「地元の候補」が67%を占め、得票の74%が地元の辰野からの票でした。
評判の悪い(駒ヶ根に想う調べ)候補ほど、政策よりも地元の票固めで勝ち残ったようです。
2)資質・人柄とは政党色?
駒ヶ根市区で当選した佐々木氏に投票した人の選択基準で「政策・公約」は20%と低い。
これを上回ったのが「資質・人柄」ですが、陣営の選挙戦術「赤でいいのか」が効果を挙げた結果です。
激突した林氏とは政策論争を避け、「共産党」を槍玉に挙げて非難に終始したことが、
投票行動に現われて「当選」の大きな要因となっています。
一方の林氏への投票は、「村井県政の監視姿勢」を選択基準に上げた人の73%を占めています。
「村井県政への近さ」を基準に選んだ人の97%が佐々木氏に投票したのとは対照的です。
権力との近さを武器に、所属する政党を攻撃した人を選んだ駒ヶ根の有権者が、
一般社会からどのように評価されるのか、今後注目です。
・お父さんが入れる候補は負ける
・ブログでできたこと、できないこと
・駒ヶ根から長野県を考える議員とは
・知事にへつらう県議はいらない
・言論弾圧に加担する右派議員
・長野の建設不況は田中前知事に責任?
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Posted by komachan at 08:30│Comments(0)
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