2007年12月24日
・ウイルスの感染予防、薬より手洗い

国際的な科学者チームが、51の研究結果を精査した所見が英医学会会報で発表されています。
研究チームでは「山のような証拠は、ワクチンや抗ウイルス薬がインフルエンザの感染を予防するのに不十分であることを示した」として、国の流行病対策プランはより簡単で安価な物理的手段に重点を置くべきだと提言している。
同チームによると、手洗いやマスク、手袋、ガウンの着用はそれぞれが呼吸器系ウイルスの感染予防に効果的であり、それらを組み合わせることでさらに予防効果が高まるという。
これからの季節、出かけるときには「マスク、手袋、ガウンの着用」、帰ってきたら「手洗い」を励行しましょう。
2007年12月20日
・結露対策は断熱と減湿 網戸の効果

虫は防ぐが、空気は自由に通り抜けられる網戸に、そんな効果があるはずはないと思われる方もいるでしょうが、意外な作用をするんです。
実感したのが洗面所の窓。
いつも右側の窓の結露がひどい。
右脇に浴室があるせいで、湯気が付着しやすいのかと思っていました。
ところが、右と左の窓の違いは、網戸がいつも左側に寄せてあること。
そこで、昨晩は、網戸を右側に寄せてみた。
すると、今朝は、左側の方が結露が多かった。
軽視できない網戸の効果です。
窓の結露を防ぐには断熱と減湿が必要なのはタイトルの通り。
網戸は断熱に役目をします。
といっても、網戸自体に断熱効果がるとは、誰が考えても信じられない。
断熱するのは、網戸とガラス窓の間にある「空気層」です。
密閉された空気層は、断熱効果があって、10mm厚の合板に匹敵するほど。
窓の両側にももちろん空気があって、外気及び室内の表面熱伝達抵抗はそれぞれ0.05および0.13(m2h℃/kcal)。
内と外で違うのは、風による空気の流れの有無に関係します。
これでお解かりでしょうが、網戸の効果は窓に対する風を弱めて、表面熱伝達抵抗を高めることにあります。
ざっと計算しても、熱抵抗が1.4倍になります。