2009年07月16日
・公明党への刺客に田中康夫

昨日のブログで、民主党と田中氏との間で水面下での調整が進められていることに触れましたが、まさにその直後に決定の報が飛び込んできました。
ターゲットは公明党の冬柴鉄三元国土交通相が立候補を予定している兵庫8区です。
田中氏は阪神大震災の際、被災地でボランティア活動に従事した経験がある。
民主党は公認候補を擁立せず、21日の党常任幹事会で田中氏の推薦を正式決定し、全面的に支援する方針。
公明現職の冬柴鉄三氏(73)の陣営は地元新聞の取材に答えて、「どなたが来ようが関係ない。これまでの実績を市民に訴え、理解を求めていくだけ。もし、田中氏が尼崎に来られるのなら、尼崎市民のために何をするか、尼崎に骨をうずめる覚悟があるのか、ということが大事だ」と語気を強めたという。
公明県本部の野口裕幹事長は「兵庫に全く縁がない人物ではないし、全国的な知名度もある。気を引き締めて勝利を目指したい」と述べています。
自民党とつるんで日本国の財政を食い物にした公明党を民主党が集中攻撃するのは当然です。
自民党は内部崩壊を始めて自壊の道を進み始めましたが、東京都議選でも強さを誇示した公明党の宗教団体としての結束力は放っておけばまだまだ増殖する危険性があります。
政権与党として公明党にも選挙の洗礼をあびせるためには、象徴的な選挙区を取り上げて強力に攻撃することにより、創価学会の力をそこに集中させることが求められます。
その結果、周辺選挙区の力が分散し、相対的に戦力がそがれると考えられます。
自公政権からの脱却を真に達成するためには、自民党だけでなく公明党を弱体化させることが国民に求められていると思います。