2010年05月15日
・長野県知事に一番近い男、松本猛

松本たけしさんです。
彼のwebサイトに「松本猛を囲む会」の告知を見つけて、飯田まで出かけてきました。
率直な感想は、
・笑顔がいい。
・人の話を素直に聞く耳を持つ。(言いなりになるのとは違う)
・視野は広い方だが、何でも文化芸術と結び付ける傾向がある。(美術館の館長だから当然かもしれないが)
・敵をつくらない姿勢は、自治体のリーダーとして特質すべき資質です。
・細かな県政の課題で分からないものは知っている人に聞く謙虚な考え方は好感が持てる。
知事になるための政策は今後発表されるようだが、『文化』という括りで基本的な考え方が成り立っていると思う。
人にやさしい、人を育む社会を長野県という自治体で目指す方向性のようです。
県の主幹産業である製造業関連の方々へのアピール度は高くないかな。
長野県の知事は、田中康夫を除けば、ほとんどが官僚の「第二の人生」で占められて来ました。
田中県政がすべて良いとは思えないが、民間の感覚を取り入れることは社会が要望していると思う。
官僚上がりの知事が長野県を席巻するようだと、時代をリードする立場にはなりえないだろうと思う。
だからといって文化畑の一般県民がすぐに県知事として活躍できるかというと疑問がある。
田中康夫のように全知全能型のスーパーリーダーを期待するのは筋違い。
型にはめ込んで、波風立たないように前例踏襲主義で成長しなかった村井県政とも異なる。
10人の話を一度に聞きわけたと伝えられる聖徳太子のイメージが近いような気がする。
人の話を聞き、問題があると感じたら専門家に指導を仰ぎ、自分の理念を示して県の有能な職員を生かして組織を動かす。
今までの長野県にはいなかった新たなリーダー像を予感させてくれる人でした。