2008年07月30日
・福山通運の詐欺商法で被害

運送業界ではそれなりに名の通った会社だと思っていたのですが、企業体質が儲け至上主義の悪質な体質を抱えています。
先週、農業機械を静岡県から運ぶことになり、発送元の指定で福山通運に見積もりを取りました。
概略の大きさと重さを伝えたところ、長野県駒ヶ根市までの運賃は3000円に中継料が1300円で4300円。
思っていたよりも安かったので、「発送元から連絡しますのでよろしくお願いします。」と見積もってくれた担当者に伝えます。
2日ほどして発送元から、「出荷しました」と知らせがあり、土曜日に中継配送業者から「今日、配達する予定です」と連絡がありました。
送料は着払いにしてあったので、現金を用意しておこうと念のために送料を確認したら「24000円です」
「エーーーーーーーー!!!! 見積もりは4300円だったはずだけど。」
確認してもらったら、「福山通運の社内で運賃が揉めているので、配達できません」と配達がキャンセルされてしまいました。
見積もった福山通運に連絡を入れると「運賃は正確に算出しました」
しかし、しばらくして、お荷物の大きさが見積もり時と実際で異なるので差額が発生したから、と増額の正当性を突きつけてきます。
何度かやり取りがあって、料金の変遷が判ったのですが、当初の見積もり寸法で『正規料金』だと運賃のみで10300円、実際の荷物の大きさだと15300円。(ややこしいので中継料は除いてあります)
寸法が大きくなったことで生じた差額は5000円と言うことになります。
当初の見積もり運賃は3000円だから、差額の5000円を上乗せして8000円は正当な運賃といして支払う用意がありました。
ところが福山通運の言い分は、「見積もりはあくまでも概算ですから、差異があってもお客様が支払う決まりとなっています」
見積もりが間違ったんだろうと言っても、「間違いではありません。差異が生じました。」と、わけのわからない言い訳を繰り返すばかり。
終いには、「お荷物キャンセルされますか?」
荷物を人質に捕られている弱みに付け込んだ、高飛車な態度に悪質な社風を感じます。
「2割値引きして12000円」と提示されましたが、納得できるわけがない。
結局、『出精値引き価格』として10000円を支払わせられました。
「出荷時に正規料金を確認しなかった客に責任がある」というのが福山通運の考え方。
さらに、中継配送がキャンセルされてしまったので、往復50kmを自分の軽トラックで運ばされる羽目に。
一部の地方支店の悪質な取り扱いなんだろうと思い、本社のお客様相談室に問い合わせたところ、さらにすごい対応がありました。
「最初のお見積りでは寸法はご通知頂けておらず重量のみでの運賃を回答させて頂いております。」
お客様相談室の調査に、支店が嘘の回答をしているんです。
再度、お客様相談室に「支店からの回答は虚偽ですよ」とお伝えしたところ、「弊社内におきまして伝達の不備ありまして大変失礼いたしました。」
その支店の営業担当から電話があり、謝罪するのかと思ったら、時系列を長々と説明した挙句「当初の見積もりと実際の運賃に多額の差異が生じましたので、当社の誠意で10000円に値引きしたことをご理解ください。」と、元の話に戻っただけ。
見積もり金額の算出を間違えたとは絶対に認めません。
同様のケース(電話見積もりと実際の運賃が異なる)の場合、国土交通省の見解では「お客様は約束した運賃以外の費用を支払う必要はありません。」
見積上のトラブル ケース1 電話での見積と請求額が違う
福山通運は客をひきつけるために安く見積もっておいて、実際に運ぶ段になってから高額な「正規運賃」を提示する。
荷を運ばなくては困る客の弱みに付け込んで、「出精値引きしてやるからそれで我慢しろ」と、強要する。
見積もり金額を間違えていても「間違ってはいません。差異が生じただけです」と、非常識な社内論理で押し切ってしまう。
これは詐欺商法だと思いますよね。
Posted by komachan at 10:31│Comments(0)
│社会問題
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