2009年02月13日
・白馬のごみ焼却場は白紙撤回
北アルプス広域連合が計画していたごみ焼却場は、白紙撤回される見込みとなりました。
昨日、発表された資料によると、焼却施設の建設予定地で実施された住民アンケートで反対が賛成を上回りました。
行政のずさんな手続きと、住民を無視した横暴が招いた悲劇です・・・。
ごみ焼却は、再資源化できないゴミを出す、今日の私たちの社会が生み出した必要悪です。
資源は消失するし、有害な排気ガスや焼却灰が環境を汚染する。
しかし、これらは地域の生活者が自ら招いている汚染でもあります。
現在の生活スタイルを続けている限りはゴミは焼却しなければならず、迷惑施設としてどこかに焼却場を建設する必要が生じます。
その度に、今回と同様に建設予定地が決まらずに右往左往することが続きます。
ごみ焼却は、現代人の究極のエゴだと思います。
次世代のことを考えないから、貴重な資源を気化させてしまったり灰に変化させてしまい、無駄に浪費している。
急には理想どおりにならないと訳知り顔でゴミの焼却を正当化する行政もそうだが、それに便乗して楽な浪費に安住しているわれわれ市民の罪はかなり重い。
白馬では焼却施設の建設は白紙から再構築することになります。
現状を反省し、次世代の利益を優先した、あらたなゴミ処理の方向性を見出していってもらいたいと思います。
Posted by komachan at 09:30│Comments(0)
│社会問題
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