2009年05月23日
・家電回収業者にご用心

この業者は、フリーペーパーに「電話1本で即伺いします」「その場で格安お片づけ」などと広告し、広範囲で営業していたという。
家具や電化製品などの粗大ごみを回収し、その際の運搬料金で利益を上げていたらしい。
岐阜県警が廃棄物処理法違反(一般廃棄物の無許可収集運搬)容疑で、この業者の事務所などを家宅捜索し、回収行為の実態を捜査している。
廃棄物処理法では、粗大ごみなどの一般廃棄物は、市町村の責任で収集、運搬、処理するのが原則。
市町村の粗大ごみを回収する場合は各市町村の収集、運搬の許可が必要になる。
ただし、リサイクル目的の回収の場合は廃棄物に該当しない。
この業者はリサイクル業に必要な古物商の許可を取得していたが、市町村の一般廃棄物収集運搬の許可は受けていなかった。
便利屋は近年、注目を集めている業種の一つで、不用品の回収、引っ越しの際の荷物運びから部屋の片付けやハウスクリーニングなど多岐にわたる。
粗大ごみの処分を手軽に依頼できる一方、高額な運搬料金を請求されるケースもあるという。
駒ヶ根でも休日を中心に怪しげな業者がトラックで回ってきます。
リサイクルが義務付けられている家電4品目(冷蔵庫、エアコンなど)は家電リサイクル法で適正な処分方法が決められています。
家電リサイクル法のそれぞれの役割
街中を徘徊している廃家電収集業者は、建て前上は中古品の引取りをしているだけで、処分する資格は持っていません。
その証拠に、行政の担当官に見つからないように、役所の休みに活発に活動します。
さらに、こうして集められた廃家電は、持ち帰られることなく途中の山林に不法放棄されてしまうことが少なくありません。
処分手数料だけもらって、人目に付かないところで捨ててしまうんです。
粗大ゴミパトロールで見つかる多くの廃家電に、こういった悪徳業者が関わっていると見られています。
粗大ゴミを便利屋に依頼することは危険だと思った方がいいですね。
もし利用する場面に直面したら、「家電リサイクル券」の有無を確かめましょう。
これが介在しない場合は、家電リサイクル法に違反します。
さらに、自治体の収集運搬の免許がない業者の場合、廃棄物処理法に違反します。
徘徊している業者は、ほぼ100%が自治体から許可を得ていませんよ。
Posted by komachan at 08:58│Comments(0)
│社会問題
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