2007年03月22日

・引退する無能議員の足跡

合併反対看板 駒ヶ根市議は現職の21人のうち12人が引退します。
その多くは議長経験者など、議会で存在感を示した反面、
ほとんど一般質問に立たない、御用議員でした。

 引退の花道といいますが、彼らが残した足跡を考えると、手放しで送り出すわけにはいきません。
地方議会へのマスコミの批判が高まる昨今の風潮から、彼らも批判されて当然の行いをしてきました。

行政視察という名の観光旅行

 駒ヶ根市議会の保守会派、新風会と新政クラブは総勢16名ですが、まとまって視察に行くほど仲良しです。
平成17年は、旭川・旭山動物園・美唄・稚内・利尻島! 「駒ヶ根観光ツアー道北三日間の旅」でした。
美唄と利尻島は、議会便りの行政視察報告には伏せられていて、市民には隠された訪問地です。

 視察の名目は、「産業振興について・市街地総合プロジェクト」となっていますが、
旭川と稚内の役場に立ち寄って研修したことにして、旭山動物園で童心に帰り、
美唄・利尻島で北海道観光を満喫したことでしょう。

 なぜ、16名もの団体で行かなければならないのか?
会派に分かれて多方面の視察が可能だったはずなのに、仲良しグループで観光旅行に行かれては、
市民の税金を無駄使いする議員の良識が問われます。

 これに味を占めたか、18年も16名で団体観光旅行へ。
「壱岐・対馬三日間の旅」が本題ですが、名目は「地域活性化対策について、観光振興について」です。
観光振興の目的ですから、観光地に赴いて観光を体験するのが務めとでも言いたげです。

 報告内容は「・・・感心しました」「・・・窺えました」「・・・感じました」
小学生の修学旅行レポートじゃないんだから、考察を加えなければただの感想文だよ。
議員引退の慰労旅行の意味合いが濃いと言っても、言い過ぎじゃないですね。


 ●参考データ 駒ヶ根市議会
・新風会
  代表:林政衛、横山信之、北澤洋、小原恒敏、坂井昌平、塩澤崇、中島和與志、松崎彰、宮澤清高
・新政クラブ
  代表:澁谷宣吉、木下力男、竹内正寛、福澤喜美、堀内修身、松尾嘉夫、宮下治

※画像は、padmacolorsさん⇒http://www.padmacolors.org/archives/2005/02/23_202658.php  
Posted by komachan at 07:42Comments(0)市政