2009年10月04日
・アースデイ信州でリラックス

収穫祭と銘打っていたので、本業の出店というよりも自家栽培の米や麦、朝採りの柿などももって出かけました。
初めての開催なのである程度は覚悟していましたが、やはり来客数が極端に少ない。
初日だった昨日は、出店者が暇だからお客として会場内を回っているといっても過言ではなかった。
パン屋さんは店を出しているテントを訪ね歩いて、「パン値下げしたので買ってください・・・。」と仲間内の販売に頼らざるを得ない状況だった。
二日目の今日は、スタッフの努力もあってわずかながら来場者も増えたようだ。
でも、遠方から出稼ぎに来ていた出店者からすれば「経費も出ない」ほどの売り上げに終わってしまうお客の少なさに途方に暮れていた。
良質の出展者あってのイベントなのだから、お客が呼べないのは致命傷になってしまう
かつて「くらふてぃあ 杜の市」を駒ヶ根の菅の台で初めて開催した時のことを思い出した。
必死になって200名を超える出店者に集まってもらって、初の開催ながら1万人近くの来場者を確保できた。
知名度ゼロのイベントに、なぜこれほど多くのお客様が訪れたのか。
出店者をリストアップする際に、全国のクラフトイベントに参加している「有名な出展者」にできるだけ多く声をかけた。
その理由は、その出展者がもつ「固定客」狙いだ。
集客力のある出展者の参加を得られれば、出展者がダイレクトメールなどの手法を使って全国の常連客などに告知をしてくれる。
一人の出展者が50人引き連れてくれば、それだけで1万人になってしまう。
現実には、そううまくいくものではないが、初開催のイベントを成功させるためには欠かせないノウハウの一つだ。
「くらふてぃあ 杜の市」は、初回であったにもかかわらず多数の集客を得たことで、クラフトマンの間で「駒ケ根の杜の市はお客が来る」という定説が広まった。
これにより次回からは出店希望者が殺到して、来場者も数万人規模に膨れ上がった。
何事もはじめが肝心なんですね。
さて、アースディ信州は多難の船出でしたが、4月のアースディを本番に位置付けたプレイベントだったことがせめてもの救いだ。
多くの反省材料を得たことを前向きにとらえれば、本番で盛り返すチャンスはあると思う。
幸いにもスタッフは、今回の失敗の部分を謙虚に反省して次につなげようとする心持が見て取れた。
今回は、衆院選挙でたまった「憂さ」を晴らそうとの思いもあって参加したが、二日間を気持のよい時間と空間で過ごすことができたので目的は十分に達成できた。
金儲けを目的としていたならフラストレーションもたまったかもしれないが、間近なステージで演奏される心地よい音楽に身を任せていたことで身も心もリラックスできた。
アースディ信州の実行委員のみなさん、ご苦労様でした。
良い時間を提供してくれてありがとうございました。
2009年10月03日
・激安理髪店は不衛生かな?
他県の動きですが、困ったことになりそうです。
群馬県では低額カット店に洗髪設備の設置が義務づけられることになるんだそうです。
不要なサービスを削って低額の料金で提供してくれているのに、どんな理由で横やりが入ったんでしょうね。
低額カット店の進出で困っている人たちの動きをたどれば見えてくると思うんですが、やはりというかズバリです。
個人営業の店が主体の県理容生活衛生同業組合と県美容業生活衛生同業組合が、カット専門の理・美容店に対して洗髪設備の設置義務化を求める請願を県議会に提出し、昨年3月に採択されたのが発端だ。
「洗髪しないのは不衛生」と訴えていた県理容生活衛生同業組合の吉野信一理事長は「我々は清潔さが身上の商売であり、安堵(あんど)している」として県の判断を歓迎している。
群馬県ではこれまで、衛生面の実態調査や県民アンケートを実施、さらに有識者ら5人の検討委を設置して議論してきた。
実態調査によると、洗髪設備の有無で衛生状態に差が出ることはなかった。
アンケートでも、設備がないことを「特に問題ない」「快適ではないが、不衛生とは思わない」との回答は合わせて6割を超えた。
これらを踏まえ、検討委は「義務化の合理的理由は見いだせない」と結論づけていた。
検討委の委員長を務めた大河原真美・高崎経済大教授は「県の判断に反映されたのかは疑問で、違和感がある」と話している。
一方、県内に11店舗を展開するカット専門チェーンは「洗髪するかしないかは利用者の判断。義務化に意味があるのか」と冷ややかだ。
店を選ぶのは消費者だから、洗髪してほしい人は設備のある店を選ぶし、洗髪しなくていいから安いほうがいいと思う消費者は激安店を選ぶ。
消費者が選べばいいだけの話で、「衛生上の問題」はこじつけとしか思えない。
改正条例案が定める洗髪設備の設置義務は、新規出店する店に課せられ、現在すでにある店には適用されない。本当に衛生面が心配なら、なぜ現在ある店には適用しないのか。
実質的な「新規出店規制」に過ぎないことの表れだ。
業界の圧力で政治が動くという旧態依然とした関係が垣間見える。
長野県に波及しないでもらいたいな。
村井・長野知事は業界からの陳情は「袖の下」が付きものだから大歓迎するはずだ。
コンクリート業界のおねだりに応じてダムを作ることに比べたら、なんてことはない。
対岸の火事でいられることを願っています。
群馬県では低額カット店に洗髪設備の設置が義務づけられることになるんだそうです。
不要なサービスを削って低額の料金で提供してくれているのに、どんな理由で横やりが入ったんでしょうね。
低額カット店の進出で困っている人たちの動きをたどれば見えてくると思うんですが、やはりというかズバリです。
個人営業の店が主体の県理容生活衛生同業組合と県美容業生活衛生同業組合が、カット専門の理・美容店に対して洗髪設備の設置義務化を求める請願を県議会に提出し、昨年3月に採択されたのが発端だ。
「洗髪しないのは不衛生」と訴えていた県理容生活衛生同業組合の吉野信一理事長は「我々は清潔さが身上の商売であり、安堵(あんど)している」として県の判断を歓迎している。
群馬県ではこれまで、衛生面の実態調査や県民アンケートを実施、さらに有識者ら5人の検討委を設置して議論してきた。
実態調査によると、洗髪設備の有無で衛生状態に差が出ることはなかった。
アンケートでも、設備がないことを「特に問題ない」「快適ではないが、不衛生とは思わない」との回答は合わせて6割を超えた。
これらを踏まえ、検討委は「義務化の合理的理由は見いだせない」と結論づけていた。
検討委の委員長を務めた大河原真美・高崎経済大教授は「県の判断に反映されたのかは疑問で、違和感がある」と話している。
一方、県内に11店舗を展開するカット専門チェーンは「洗髪するかしないかは利用者の判断。義務化に意味があるのか」と冷ややかだ。
店を選ぶのは消費者だから、洗髪してほしい人は設備のある店を選ぶし、洗髪しなくていいから安いほうがいいと思う消費者は激安店を選ぶ。
消費者が選べばいいだけの話で、「衛生上の問題」はこじつけとしか思えない。
改正条例案が定める洗髪設備の設置義務は、新規出店する店に課せられ、現在すでにある店には適用されない。本当に衛生面が心配なら、なぜ現在ある店には適用しないのか。
実質的な「新規出店規制」に過ぎないことの表れだ。
業界の圧力で政治が動くという旧態依然とした関係が垣間見える。
長野県に波及しないでもらいたいな。
村井・長野知事は業界からの陳情は「袖の下」が付きものだから大歓迎するはずだ。
コンクリート業界のおねだりに応じてダムを作ることに比べたら、なんてことはない。
対岸の火事でいられることを願っています。
2009年10月02日
・天狗になった長野県民主党議員
無駄なダムの象徴として長野県が誇る浅川ダムは、民主党政権では見直しの対象になるが、長野県民主党だと推進になるという。
これだから長野県民主党は県民に信頼されない。
30日の長野県議会一般質問で、民主党県連幹事長でもある倉田竜彦氏は村井知事への質問の中で、民主党や社民党系議員が所属する改革・緑新は、あらためて浅川ダム建設を含む浅川河川整備計画を支持する立場を確認したと説明。
「真摯な検討の中、民主的手続きを経て決定された河川整備計画は十分に検証に耐えうる。」とまで言い切った。
国は政権交代したのに、長野県内は旧態依然とした民主党の皮をかぶった自民党議員が跋扈しているようだ。
さて、浅川ダムが計画されている長野市では18日に市長選挙が告示される。
公募で候補者を選考中の民主党長野市支部が、ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー元日本支社長の高野登氏を推さず、別の候補の擁立を目指して党内調整に入ったことが1日、分かった。
◇ ◇
関係者によると、高野氏は民主党県連代表の北沢俊美防衛相と9月24日に都内で懇談。この際、公募に他薦で応じた高野氏を同党が推す方向で調整することになった。だがその後、党が全面的に主導する形での擁立を目指す同党側と、高野氏に出馬を要請してきた市民グループとの間で、選挙態勢や政党の関与の仕方をめぐって溝が生じたという。 =信濃毎日新聞 10月2日(金)=
◇ ◇
民主党が政権政党になったことで、長野県民主党が天狗になってしまったようだ。
民主党の選挙をやらせないなら推せないという理由は、党利党略でしかない。
候補者の優越などはまるで関係がないかのようだ。
長野県民は県庁所在地の市長選挙が、民意を反映する形で「政権交代」することを望んでいる。
市民団体が出馬を要請してきた高野氏が素晴らしい候補だと思ったから、一度は推すと決めたのだろうと思う。
ところが、市民と一緒になって選挙をやることがいやだから、独自候補を擁立して敵対するというのでは民意など微塵も感じられない。
先の衆院選挙で民主党が大勝し、その勢いにあやかって長野県でも議席を独占することになった。
民意の多くは、衆議院で政権交代を成し遂げるために民主党議員に議席を与えたのであって、議員個人や県連を支持したのではない。
少なくとも、ここ長野五区では民主党の新人候補は国政に送り込むには甚だ人格に欠けていたが、自民党から議席を奪うための手段として当選させざるを得なかった。
選挙期間中は、選挙妨害になるので候補者の汚点を公表しないように努めてきたが、そろそろほとぼりも冷めたところだから真実を語ってもいいだろう。
これだから長野県民主党は県民に信頼されない。
30日の長野県議会一般質問で、民主党県連幹事長でもある倉田竜彦氏は村井知事への質問の中で、民主党や社民党系議員が所属する改革・緑新は、あらためて浅川ダム建設を含む浅川河川整備計画を支持する立場を確認したと説明。
「真摯な検討の中、民主的手続きを経て決定された河川整備計画は十分に検証に耐えうる。」とまで言い切った。
国は政権交代したのに、長野県内は旧態依然とした民主党の皮をかぶった自民党議員が跋扈しているようだ。
さて、浅川ダムが計画されている長野市では18日に市長選挙が告示される。
公募で候補者を選考中の民主党長野市支部が、ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー元日本支社長の高野登氏を推さず、別の候補の擁立を目指して党内調整に入ったことが1日、分かった。
◇ ◇
関係者によると、高野氏は民主党県連代表の北沢俊美防衛相と9月24日に都内で懇談。この際、公募に他薦で応じた高野氏を同党が推す方向で調整することになった。だがその後、党が全面的に主導する形での擁立を目指す同党側と、高野氏に出馬を要請してきた市民グループとの間で、選挙態勢や政党の関与の仕方をめぐって溝が生じたという。 =信濃毎日新聞 10月2日(金)=
◇ ◇
民主党が政権政党になったことで、長野県民主党が天狗になってしまったようだ。
民主党の選挙をやらせないなら推せないという理由は、党利党略でしかない。
候補者の優越などはまるで関係がないかのようだ。
長野県民は県庁所在地の市長選挙が、民意を反映する形で「政権交代」することを望んでいる。
市民団体が出馬を要請してきた高野氏が素晴らしい候補だと思ったから、一度は推すと決めたのだろうと思う。
ところが、市民と一緒になって選挙をやることがいやだから、独自候補を擁立して敵対するというのでは民意など微塵も感じられない。
先の衆院選挙で民主党が大勝し、その勢いにあやかって長野県でも議席を独占することになった。
民意の多くは、衆議院で政権交代を成し遂げるために民主党議員に議席を与えたのであって、議員個人や県連を支持したのではない。
少なくとも、ここ長野五区では民主党の新人候補は国政に送り込むには甚だ人格に欠けていたが、自民党から議席を奪うための手段として当選させざるを得なかった。
選挙期間中は、選挙妨害になるので候補者の汚点を公表しないように努めてきたが、そろそろほとぼりも冷めたところだから真実を語ってもいいだろう。
2009年10月01日
・自家栽培の小麦粉で手打ちうどん
山田屋製粉所というのが宮田村にある。
製粉はもっぱらここに頼んでいる。
今回は、小麦粉をお願いした。
今年収穫した小麦は、ハルユタカという品種。
北海道の一部で栽培されていますが、パンを焼ける貴重な国産小麦らしい。
知人が種を分けてくれたので育ててみたが、ビギナーズラックで何の問題もなく収穫できた。
播いたのは1.1kgで、収穫は玄麦で76kg。
だいたい70倍の計算だが、米は150倍くらいにはなるので、比較すると半分だな。
はじめて栽培した割には、標準収量まで行けたのはラッキーだったからだろう。
ハルユタカは栽培が難しいから栽培量が少ないというからね。
山田屋製粉にお願いした玄麦は15kgで、粉になっ帰ってきたのが10kgだった。
随分と減るもんだな~。
製粉費用は玄麦1kgあたり100円だった。
早速、今晩は手打ちうどんにして食べてみた。
水が多くて柔らかい生うどんになったが、ゆで上がりのこしはなかなかだ。
水分が多くなったのは、市販の小麦粉と同等で水を入れたので、含水率が高めの我が家の粉では水分過多になる理屈だ。
それよりも何よりも、味がいい。
市販の小麦粉で打ったうどんとは明らかに違う。
無農薬栽培のハルユタカは幻の小麦粉と呼ばれているらしいが、この味わいは、そう言われる価値はあると思う。
うどんの次はラーメンが目標だ。
我が家の主食自給率は小麦粉を自給したことで、ほぼ100%に近付いた。
自給率を上げたことで、米も小麦も特上の味わいになったのだから、苦労の甲斐があったというものだ。
米麦ともに栽培は全然大変じゃないですけどね。
製粉はもっぱらここに頼んでいる。
今回は、小麦粉をお願いした。
今年収穫した小麦は、ハルユタカという品種。
北海道の一部で栽培されていますが、パンを焼ける貴重な国産小麦らしい。
知人が種を分けてくれたので育ててみたが、ビギナーズラックで何の問題もなく収穫できた。
播いたのは1.1kgで、収穫は玄麦で76kg。
だいたい70倍の計算だが、米は150倍くらいにはなるので、比較すると半分だな。
はじめて栽培した割には、標準収量まで行けたのはラッキーだったからだろう。
ハルユタカは栽培が難しいから栽培量が少ないというからね。
山田屋製粉にお願いした玄麦は15kgで、粉になっ帰ってきたのが10kgだった。
随分と減るもんだな~。
製粉費用は玄麦1kgあたり100円だった。
早速、今晩は手打ちうどんにして食べてみた。
水が多くて柔らかい生うどんになったが、ゆで上がりのこしはなかなかだ。
水分が多くなったのは、市販の小麦粉と同等で水を入れたので、含水率が高めの我が家の粉では水分過多になる理屈だ。
それよりも何よりも、味がいい。
市販の小麦粉で打ったうどんとは明らかに違う。
無農薬栽培のハルユタカは幻の小麦粉と呼ばれているらしいが、この味わいは、そう言われる価値はあると思う。
うどんの次はラーメンが目標だ。
我が家の主食自給率は小麦粉を自給したことで、ほぼ100%に近付いた。
自給率を上げたことで、米も小麦も特上の味わいになったのだから、苦労の甲斐があったというものだ。
米麦ともに栽培は全然大変じゃないですけどね。