2009年10月14日

・昭和伊南は伊那中央の補完でもいい

2009/10/14 いなまい・ドットコム
『地域医療再生事業 上伊那医療圏選定される』 =2009/10/14 いなまい・ドットコム=

地域医療の課題を解決するため、長野県が策定する事業を実施する「地域医療再生事業」に、上伊那医療圏が選定された。
これは13日、長野県庁で開かれた県医療審議会で報告され、了承された。
県内で厳しい医療環境にある上伊那と上小の2医療圏が選ばれた。
審議会で示された計画によると、上伊那では伊那中央病院、昭和伊南総合病院、辰野総合病院の公立3病院で新たに「公立病院運営連携会議」を設立し、3病院の将来的な経営統合を見据えて、機能分担と連携のあり方を検討する。
伊那中央病院は、第3次救命救急センターを担う病院と位置づけ、現在ある「地域医療センター」を一部拡充するほか、5年のうちに救命救急センターへの指定を目指す。
昭和伊南総合病院は、「地域医療支援リハビリテーションセンター」を整備し、2次救急から回復期を担う病院に、辰野病院も2次救急から回復期を担う病院として体制を整備する方針。
機能再生を推進するため、電子カルテなどによる診療情報を共有する地域連携ネットワークも整備するとしている。
そのほか、伊那中央病院に「内視鏡トレーニングセンター」を整備し、全国からトレーニング医師を受け入れ、医師不足の解消につなげたい―としている。
これらの事業は国から25億円の補助を受け、5ヶ年計画で実施される予定。

     ◇                    ◇

県医療審議会の考え方は道理にかなっていると思う。

昭和伊南病院が位置する駒ヶ根市では、過去の栄光が忘れられずに「誇りある昭和伊南が伊那中央の補完病院になってしまう」などと、たわ言が言い続けられている。

伊南行政組合の議員の発言だが、存続の危機に直面しているという危機感が感じられない。


自治体が運営する病院は全国各地で経営難に陥っている。

自民党の失策が根本原因だが、これへの対処に乗り遅れた昭和伊南病院では赤字経営が止まる見込みがない。

抜本的な経営改善に取り組んではいるものの、赤字幅を縮小するのがやっとで黒字化の目途は付いていない。


地域医療の拠点は名実ともに伊那中央病院が担っている。

駒ケ根の過去の誇りなどは何の役にも立たない。

地域医療のなんたるかを考えるときに、「誇りある・・・」などと言っている議員こそが再建の阻害要因である。


「昭和伊南はどうなってもいいのか」というのもあったようだ。

昭和伊南がどうなろうと、上伊那地域の医療体制が盤石のものとなることが重要だ。

昭和伊南をどうにでもして、伊那中央や辰野と連携できるように知恵を出し合う時だろう。


病院の運営を再考するには、既得権益にすがる不徳の議員たちはご遠慮いただこう。

伊南の地方議員には、ろくでもないのがほとんどだから、これほど重要な案件を任せるわけにはいかない。

ここは県の医療審議会にお任せした方が得策だろう。  
Posted by komachan at 22:15Comments(0)地域医療

2009年10月13日

・リニアのために田中康夫を民主党長野へ

JR東海は13日、リニア中央新幹線の建設で、東京―大阪の所要時間は、最短の「南アルプスルート」の場合、67分に短縮、工事費は8兆4400億円になるとの試算結果を発表した。

長野県が要望するルートを含め、名古屋駅経由で品川駅と新大阪駅を結ぶと仮定。茅野から南下し伊那、飯田を通る「伊那谷ルート」では74分、9兆900億円、茅野から木曽を回る「木曽谷ルート」では73分、8兆9800億円だった。

所要時間や工事費が最も少なく、需要も最大になるのはほぼ直線の南アルプスルートで、記者会見した同社の金子慎常務は「どの面を見ても南アルプスルートが優れている。分かりやすい差がついた」と話した。 =2009/10/13 共同通信=


JR東海の試算に不正がないと仮定すると、建設費が最も安上がりなのは直線のCルートで、次が木曽経由のAルート、最も高額なのが長野県の一部が欲しがるBルートの順になる。

所要時間も同じ順番で短い。

長野県のエゴ以外の要素では、Bルートを採用する理由はまったく見当たらない。


建設費の差額は6500億円と巨額だ。

長野県の一般会計予算(8300億円)の約8割に匹敵する。

地域エゴで民間企業に負担させることができる金額ではないことがはっきりしている。

長野県が肩代わりしてでも迂回させようと考えたとしても、到底支払える額でもない。


最終的には政治決着になると思うが、政権与党の民主党では鳩山首相が「ルート決定などは政治力ではなく科学的な意思決定で決め、完成まで一直線にまっしぐらに進められることを祈念する」と述べている。

6月に都内で開かれた9都府県の「リニア中央エクスプレス建設促進期成同盟会」の総会でのことだ。

ところが(自由)民主党の長野県連代表である北沢俊美参院議員は直線ルートには断固反対の構えだ。

諏訪と飯田に駅を作る考えも示している。


諏訪に駅を作ることは別の観点からも困難が予想される。

リニアと建設するのはJR東海だが、諏訪を通る中央線はJR東日本だ。

JR各社は路線を競合させないのが原則だから、諏訪駅の設置はありえない。


駅を飯田に作るならBルートよりもCルートの方が理にかなっている。

長野県と伊那谷のごく一部がエゴ丸出しで主張するBルートは、社会常識からして無理難題だ。

無理を通せば道理が引っ込む。


(自由)民主党長野県連+村井・長野県知事+小坂・伊那市長の自民党的保守政治家が、強欲を突き付け続けるのか。

長野市長選挙でバカ丸出し民主党長野県連だから、社会常識にとらわれずに自由気ままに利権欲しさに動くだろうな。

いっそのこと、長野県連の代表を田中康夫にでも交代すれば、一気に長野県の膿が絞りだせるし、社会常識が通用する当たり前の政治風土になるのかもしれない。  
Posted by komachan at 20:39Comments(0)長野県政

2009年10月12日

・三分の一稲刈り

我が家の田んぼの稲は今週末に刈り取り予定だ。

しかし、慣例で数日前に「試し刈り」をするように心がけている。

主な理由は「ハザ」を前もって用意しておくと、作業が早く終わるからだ。

他にも刈り取り機(バインダー)の調子を見ておくことも重要だ。


今日は、その試し刈りの日。

珍しく家族五人全員が揃ったので、午後から刈り取りの準備に取り掛かる。

隅刈り組とハザ脚+ナル組に分かれるが、子が前者で親が後者になった。

ナルなどを軽トラックで運ぶから必然的にこうなる。


一通り準備ができたところでバインダーの登場となる。

メインの二条刈りとサブの一条刈りの両方を作動させて、不具合がないかどうか確かめる。

二条刈りを私が運転して、一条刈りは危なっかしいが長女が担当する。


調子よく刈り取っていたら、突然速度調整レバーが作動しなくなった。

田んぼの中で100kgを超えるバインダーが動かなくなったらお手上げだ。

工具を持って来て修理するか、バインダーを田んぼから運び出して作業場の傍らで修理するか悩んだが、手が掛る修理と踏んで運び出すことにする。


人手で動かすわけにはいかないので、ミニバックホーで引っ掛けて運び出す。

フォークリフトで運んだ方が機敏だが、固くなっているとはいえ田んぼにフォークリフトを乗り入れたら絶対に出られないくなるから時間をかけてバックホーで。

故障したあたりをしばらく観察すると、ピンが抜けてロッドが外れているところを発見。

田んぼにピンを探しに戻ります。


バインダーが動かなくなった場所の地面をくまなく探すと、長さ3cmほどのピンを発見。

主要部品さえ見つかれば、Rピンなどの付属品はスペアが常備してあるので修理はすぐに完了。

結束のジュート紐があとわずかだったので、交換したくてもう少し刈り取ることに。

結局、田んぼの1/3を刈り取って、ハザに掛けて日暮れを迎えた。


試し刈りでバインダーの故障を前もって修理できたし、ハザがあとどれだけ必要なのかも目安が付いた。

全国的に天候不順で米が不作といわれるが、今年は低温を見越して「あきたこまち」に切り替えたことで難を逃れることができた。

今週末の刈り取りと、その先の脱穀でどれだけの収穫が上がったかが分かる。

半年の苦労が報われるのももう少しだ。  
Posted by komachan at 19:02Comments(0)百姓

2009年10月11日

・長野市長選挙に物申す。

18日に告示される長野市長選挙には、市民が推す高野登氏と(自由)民主党が推薦する県職から天下りした小林計正氏、それとコンクリートへの投資が最優先の鷲沢・現長野市長の3名が立候補する見込みだ。

民主党が天下りの根絶を高らかにうたっているこの時に、天下りの元県職員を推薦候補にした自由気ままな民主党県連には謹んで(自由)という冠を授けましょう。

民主党の前に(自由)と付けることにします。


村井仁が長野県知事選挙に出たとき、実質は自由民主党(自民党)からの立候補だったのに長野県(自由)民主党は応援に回った。

連合長野は推薦まで出した。

長野県民は、田中康夫の性急な県政運営にNOを突き付けたが、村井を推した長野県(自由)民主党や連合長野には呆れかえった。


一方、鷲沢市政は、良くも悪くも保守本道の自民党政治です。

だからこそ、長野県自民党の絶大な支援を受けている。

鷲沢はコンクリート財閥でもあるから、人よりもコンクリートの政治理念を貫いている。

政権与党となった民主党の政治理念とは、真っ向から対立する。


鷲沢を選択する有権者は、自民党政治を懐かしく思う人ばかりだろう。

まさか、民主党の政権交代へ一票を投じた賢明な有権者が含まれるとは考えられない。

一例として、鷲沢市長は児童センターを有料化する基本方針を示していたが、選挙が近付いた途端に「無料」に転換。

選挙の時だけ有権者に媚を売る典型的な政治屋だ。


(自由)民主党長野県連の候補も鷲沢正一も、どちらを選んでも旧態依然の自民党政治を目指している。

長野市民が、こんな基本的なことを知らないで市長選挙を迎えるとしたら、大変に不幸な出来事が訪れてしまう。

自民党政治を終わらせた民主党本部と全く違う、長野県(自由)民主党が長野県を日本の政治特区にしようとしているのは、賢明な県民なら看破していると思う。

その政党が推薦する元市議補選候補が小林氏だから、市長の器にふさわしいかどうかなどと論じることすらおこがましい。


篠原孝・衆議院議員が同級生であった小林氏に「どうせ市政に参画するなら(市議補選より)市長選に」と誘ったと、信毎が伝えていますが、これが本音でしょう。

市議補選でも当選の見込みがほとんどなかったようですから、「どうせ落選するなら市長選で」というお粗末な動機が考えられます。

県都の市長は、県民にとっては他人事ではないが、こんな動機で選挙に出てもらっては、全国の笑いものだ。


コンクリート政治の継続か、「どうせ」の市政か、どちらの選択もダメでしょう。

消去法でいくと高野氏が市長としてふさわしいんじゃないですか。

長野市民殿。  
Posted by komachan at 21:22Comments(1)選挙

2009年10月10日

・温暖化で食糧危機がやってくる

環境、文部科学両省と気象庁は9日、日本の地球温暖化に関するリポートを公表した。

20世紀末と比べた今世紀末の全国の平均気温は、地球温暖化対策を世界的に強化した場合は2.1度の上昇にとどまるが、対策を講じない場合には4.0度上がると予測している。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年にまとめた第4次評価報告書のデータに基づき分析した。

国内で現在観測される真夏日は全国平均で年間40日ほどだが、リポートでは、対策を強化しない場合、今世紀末には80日にまで増加すると見込んでいる。 =10月9日 時事通信=


普通に生活している人にとって平均気温が2.1度上がろうが、4度上がろうが実感がないと思う。

しかし、米をまじめに作っている農家にとっては、ものすごく脅威だ。

うちでは、米の収穫までに150~160日を要する。

栽培期間中の平均気温を積算すると3000~3200度になる。


温暖化防止を強化しても積算気温は10%も上昇してしまう。

対策しないと積算気温は20%の急上昇が見込まれる。

米が速く育っていいじゃないかと思われるかもしれないが、植物はこれほど急激な変化に即応することはできない。


また、常に温暖化するのではなく冷涼と温暖の波も激しくなるから、不作だったり、さらには凶作に陥る危険性も高まる。

熱くなるとを予想して高温耐性の稲を育てている年に、冷害が来たら目も当てられない。

地球の温暖化を実感として感じていない多くの人たちは、食糧不足に陥って初めて気が付くのかもしれない。


自家用米を作っている農家の多くが、新米を食べるのは一年後としていると思う。

裏を返せば、一年分のストックがあるということだ。

凶作が来ても困らないための農家の知恵だ。


しかし、一般の消費者は米不足になると途端に口に入れられなくなる。

1993年の米不足では需要の8割の収穫しか得られなかったことで、「米騒動」が勃発した。

当時、東京に暮らしていたが国産米が全く手に入らない状況に遭遇した。

八割の収穫があってもあれほどの騒動になるのだから、さらに深刻な凶作に見舞われたら想像を絶する状況に陥るだろう。


食べ物が不自由なく手に入れられる日本は、地球上でも特に恵まれた国だ。

世界中の食料を金の力で買いあさって、その三分の一を無駄に廃棄している。

廃棄処分される約2000万トンは、世界で途上国に食糧援助される量の3倍に匹敵する。

日本人は、地球上の資源にあまりにも無頓着な国民だ。


地球温暖化にも非協力的な人が少なくない。

CO2と温暖化がどうのこうのと屁理屈を並べて、脱炭素社会の実現を阻害する迷惑な人たちも大勢いる。

そのほとんどは、金で食い物を手に入れているはずだ。

自分の命の糧が「天の恵み」で得られていることに気がつかない哀れなキリギリスたちだ。


温暖化防止を進めても気温の上昇は止まらない。

命の糧がいつでも得られるという保証がない時代が来る。

百姓の真価が発揮される日が遠くないことは、決してうれしいことではない。  
Posted by komachan at 22:20Comments(0)温暖化防止

2009年10月09日

・A3プリンターを買い替えた

プリンターが壊れてしまった。

正確に言うと、プリンターのカートリッジ(インクヘッド)の故障だ。

古い機械なので、そろそろ買い替え時だから修理するよりも買い替えることにした。


A4用のBJF660VとA3用のBJF6100を併用していたが、カートリッジは兼用していた。

発売から9年と10年経過しているから、なかなかよく使った方だと思う。

BJF660Vは新製品で買ってずっと使って、BJF6100は仕事でA3が必要になったので数年前にオークションで確か1万円くらいで手に入れた。


さて、修理しようと思うとカートリッジにはカラーとブラックとフォトの3種類あって、一個4000円くらいだから全部換えると1万2千円だ。

最近はA3プリンターが2万円台で買えるから、プラス10000円で新型が手に入る。

さらに、カートリッジは数ヶ月前に交換したばかりで、修理してもまたすぐに故障する危険性が高い。


プリンターは文章や図面を印刷するのがほとんだから、適した機種は何がいいかなと調べたところCANONのix5000が最有力だ。

EPSONにもよさそうなものはあるが使い慣れたCANONの方が安心して使えるかな。

安く手に入れるならオークションだが、手元に来るまでに時間がかかるし、大きいものだから送料が高い。

そこで、amazonで購入することにした。送料無料だしね。

22,590円だった。


さて、今まで使っていたプリンターの処分はどうしよう。

捨てるには、粗大ごみの手数料が必要になる。

ダメもとでオークションに「ジャンク品」として出品してみた。


結果は、両機ともに引き取り手が現れました。

付属パーツなども含めると6000円が手元に入ってきました。

金額はたいした問題じゃなくて、何がしかの用途に使い続けてもらえることがうれしいですね。  
Posted by komachan at 20:15Comments(0)雑感

2009年10月08日

・リニアBルート主張で失うもの

JR東海が建設を計画するリニア中央新幹線について、県議会公共交通対策特別委員会は7日、地域振興に資する整備促進を求める決議案を賛成多数で可決した。

推進を求めるルートは明示しなかったが、諏訪・伊那谷経由のBルート推進をにじませた。

9日の本会議でも可決する見通し。 =2009-10-8 長野日報=


Bルートの整備促進に「長年にわたり官民一丸となって取り組んできた」と経緯を上げ、ルートについては「(県内で)より多くの県民が利用でき、地域経済の活性化に大きく寄与するルートや複数駅の実現が望まれている」と盛っている。

地域の代表として選ばれていると思い込んでいる県議会議員にしてみれば、国家プロジェクトだろうが地利地欲で臨むのが当然ということだろう。

南北に長い長野県だから、南端をかすめるJRの直線ルートだと大半の地域が「阻害されている」と被害者意識が芽生えてしまうからだ。


しかし、南信の住民から見れば、北信には新幹線があり、中信には最短距離で都心に行ける高速道路があるし、空港も特急列車もある。

南信には、超ローカル線の飯田線と諏訪を迂回する高速道路しかない。

もともとが北高南低だった。


リニア新幹線が南信を通るのは、順番からすれば少しもおかしくないし、これまで優遇されてきた北信があれこれ言う資格は微塵もない。

中信に至っては、古くから空港を持ち、交通僻地として長らく我慢を強いられてきた南信とは違って恩恵にあずかってきた。

松本空港が閉鎖される可能性が高まったからといって、リニアを迂回させようというのは地域エゴだ。


長野県内の交通整備の歴史からすれば、やっと南信の番が回ってきたわけであって、他の地域から横やりを入れられる筋合いは全くない。

Bルートという迂回ルートが検討されてきたのは、トンネル工法が困難と見られてきた過去の技術力が前提となっていたからだ。

技術革新が進んで前提が変わったら、過去の計画は白紙に戻すのが現政権の考え方でもある。


長野県は既存の計画を見直すことに極めて消極的だ。

リニアに限らず、浅川ダムでは民主党系議員でも計画通りに進めろという。

国としては政権交代かもしれないが、長野県はいまだ旧態依然とした政治風土を守ろうとする悪しき保守が生きながらえている。


南アルプスにトンネルをあけることが自然環境の観点から良いことだとは少しも思わないが、狭い伊那谷にリニアの軌道が延々と敷設されるのでは環境負荷は大差ない。

在来平行線になってしまう飯田線が地域のお荷物としてJRから押し付けられるのも目に見えている。

ルートでエゴを通している暇があったら、重要な連絡線となる飯田線の複線化・高速化へ向けて条件闘争をしかけるべきだ。


JR東海からしてみれば、田舎者の議員の喚きは思うつぼだろう。

ルート問題で喧々諤々やっているうちに、政治決着で国家の利益優先で直線ルートに決まり、気が付いたら連絡線は高速道路利用にすり替えられてしまう。

地域交通網の将来が頭に入っていないおバカな長野県議会議員に任せておいては、南信の交通事情はやっぱり改善されなくなってしまう。  
Posted by komachan at 22:11Comments(0)長野県政

2009年10月07日

・ダム死守に人柱を立てた民主党長野県連

あ~あ・・・。

長野県民主党がやっちまったな~。

天下り公務員を長野市長選の推薦候補として送り出してしまった。


元県職員の小林計正というご仁だが、ほとんど知らないので当人への論評はナシ。

その代わりと言っては何だが、党を前面に押し出して選挙に臨もうとする民主党長野県連の対応は、あまりにも民意をないがしろにしているので全部公開しちゃいます。

うちのブログは、読者の多くがマスコミ関係者だから、下手なことを書くと影響が大きいので、これでも遠慮しながら書いているが、今回は一切遠慮しないよ。


長野市長選挙に鷲沢現市長の対抗馬として立候補を表明している高野氏の選対スタッフのブログがある。

そこに書いてある小林氏擁立までの経緯を知ったら、民主党長野県連の信用は地に落ちる。

一部を紹介しましょう。


高野氏の擁立を進める「わくわく!ながの」と民主党長野県連とは候補者の一本化で話を進めていた。

しかし、総選挙で大勝して勢いに乗る民主党は、独自候補擁立を検討し、公募も行ったが候補者は見つからず、「やはり高野氏で」となりかけたときに、最後の詰めの所で、「選挙を全部仕切らせて欲しい」と言ってきた。

「わくわく!ながの」は、全面的に受け入れる方向だったが、「記者会見は民主党だけで」という話を聞いて、「それはないでしょう。せめて共同で」と言ったところ、民主党はすべてを抱え込むつもりだった思惑が外れたために、独自候補擁立に戻った。

というのが、核心の部分。(一部の表現は原文から引用)


県都の市長を誰にするかという本論よりも「記者会見を仕切らせろ。いやなら独自候補だ」ですか。

党利党略があまりにも露骨で、つい先ごろまで衆院選で一緒に戦っていた人たちだと思うと情けない。

民主党県連代表代行の羽田雄一郎参議院議員が選挙の陣頭指揮を執るようだが、長野五区の加藤学の選挙でも責任者だったから顔はしょっちゅう合わせていた。


ところで、民主党の阿漕(あこぎ)なやり口は、もっと奥が深いようです。

関係者のブログからさらに引用すると。

     ◇                    ◇

長野県連代表の北沢俊美防衛相が、沖縄の基地問題などで市長選に関わりにくくなったことや、下条みつ衆議院議員の秘書給与疑惑に加えて、まさに長野市を地盤にしている篠原孝衆議院議員の公設秘書寄付問題が続けて出てきたことで、「(市長)選挙どころではない」となった。

「自主投票」にすれば良いいが問題は浅川ダムだ。

民主党長野県連は、ダム推進の立場だ。

高野氏が長野市長になれば、当然ダム問題は市議会でも議論されることになるし、基本的な理念を聞く限りは賛成する可能性は低い。

そこで、どうしてもダムを推進したい長野県連としては、高野氏を推すわけにいかなくなった・・・と、これはあくまでも推測。

もし、それが理由であれば、「ムダな公共事業を見直す」とした民主党の基本政策から大きく外れていることになる。

八ッ場ダムや川辺川ダムなどで、その政策実現に向けて困難な道を進もうとしている民主党が、まさかダムを推進したいために、独自候補を立てるとは思いがたいが。 =「イヤならやめろ!」 2009年 10月 6日から一部引用=

     ◇                    ◇

この見立ては、うちのブログの着眼点と同じだ。

長野市長選挙とダムと民主党長野県連のトライアングル。

民主党推薦の候補者は、現職(鷲沢市長)を当選させるための人柱だな。

経過から判断すれば、これ以外には考えられない。


こういった入り組んだ因果関係も小沢・民主党幹事長の耳に入るようにしてある。

でも、民主党長野県連は小沢さんの言うことを聞かない「アウトロー」の立場を明確にしている連中だ。

民主党である前に羽田党であることが運命づけられている。


『無駄な公共事業見直し』は民主党本部では至上命題だが、長野県連だと『無駄でも公共事業死守』にすり替えられてしまう。

長野県の政治を混迷に陥れているのは、民主党長野県連だと県民が気が付くための重要な選挙になりそうだ。  
Posted by komachan at 20:49Comments(0)選挙

2009年10月06日

・温暖化で穀物不足が深刻化

地球温暖化で食糧危機が悪化するとの分析結果が明らかになりました。

ご覧ください。

     ◇                    ◇

地球温暖化がこのままの勢いで進むと、栄養不足の乳幼児が2050年には、温室効果ガス排出削減で気温が上昇しない場合に比べ2500万人以上増えるとの分析を、日本など各国が出資する「国際食糧政策研究所」(本部・ワシントン)がまとめた。生産量の減少と価格高騰で、人々が食糧を得るのが難しくなるのが原因。温暖化に伴い食糧生産の変動が栄養状態に与える影響を詳細に分析したのは初めてという。

 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」などの予測に基づき、50年の地球の平均気温は00年に比べて約1~2度上昇し、降水量は陸地の約2~10%で増えると想定。研究所が開発したモデルを使い、32種類の穀物と畜産物の生産量や価格への影響をコンピューターで分析した。

 その結果、穀物に高温障害などが発生し、途上国での生産量は小麦が30%、コメが15%減ることが分かった。また小麦の価格は、現状の気候のままでも人口増などに伴う需要増で40%高騰するが、温暖化が進むことで3倍近く高くなると推測した。さらに、コメは温暖化なしの場合でも60%高騰し、温暖化が進んだ場合は2.2倍になるとした。

 現在、栄養が不足している5歳未満の乳幼児は1億4800万人。温暖化がなければ、穀物の生産効率改善などもあって50年には1億1300万人に改善するが、温暖化防止策が不十分の場合には2500万人増の1億3800万人と予測している。

 研究所は「農業は最も気候変動にもろい産業だ」と指摘。温暖化に伴う栄養不足を抑えるには、高温に強い穀物の研究開発や灌漑(かんがい)設備の整備など70億ドル(約6300億円)が必要と試算している。 =10月6日 毎日新聞=

     ◇                    ◇

小麦の生産量が減少することを見越して小麦(ハルユタカ)を育てたわけではないのですが、自給できる農家であることを改めてありがたいと感じます。

今晩は、「かぼちゃのほうとう」としていただきました。

粉の味が勝って、ほうとうには向かない、というのが感想です。


また、前回のうどんが水分過多だったので、今回水を減らして粉の重量に対して45%(標準は50%)で打ってみたのですが、それでもまだ柔らかい。

次回は40%でやってみるつもりですが、これだと蕎麦並みですね。



温暖化が進めば小麦が高騰して3倍になるというが、小麦を自給しているとはいえ加工食品に使われている物の恩恵もかなり受けているはず。

日本人の小麦の消費量は一人当たり30数キロに達しているというから、一家五人だと150kg以上だ。

今年収穫した小麦は76kgで製粉すると50kgになってしまうから、すべて自給というわけにはいかないんだな。

今月下旬には小麦を蒔く予定だが、完全自給を目指して150kgの収穫が目標だ。

今年をベースにすると40aに2kgの種を播けばいい。


畝間に大豆を育てるのと、管理機で除草しやすいように畝間が80cmとっているので面積が約二倍になってます。

深刻な話のはずでしたが、農家の常ですぐ栽培の話になってしまいまして申し訳ない。  
Posted by komachan at 20:05Comments(1)百姓

2009年10月05日

・天下りを市長に担ぎ出した民主党

長野県民主党が長野市長選挙に「独自候補」を擁立するようです。

元県職員の小林計正という方です。

どのような人物なのかは存じ上げませんが、「市長選と同じ日程で行う市議補選への立候補を準備していた」というのが気になります。


元々市長ではなくて、市議になろうとしていた方を引っ張り出した長野県民主党の見識が疑われます。

現職の鷲沢市長の再選は妨げたいが、有力候補者の高野氏は市民グループと一緒に選挙をやるのでいやだ。

誰でもいいから候補者を立てて、民主党県連の面目だけは保ちたい。

これでは私利私欲だな。


繰り返すが、県都の市長候補に市議を目指していた人物をあてがって適任だと思っているのか。

一度は高野氏を適任と認めて選挙協力を申し出ていながら、市民と一緒では党のプライドが許さないとは何様のつもりだろうか。

長野県と長野市の将来を考えて市民団体が入念に準備を整えてきたところへ割り込んでは単なる『選挙の邪魔』。

これだから長野県民主党は始末に負えない。


昨日、イベントに参加しているときにも民主党の選挙を担った重要なメンバーが足を運んでくれた。

たまたま会場で遭遇した人もいたが、二日ともに寄ってくれて、話題はやはり民主党の加藤学のことになる。

加藤学本人がめちゃくちゃにした選挙体制から始まり、選挙違反(表向きはやっていないことになっているが)まで、警察が目を光らせているなんて情報もあって気が気じゃない。


その加藤学も民主党長野県連の副代表だから、今回の長野市長候補選出には責任がある。

このボンクラ議員をはじめとした、どうしようもない議員のたまり場からひねり出された浅知恵が、市議候補を市長候補にすり替えようというものだ。

日本を造り変えようと必死になって頑張っている民主党本部とは月とすっぽんだ。


民主党は天下りの根絶を党の最重要課題として取り上げている。

天下りした官僚には厳しい対応をとると公言している。

民主党長野県連が候補者として選んだ小林計正氏は、今年の4月に県出資外郭団体に天下りしている。


平成20年3月31日に定年退職して、翌日の4月1日には長野県信用保証協会の常勤監事に長野県のあっせんで天下りしている。

こちらから確認できます。⇒長野県信用保証協会HP

天下りを根絶しようとする民主党本部とは違い、天下りを認めるどころか「天上り」させようとする県連には、呆れてしまうよ。


小沢幹事長が知ったら大変だろうな・・・。  
Posted by komachan at 21:01Comments(1)選挙