2009年11月25日
・居間の暖房負荷シミュレーション
断熱リフォーム計画のための検討中なので細かい計算が出てきますが、備忘録として記しているのでご勘弁を・・・。
住宅のリフォームを進める時、コストと効果を比較しながら効率よく計画することが必要だ。
そのためには現状を知っておく必要がある。
我が家は全館暖房ではないので、暖房する居室単位で熱負荷計算を行う。
まずは、薪ストーブのある居間から。
居間には縁側があって障子で仕切られている。
薪ストーブは縁側に設置しているので、暖房するときには仕切りの障子を開けることになる。
障子の断熱効果は思いのほか高く、インプラスなどの内窓とほぼ同等だというから驚く。
熱貫流率で比べると、単板ガラス+内窓が2.9に対して単板ガラス+障子は3.0だ。
居間は私の寝間になっているので(薪ストーブを着ける役目だから)、就寝時はストーブの火を落として障子を閉める。
その時の室温をシミュレーションすると、室温が15度で外気が氷点下10度になったと仮定して、障子で閉め切られた縁側は氷点下2.2度まで下がる。
縁側の壁を断熱リフォームすると氷点下0.3度と幾分改善されるが、結露した窓が凍結する。
内窓を取り付けるなど、できる限りのことをしても外気が氷点下10度では縁側の室温は2.7度が上限だ。
縁側が氷点下になっても室温は15度という条件だから、居室としては寒くはないがストーブの上の鉄瓶に入った水は凍ってしまう。
室温の15度というのは、一般的な暖房常識からすると寒いと思われがちだが、薪ストーブは遠赤外線による輻射暖房だから、室温ではなく体感温度が高くなる。
室温が20度になるまで薪ストーブを焚くと、熱すぎて困るほどだ。
薪ストーブは出力が5000w以上あるから部屋の熱負荷は2800wに対して十分に余裕がある。
グラスウールで断熱すると2300wまで熱負荷が削減できる。(削減率19%)
さらに内窓も取り付けると1900w。(削減率32%)
内窓単独の削減効果は13%だが、インプラスを購入したとして9万円ほどの費用がかかる。
グラスウールだと19%で内窓の十分の一の出費で済む。
費用対効果では断然グラスウールが優位だ。
天井、床、壁、窓への断熱対策は、そこから生じている熱負荷の値と、削減余地、それに対する断熱素材の単価など、複合的に関わってくるから難解だ。
断熱リフォームは、突き詰めていくと奥が深い。
住宅のリフォームを進める時、コストと効果を比較しながら効率よく計画することが必要だ。
そのためには現状を知っておく必要がある。
我が家は全館暖房ではないので、暖房する居室単位で熱負荷計算を行う。
まずは、薪ストーブのある居間から。
居間には縁側があって障子で仕切られている。
薪ストーブは縁側に設置しているので、暖房するときには仕切りの障子を開けることになる。
障子の断熱効果は思いのほか高く、インプラスなどの内窓とほぼ同等だというから驚く。
熱貫流率で比べると、単板ガラス+内窓が2.9に対して単板ガラス+障子は3.0だ。
居間は私の寝間になっているので(薪ストーブを着ける役目だから)、就寝時はストーブの火を落として障子を閉める。
その時の室温をシミュレーションすると、室温が15度で外気が氷点下10度になったと仮定して、障子で閉め切られた縁側は氷点下2.2度まで下がる。
縁側の壁を断熱リフォームすると氷点下0.3度と幾分改善されるが、結露した窓が凍結する。
内窓を取り付けるなど、できる限りのことをしても外気が氷点下10度では縁側の室温は2.7度が上限だ。
縁側が氷点下になっても室温は15度という条件だから、居室としては寒くはないがストーブの上の鉄瓶に入った水は凍ってしまう。
室温の15度というのは、一般的な暖房常識からすると寒いと思われがちだが、薪ストーブは遠赤外線による輻射暖房だから、室温ではなく体感温度が高くなる。
室温が20度になるまで薪ストーブを焚くと、熱すぎて困るほどだ。
薪ストーブは出力が5000w以上あるから部屋の熱負荷は2800wに対して十分に余裕がある。
グラスウールで断熱すると2300wまで熱負荷が削減できる。(削減率19%)
さらに内窓も取り付けると1900w。(削減率32%)
内窓単独の削減効果は13%だが、インプラスを購入したとして9万円ほどの費用がかかる。
グラスウールだと19%で内窓の十分の一の出費で済む。
費用対効果では断然グラスウールが優位だ。
天井、床、壁、窓への断熱対策は、そこから生じている熱負荷の値と、削減余地、それに対する断熱素材の単価など、複合的に関わってくるから難解だ。
断熱リフォームは、突き詰めていくと奥が深い。