2013年10月12日
・カーウィングスの電費に規則性のある間違い
リーフで紀伊半島一周1200キロの旅を終えて走行記録を整理していたら、ある規則性を発見した。
カーウィングスの走行の履歴やマイドライブ記録に表示される平均電費が常に10を超えているのはおかしいと思っていました。
EVカスタマーセンターに問い合わせても「そういう仕様です」という、つれない答えが返ってくるだけ。
1200キロで10回の急速充電という日常とは異なる走行データを得たので、カーウィングスに反映されるのを待って簡単に検証を試みました。
結果、得られたのは、(電力)消費量が過大だということ。
検証の前提条件として、
・カーウィングスでは、電費を走行距離/電力使用量合計しているようだ。
・電力使用量合計は消費量から発電量を差し引いた値としているようだ。
次に検証方法として、
・消費量と発電量のそれぞれにある係数を掛けて電費を変化させる。これを電費1とする。
・急速充電器に表示された充電量とメーターに表示された走行距離から満タン法の電費を算出する。これを電費2とする。
・10回の急速充電毎に電費1と電費2を算出し、電費1/電費2の比率を算出する。
・係数をいろいろと変えて、比率のばらつきが最も少なくなる値を求める。
結果として消費電力に掛ける係数は0.75で、発電量に掛ける係数は1.0となった。
もう一つの検証方法として、10回分の消費電力の合計と発電量の合計のそれぞれに係数を掛けて、引き算して得られた10回分の電力使用量合計と実際に急速充電した電力量(急速充電器の表示値)を比較すると、上記の係数の時に誤差が0.2%となった。
この二つの検証から、現状では私のリーフのプログラムとカーウィングスの計算処理の組み合わせでは、消費電力が25%過大になっていると考えられる。
原因としては、私のリーフがサービスキャンペーンのソフト更新を受けていないのかもしれないが、整備記録上は過去二回のサービスキャンペーンは実施済みとなっている。
試乗車を中古として購入したので整備記録は販売店の申し出を信じるしかないが、偽装とまではいかないにしろ記録の勘違いということも考えられる。
近所の日産でサービスキャンペーンのソフトが更新されているかどうか、確認をお願いすることにしました。
《更新》
消費電力の過大表示はナビゲーションソフトのバグでした。
ナビのバージョンを109から152に更新したところ、過大表示は解消されました。
カーウィングスの走行の履歴やマイドライブ記録に表示される平均電費が常に10を超えているのはおかしいと思っていました。
EVカスタマーセンターに問い合わせても「そういう仕様です」という、つれない答えが返ってくるだけ。
1200キロで10回の急速充電という日常とは異なる走行データを得たので、カーウィングスに反映されるのを待って簡単に検証を試みました。
結果、得られたのは、(電力)消費量が過大だということ。
検証の前提条件として、
・カーウィングスでは、電費を走行距離/電力使用量合計しているようだ。
・電力使用量合計は消費量から発電量を差し引いた値としているようだ。
次に検証方法として、
・消費量と発電量のそれぞれにある係数を掛けて電費を変化させる。これを電費1とする。
・急速充電器に表示された充電量とメーターに表示された走行距離から満タン法の電費を算出する。これを電費2とする。
・10回の急速充電毎に電費1と電費2を算出し、電費1/電費2の比率を算出する。
・係数をいろいろと変えて、比率のばらつきが最も少なくなる値を求める。
結果として消費電力に掛ける係数は0.75で、発電量に掛ける係数は1.0となった。
もう一つの検証方法として、10回分の消費電力の合計と発電量の合計のそれぞれに係数を掛けて、引き算して得られた10回分の電力使用量合計と実際に急速充電した電力量(急速充電器の表示値)を比較すると、上記の係数の時に誤差が0.2%となった。
この二つの検証から、現状では私のリーフのプログラムとカーウィングスの計算処理の組み合わせでは、消費電力が25%過大になっていると考えられる。
原因としては、私のリーフがサービスキャンペーンのソフト更新を受けていないのかもしれないが、整備記録上は過去二回のサービスキャンペーンは実施済みとなっている。
試乗車を中古として購入したので整備記録は販売店の申し出を信じるしかないが、偽装とまではいかないにしろ記録の勘違いということも考えられる。
近所の日産でサービスキャンペーンのソフトが更新されているかどうか、確認をお願いすることにしました。
《更新》
消費電力の過大表示はナビゲーションソフトのバグでした。
ナビのバージョンを109から152に更新したところ、過大表示は解消されました。
2013年10月12日
・リーフで紀伊半島一周1200キロ(3) 三重日産松阪店→三重日産志摩店

日産リーフ 紀伊半島一周記録(3)
《一日目の行程》 2013年10月6日
自宅→尾張一宮PA→日産松阪店→日産志摩店→宿(紀伊長島)
【三重日産 松阪店 → 三重日産 志摩店 編】
画像は三重日産志摩店近くの横山展望台
《コメント》
出発地の日産松阪店から次の充電地日産志摩店へは標高差で22メートルと高低差は少ないが、途中のパールロードに入ると170メートルを登って賢島で海抜ゼロメートルまで一気に下る。
松阪で充電後に航続可能距離は123キロと表示されたが、これからの行程は一般道だから電費が向上する反面、アップダウンは多少きつくなるので表示された距離相応になるのではないかと考えた。
充電前に表示されていた電費は9.5km/kwhだが、同程度で走行できると見込み、充電後に表示された航続可能距離123kmでルート検索した距離101kmを超えることができると想定した。
日曜日であったにもかかわらず車がまばらなのは、伊勢神宮外宮の「遷宮の儀」で市内に観光客が集まっているからかもしれません。
南下するほどに車の姿が少なくなって、思い通りに走れるから電費も上々。
夫婦岩や鳥羽展望台でたっぷりと時間をとったので経由地を一つ(大王崎灯台)削って走行距離に余裕が生じた。
急速充電を利用する日産の志摩店は入口を入ったすぐに急速充電器が設置されているのでわかりやすい。
車内の掲示物を拝見していたら従業員の複数がリーフオーナーであるとのことなのでお尋ねすると、いろいろと情報交換できました。
到着時のバッテリー残量は3目盛で、航続可能距離は37kmであった。
急速充電を開始すると充電率が39%と表示されたのでかなり余裕があった。
《考察》
走行後の航続可能距離は37km残っていたので走行距離87.4kmを加えて124kmとなり、走行前に想定した123kmとほぼ同じになり見込みは妥当だった。
経由地を一つ飛ばしたことでバッテリー残量(3目盛)に余裕が生じ、充電後の残量計が10目盛まで上昇した。
しかし、充電後に表示される航続可能距離は113kmと少ないのはおかしいが、直前に横山展望台の急こう配を上り下りしたことが影響していたのかもしれない。
リーフで示される航続可能距離は『直前の過去』を基本としているので、日常利用はよしとしても旅先などでは参考にならないことがある。
ソフトの開発が進んでナビと連動した『先の行程』を基本とする人工知能が採用されれば、リーフの魅力が倍増すると思うのだが。
○出発地
・地名:三重日産 松阪店
・時刻:午前10時
・標高:4m
・充電状況 急速充電:89%
・航続可能距離表示:123km
・ルート検索距離:101km(次の充電地まで)
○経由地
・二見浦(夫婦岩、二見興玉神社)
・パールロード(鳥羽展望台)
・賢島(英虞湾クルージング)
・横山展望台
○充電地
・地名:三重日産 志摩店
・時刻:午後4時
・標高:26m
《走行データ》
・走行時速:法定速度+10km/hくらい(ECOモード)
・標高差:22m、最大標高差:147m
・実走行距離:87.4km
・電費:9.4km/kwh
・残り航続可能距離:37km
《充電状況》
・急速充電、充電率:89%、充電量:9.5kwh
・航続可能距離表示:113km
・実電費 9.2km/kwh
《バッテリー状況》
・車載バッテリー残量計 充電前:3目盛、充電後:10目盛
・バッテリー残量 39%(急速充電器における充電開始時の表示値)
《カーウィングスデータ》
・走行距離:85.4km
・電力使用量6.0kwh、消費量:10.4kwh、回生発電量4.5kwh
・電費:14.2km/kwh