2008年06月18日
・ダム利権中止は宮下ブランドの凋落

伊那谷を流れる天竜川の支流、三峰川上流に計画されていたダム建設が中止になるというローカルニュースです。
それが、全国ニュースのトップに掲げられたのは、言うまでもなくダム建設中止が画期的なことだからでしょう。
計画が決まれば、何があろうと建設にこぎつけるのがダム治水事業だったはずです。
「金がないから造れない」という今回の決定の理由からして、必要性重視で建設計画があるのではなく、土木事業の経済効果が念頭に置かれていたことがうかがえます。
国が建設中止を決めても地元の長野県や伊那市が反対することが考えられます。
ダムが作られる予定だった伊那市長谷といえば、地元の名士『宮下創平』の出身地です。
今は、二世議員の息子に地盤を譲ったとはいえ、宮下創平のブランド力は衰えていないと思われていました。
しかし、今回のダム中止の知らせは、親と二世議員の力の差をまざまざと示した形です。
国会議員の力の差が、ダム建設を誘致できるかどうかを左右する。
無駄なものでも、国会議員が地元に作らせている事例は事欠かないでしょうが、一千億円もの巨費を投じてまで守るべきものがそこにあったのか。
すぐ下流にある既存ダムの洪水調節機能強化が治水効果を早期に実現でき、事業費でも300億円と経済面でも効果があることからしても、費用対効果を考えて作られようとしていたのではなさそうです。
今回の中止決定を受けて、無駄な公共事業が縮小されて良かったと多くの地元住民が思ったとしても、表立って口に出すことは許されていません。
マスコミが地元の声を拾い集めようとしていても、「ダムは作るべきだ」と、批判する態度を示さざるを得ない苦しい地元住民の立場が目立つようです。
本心で言っている人もいるでしょうが、少なからず「宮下が怖くて本当のことが言えない」と嘆いている人もいます。
親の威光が衰えを見せた二世議員『宮下一郎』は、今回の中止決定に危機感を募らせるでしょう。
父親が引き寄せた巨大土木事業を息子が手放してしまった責任を、利権に群がっていた支援者たちから責められるからです。
利権レポートで支持を募ってきた宮下家の凋落の始まりとなるか。
SMAP問題に見る安倍総理の不見識
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Posted by komachan at 08:47│Comments(0)
│政治一般
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