2008年09月24日
・環境省「エコ偽装」商品許さぬ

食品をはじめとして偽装商品が、なだれのように社会に蔓延している状態ですから、エコ商品の中にもずいぶんと偽装されたものがあると思います。
記憶に新しいところでは、古紙配合とされた再生紙の偽装がありました。
そこで環境省は、『エコ偽装商品許さぬ 徹底検査・結果公表へ』となったようです。
検査の対象には『エコカー』も含まれ、環境性能が本物か、リサイクル率が偽装されていないかなど、分解して徹底した微量解析をするという。
性善説でメーカー任せだったお役所仕事が改善される兆候ですね。
見せ掛けの環境性能という点ではオール電化住宅もしっかりと検証してもらいたい。
施工された実績で温暖化ガスの排出が減っているのか。
過剰な電力消費を招いて、エネルギー多消費住宅となっている現状をしっかりと公表してもらいたい。
昨年の電力各社の二酸化炭素排出量は、一昨年よりも14.2%増えている。
1kWhの発電で出たCO2量(排出原単位)は0.453kgで、08~12年度の達成目標0.34kgを大きく上回った。
電力の利用が二酸化炭素の削減に結びつくとしている電力会社の宣伝が、『偽装』であることが明らかになりました。
NPO 法人の気候ネットワークから「オール電化住宅は地球温暖化防止に寄与するのか?」と題するレポートが発表され、(財)電力中央研究所が反論している。
オール電化住宅のCO2排出量は一般住宅より16%少ない!という主張ですが、原単位としている二酸化炭素排出量の増加によって、この主張が意味をなさなくなってしまった。
オール電化住宅の消費エネルギーが一般住宅のそれを上回っている実態が明らかになれば、地球温暖化防止に逆行する社会悪であることも社会に知らしめることになる。
企業は、自社の儲けのために嘘をつくのが本性であることが、庶民でも昨今の偽装事件で身にしみたはず。
電力会社の売り文句が『エコ偽装』だと発表される日が待ち遠しいです。
Posted by komachan at 09:09│Comments(0)
│温暖化防止
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