2014年10月18日

リーフのリチウムイオンバッテリー劣化はリコール対象に

日産リーフの走行用リチウムイオンバッテリーは、制御ソフトに不具合がある可能性があります。
その影響は、バッテリー容量の劣化として表れています。

走行距離が少ないにもかかわらず劣化が進み、バッテリー容量計が11、10、9・・・と減っていく。
これはリチウムイオンバッテリーの化学的な劣化によるだけではなく、セル間のバランスを管理するためのソフトのバグによるものだと考えられます。

その根拠として、一定の走行条件の下ではバッテリー容量が増加することがあげられます。
走行環境の違いで化学的にバッテリー性能が向上することは考えにくい。

先日も、急速充電の途中で、充電量は半分程度なのに満充電に近いと表示される故障に見舞われました。
充電しているのにバッテリー残量が減っていく・・・。
たまたま日産販売店の充電器を利用している時だったので、そのままサービス工場入りできましたが、出先だったら大変な事態です。

リーフのバッテリー制御には重大な欠陥があるのではないかと思います。
安全走行に影響する最重要装置の一つに欠陥があるのでは、リコールの対象となるべきです。

この不具合に気が付いているユーザーはまだ少ないと思うのですが、走行距離が少ないのにバッテリ残量が減ってしまった車は疑ってみた方が良いと思います。
判断の基準は、一年で1.5%、一万キロで1%です。
(例:LeafspyのSOHが2年で2万キロなら95%、3年で45000kmなら91%など、11セグになるのは84%を下回った時)
基準よりも劣化が進んでいるリーフは、不具合による影響を受けている可能性があります。

短距離の短時間走行で主に利用しているリーフに比較的多いと考えられます。
長距離や高速道路などで高負荷走行を多用するリーフには、急速な劣化が少ないようです。
このように使い方でバッテリーの劣化に違いが生じることが問題です。

日産リーフがより良い車として社会に認められるために、国土交通省のリコール隠しホットラインへ、リーフユーザーの声を届けましょう。
ユーザーの声の数が少ないとメーカーの言い訳を官僚が鵜呑みにしてしまいます。


自動車不具合情報ホットライン - 国土交通省

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ただし、日産の充電器から電気を持ち帰って自宅の節電に利用した悪者は別です。
セグ欠けを自虐的に自慢して、まともなユーザーの中に紛れ込んでしまっていますが、こうした悪用されたリーフはリコールの対象から外すべきです。

※日産の充電器を悪用して節電することを権利だと勘違いているユーザーがいるようですが、ニチコンでもEVカスタマーセンターでも、どちらでもいいから確認してみるとはっきりします。
日産の充電器は走行用の電力を供給するために設置されているのであり、持ち帰ってL2Hで使うのは止めるように諭されます。

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Posted by komachan at 07:33│Comments(0)リーフ
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