2015年01月07日

EV消費電力シミュレーター 低温時の急速充電器に対応バージョン

冬のEVドライブは条件が厳しい。
急速充電器は時間の経過とともにどんどん充電量が減って、暑い時期の半分も充電できないことがあります。

急速充電器を長時間占拠しなければ安心できるバッテリー残量にならず時間の無駄です。
充電時間を短縮すれば充電効率の低下をある程度は防止できるが、少ない充電量を的確に使いこなすにはリーフが提供する情報では心細い。

そこで、シミュレーターの性能を向上させました。
主な変更点は下記の通り。

1.気温が低い状況では、5分刻みで充電量を設定できる
2.前区間のバッテリー残量に急速充電量を加えてバッテリー電力量を算出する

この変更によって、必要にして十分な充電量を得られる最適な充電時間を設定できるようになりました。
今週末から出かける関東一周千キロの旅で試算した結果が↓です。



満充電にする自宅と三泊目のホテルまでは、すべての充電スポットで前区間の残量に急速充電した電力量を加算して連動します。
昼食を兼ねる充電スポットは基本30分ですが、それ以外は最短になるように5分刻みで充電時間を調整して、残量が4kWhを目安に設定します。

充電時間を短縮するための目安が与えられない一般的なリーフで同じルートを走行すれば、全体として数時間の充電時間の違いが出ると思われます。
深夜早朝でも走り続けることを苦にしない人には問題にならないかもしれませんが、日が暮れたら宿に入ってのんびり旅していると、こうして得られる数時間はとても貴重です。

《特徴》
・長期予報の気温を反映させていますが、予報が変わるようなら前日や直前に車内でPCを操作して充電時間(量)を調整することができる。
・おかわり充電が必要な状況も事前に察知できる。
・日差しで車内が暖まれば室温の設定を下げて、さらに一回当たりの充電時間を短縮して、充電効率の良い15~20分充電を繰り返すことができる。

《課題》
・気温とバッテリー温度、時間当たりの充電量のデーター蓄積が十分ではないので、まだまだ精度が高いとは言えません。
・充電回数が増えると充電待ちのリスクも高まるかもしれませんが、冬に遠出するリーフは少なくなるので影響はあまりないと考えています。

今回の関東千キロの旅では、二千メートル級の積雪地から温暖な都市部まで様々な道路状況を走るので、シミュレーターの検証には好適だと考えています。

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Posted by komachan at 07:39│Comments(0)リーフ
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