2015年01月28日

次期リーフに望む機能 回生ブレーキ

リーフが発売されて5年が経過し、マイナーチェンジ(MC)されてからも2年になることで、そろそろフルモデルチェンジの噂も聞かれるようになりました。

MC後も含めて初期モデルである現行リーフは多様なユーザーが乗って初めて改善点が明確になったところも多かったと思います。
また、他社から発売されたEVと比べて見劣りするところも出てきます。

バッテリーの性能向上で航続距離を伸ばすのはもちろん、安全性能や運転アシスト機能の充実は急速に進んでいるのでメーカーに任せても大丈夫でしょう。
見落とされがちな改善点を探してみました。

第一に回生ブレーキの改良です。
現状で大きな不満はありませんが、さらに使いやすくすることはできるはずです。

リーフの回生ブレーキの動作イメージを描くとこんな感じ。
制動初期は摩擦(機械)ブレーキが主体になっています。


摩擦ブレーキの領域を狭めて回生を強めるとこうなる。
BMWのEVはこのあたりを狙っているようです。


どちらが良いということではなく、好みの応じて使い分けられるようにして欲しい。
そんなに難しい注文ではないはずです。

現在の回生ブレーキだと頻繁に加速減速を繰り返す場所では電費が低下しやすい。
能登半島をドライブした時のこと、信号もなく快適に走っていたのに想定よりも電費が悪い。
道路の勾配などの基本情報に間違いがあったのかといろいろ精査しましたが、どうやら回生率の設定が実走行とかい離してしまったようです。

能登半島の外周は細やかな曲がりが連続するので、少し減速してから少し加速を延々と繰り返していました。
回生ブレーキのイメージ図から分かる通り、この「少し減速」の時に摩擦ブレーキが作動して、そのまま減速を続けるなら回生域が広がっていきますが、すぐに加速に移ってしまうと回生量が少ないままで終わってしまいます。

こうした場面の制動初期には、摩擦ブレーキ主体から回生主体に切り替えた方がエネルギー効率も良いし、走りやすくなる。

制動性能に関わるところだから後付のスロコンでの対応は難しと思われます。
事実、プリウス用に開発した回生コントロールの市販をPivotは断念しています。

日産に要望を申し入れました。

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Posted by komachan at 10:04│Comments(0)リーフ
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