2015年04月14日

姫路と高知の電費シミュレーション

リーフ情報をweb検索していたら、価格.comに姫路から高知へリーフで行きたいがと言う質問を見かけました。
5月に四国に出かける計画があるので、そのルートで行くとどうなるのか試算しました。

姫路駅から高知駅までの250kmとした場合、全行程の消費電力は約33kWhです。
往路と復路でほとんど同じです。
条件:時速80km、5人乗り(積載重量400kg)、気温15度、ノーマルタイヤ

時速100kmだと消費電力は21%(7kWh)増えて40kWhになります。
仮に法定速度を無視して時速110kmまで上げた場合を試算すると、さらに3kWh増えて43kWhの電力を消費します。

時速(km/h)、電費(km/kWh)、消費電力(kWh)をまとめると
80 、 7.6 、 33.2
90 、 6.9 、 36.2
100 、 6.4 、 39.5
110 、 5.8 、 43.2

高知の手前で、標高400m程度の低い峠がありますが、時速90kmで6.5km/kWhですから、ほとんど電費に影響はありません。

経路充電を計画する場合は、距離で消費電力を按分すれば、必要な充電量が判ります。
目安としてはバッテリー1%が0.2kWhですから、満充電で出発すれば、時速80kmの場合なら50%分の充電を二回すれば、到達可能ということになります。

好天でエアコンが不要な涼しい気温が前提ですから、雨が降ったり、冷え込んだり暑かったりすれば、その分の消費電力が増えます。

それでも均等に近い距離で3回充電すれば、到達可能だと思われます。
おおまかな目安ですが、高速道路で雨が降ったら速度を20km上げたのと同程度の電費になります。

一般道だと運転手のアクセルの踏み方やブレーキの使い方で多少の差が生じますが、高速道路をオートクルーズ走行するならシミュレーションとの誤差はほとんど出ません。
あっても2~3%です。


メーカーにとってそれほど難しいアプリ開発だとは思えないので、ユーザー向けに細かな条件設定ができるルートシミュレーターを提供して欲しいですね。

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Posted by komachan at 07:22│Comments(0)EV
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