2016年01月30日

中国の電気自動車はガソリン車以下

電気自動車は走行中に排気ガスを出さない。

これは優れた特徴の一つだが、走行中以外に出している排気ガスの質を見落としてはならない。
中国の電気自動車の事情が示している。
中国で走る電気自動車、「環境に優しい」のウソ 朝日新聞デジタル

ガソリンや軽油で走る自動車の排気ガスよりも発電所から排出される排気ガスの方が環境負荷が大きいのでは電気自動車の価値がない。

日本でも「クリーンエネルギー」と称して原子力発電が再稼働を始めているが、死の町と化した福島第一原発事故の現状や放射性廃棄物の後処理のめどが立っていないことから、中国の電気自動車と同様で張りぼてのクリーンに過ぎない。

電源を選ぶことは電気自動車ユーザーには難しいが不可能ではない。
4月から電力の小売り自由化が始まるからだ。
太陽光や風力による再生可能エネルギーを主体にしている事業者を選ぶことでクリーンな電気自動車を走らせることができる。

急速充電器が十分に普及したら、電源に再生エネルギーを利用している施設を選択するようにすれば、施設側も電源に着目するようになるだろう。

中国の振り見て我が振り直せ、だ。

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Posted by komachan at 07:36│Comments(0)EV
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