2009年05月31日

・いかなる犠牲を払っても

SBCテレビより自民党長野県連は30日、諏訪市文化センターで県連大会を開いた。

小坂憲次会長は「この国のあり方を描いてきた責任政党として、民主党の政策との違いを明確にしていかなければならない」とあいさつ。

これに呼応して飛び出した村井・長野県知事のあいさつがこれだ。

「(経済対策、新型インフルエンザ問題、北朝鮮のミサイル発射などで)見事な対応をしている自民党に、引き続いて政権を担っていただきたい」

自民党県連の小坂の前任者は村井仁でした。

当然の如く自民党政治を長野県に持ち込んでいる張本人です。

しかし、知事当選の立役者を並べてみると政治ではなく利権がからんで入り組んでしまっています。


自民と民主の事実上の一騎打ちとなる今度の総選挙をにらみ、首長の立ち位置もだんだんと明確になってきます。

村井仁知事は、自民党支持を明確にした。

村井知事を支援した諸団体はこれにどう対応するのか。


また、その諸団体と民主党の選挙協力や支援体制が明確にならないと、県民の理解が得られない。

民主党の支持母体の一つである連合は、社民党を支援しているし、旧社会党の流れは自民党と結びついている。

長野県の政治は表向きの政党色と裏の力関係が複雑で、なかなか理解できない。

マスコミが時系列を整理して、県民に分かりやすく解説するシリーズ企画を望みます。


それにしても、自民党の県連大会であいさつに立った笹川の言い草には戦慄を覚える。

「いかなる犠牲を払っても景気回復を」

ここで言うところの犠牲を払われる対象は利権に絡まない一般庶民ですよね。

派遣切りを助長し、労働者を苦しめてでも大企業の業績を上げようとする。

大多数の国民の生活を犠牲にしてでも、一部の経済界が活気を帯びれば数字上の景気回復が達成されてしまう。

自民党が本音を隠さなくなった。

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Posted by komachan at 09:37│Comments(0)政治一般
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