2007年08月17日

・家庭向け炭素税を考える

・家庭向け炭素税を考える地球温暖化防止のために温暖化ガスの削減が求められていますが、最も効果的だと考えられるのが炭素税です。

二酸化炭素などの温暖化ガスを一定量以上放出すると、税金を取られるとなれば、温暖化には無関心な人でも排出ガスの削減に取り組むのは必定です。


そこで、我が家を例題として、炭素税のモデルを考えてみました。

二酸化炭素を対象とした場合、排出量取引の単価がトン当たり3000円くらいだそうです。

また、IPCCでは温暖化対策費用は1トンの削減に100ドルが必要としている。


炭素税の性格からして、温暖化防止に必要な費用を捻出すると考えたほうが適当だから、二酸化炭素1トン当たり12000円としました。

次に課税標準の設定は、2020年には20%程度の削減が必要だといわれていることを念頭に、1990年比で-20%より多い場合に課税することとしました。


我が家は五人家族なので、5人世帯の二酸化炭素排出量の全国平均値を計算したら、1990年比-20%だと4.2トン。

我が家の二酸化炭素排出量は、自営業の分も含めて2005年の実績で5.3トンですから、差し引き1.1トンとして13200円が課税される計算となります。


2005年は、それなりの省エネしかしていなかったので、課税されても当然だったと思いますが、2006年はかなり頑張って省エネしたので課税標準を下回っています。

2006年の年間排出量は3.7トン。

2020年基準を満たしているとみなされるので、当面は非課税世帯となると見込んでいます。


では、2050年には50%削減を目標にするとされていますので、その場合は2.6トンが5人世帯の標準排出量となります。

事業系排出量を除いた我が家の家庭からの排出量は2006年実績で2.5トンなので、家庭としては2050年標準もクリアしていることになりました。


炭素税が導入されても怖くないな。

同じカテゴリー(温暖化防止)の記事画像
週間いな ZEHに悪乗りする業者の広告記事
新電力Looopに移行
雪下ろしで化石燃料削減
・うちエコ診断の不安
・エネルギー自給率が300%に
・未来型省エネ住宅「スマートハウス」
同じカテゴリー(温暖化防止)の記事
 週間いな ZEHに悪乗りする業者の広告記事 (2017-03-23 08:40)
 新電力Looopに移行 (2016-05-25 08:08)
 雪下ろしで化石燃料削減 (2016-01-24 08:59)
 非自民は炭素税を目指せ (2015-12-15 07:05)
 家庭電力の完全自給自足が可能に (2014-07-03 08:15)
 ・うちエコ診断の不安 (2014-02-22 08:50)
Posted by komachan at 08:00│Comments(0)温暖化防止
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。