2010年04月09日

・子育て手当てのばら撒きを見直す


子ども手当、半額は「現物支給」=民主若手が提言

 民主党の磯谷香代子氏ら衆院当選1回の有志議員は9日、子ども手当に関する提言をまとめた。同党の衆院選マニフェスト(政権公約)では、2011年度から月2万6000円の満額支給を実施するとしているが、提言は同年度も1万3000円の半額支給とし、残りは現金ではなく、小中学校の教育費や給食費、保育所・幼稚園の利用者負担に充てる「現物支給」とするよう求めている。
 手当が子育て以外に使われる恐れが指摘されていることに対応する狙いがある。

基本的には賛成ですが、「手当が子育て以外に使われる恐れが・・」には、民主党の新人議員の浮世離れがしのばれる。

お金には色が付いていないのだから、手当てが何に使われようと支給先の勝手でしょ。

子育てしている家庭は、子ども手当額以上に子育てにお金を使っている。

だから子育て手当ては全額子育てに使われると考えるのが妥当です。


子育て手当ての半額を学校や保育所に現物するなんてケチなこと言わずに、中学校以下の児童はすべて無料で通学、通園できるようにした方がいい。

子育て手当ての全額をそちらに振り替えても文句は出ないと思う。

さらに生活に困窮していたり所得が少ない世帯には、本当の意味の子育て手当てを付加すればいい。


いまの子育て手当ては選挙目当てのばら撒きだから、お金持ちを中心に批判が出るのは避けられない。

本当に子育て費用に困っている世帯にとってはのどから手が出るほど欲しいが、そうでない家庭にも同じだけ配るのは適当ではないと思う。

原資が借金だからです。

無い袖を無理やり振って捻出している子育て手当てを、なくても困らない家庭に支給するのは道理が通らない。


昨年の衆院選では、選対本部にこの手の苦情が少なくなかった。

「社会全体で子育てを支援する制度です」とごまかすのに苦労した。

本当の趣旨は、社会が支援するのではなく、税金が家計を支援しているのです。

支援してもらわなくても困らない方でも、有権者様に袖の下を差し上げることで民主党の基盤を確固たるものにしたかった。


次の参院選でも同じ手を使うのはあまりにも稚拙だと思うので、今度は本来の姿に変えてもらいたいですね。

高校卒業まで学校に納める費用は原則無料。

一定の範囲で交通費も免除。

これでこそ社会が子供を育むといえるのではないでしょうか。

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Posted by komachan at 20:02│Comments(0)政治一般
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