2010年04月14日

・道路利権の族議員を目指す加藤学

昨夏の衆院選で民主党の公約は「コンクリートから人へ」だった。

長野五区のボンクラ候補も党の公約だから仕方なく『口約』していた。

そのボンクラこと加藤学が昨日衆院本会議の質問に立ったらしい。


党内でも「使い物にならないし、扱いにくい」と悪評ばかりが目立つ加藤学だが、やっと表舞台に立つことを許されたようだ。

しかし、口を開けたら「伊那谷に道路を作ってくれ!」。

さすがに前原国土交通相から「投資効果が期待できる事業に限定する」とくぎを刺された。


加藤学の言い分はこうだ。

「伊那谷のように鉄道の便が良くないところではインター増設が高速道路の利便性を高め、地域に経済効果をもたらす」

地元に道路を作る典型的な利益誘導型政治屋の言い分そのものだ。


さらに、財源には高速道路料金割引の原資3兆円を使うことをアピールしろと前原大臣に迫った。

おいおい、選挙期間中に作ってやったおまえの政策チラシには、そんなことは書かなかったぞ。

「不要不急の道路は後回しにして、教育福祉に使います」と、訴えたはずだろう。

二枚舌もいい加減にしてもらいたい。


加藤学というボンクラ政治家は、選挙期間中から二枚舌を使い分けていたので、マスコミ関係者からも大変に評判が悪かった。

「新人のうちからこんなんでは、ろくな政治家にならない」(主力地方紙の記者談)

その通りになっているから二の句が継げません・・・。


地元へ帰って福祉関係者との懇談に臨む時には、「民主党はコンクリートよりも人を重視するべく政策を練り上げています」と、口からでまかせ。

土建屋の会合では「福祉予算は十分に確保したから、これからは道路建設に重点配分させます」と、巧みな二枚舌で翻弄する。

もちろんマスコミが見逃すはずはないので、マスコミがいない時や場所を見計らって口約するのが常套手段です。


それでも加藤学のファンクラブの方々は信じたいかもしれないが、当人のブログには道路予算の獲得を誇らしげに書いてあるらしいから確認してみるといい。

百聞は一見に如かずというが、選挙時と当選後の言動と行動の不一致がはなはだしい実態に驚かれるだろう。

こそこそと影に隠れて利益誘導して何の得があるのかと思うが、政治家を金儲けの職業と割り切っている加藤学という政治屋のことだから、懐に入ってくる喜びを知ってしまったんだろうと思う。

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Posted by komachan at 19:45│Comments(3)政治一般
この記事へのコメント
初めまして。
いつも興味深く読ませて頂いてます。

伊那市長選、加藤学氏も立候補予定者を応援していますが、一市民として正直不安を感じてます。
一つは市長選を自民党との政権争いの道具にしていないかということ。
もう一つは「加藤氏が応援している立候補予定者が当選した場合、箱物行政に誘導していくのでは」という不安です(そう簡単に利権に流される方ではないと思いますが)。
どちらにしても、市民が市政に影響力や関心を持って市長がしがらみや利権に流されないようにしなきゃ…と思います。
追伸:かなり前ですが、トラックバックのマナーを知らずに一方的に申請してしまったことがあります。その節は申し訳ありませんでした。
Posted by 夏茜 at 2010年04月15日 23:39
夏茜さん、こんばんは。

加藤学が選挙応援するとその候補は落選するというジンクスがあります。
政権与党の議員ではありますが、近付けないのが得策です。
彼は民主党の看板があってこその議員なのであって、政治家個人としての価値は微塵もありません。
それは彼と間近で接してみればすぐに分かります。
人間としての魅力がないんです。

加藤学の選挙参謀を務めた私が言うのだから本当です。
彼が出入りしている候補者の幹部に知り合いがいれば、強く勧めてください。
「加藤学と距離を置きましょう」
間違っても一緒に支援者回りなどさせてはダメですよ。
味方が敵に変ってしまいます。

どうしても利用しなければならないなら、民主党の広報車で伊那市の市政変革の必要性を説いて回らせましょう。
車から降ろさず、乗ったままでマイクを握らせておけばそれなりのことをしゃべります。

繰り返しますが、加藤学が密接すれば確実にその候補者は落選しますよ。
Posted by komachankomachan at 2010年04月15日 23:58
事務所に確認しましたら、特別に加藤氏から応援を受けている訳ではないそうです。
選挙は不慣れなもので…お騒がせして申し訳ありませんでした。
心配して頂いて本当に有難うございます。
Posted by 夏茜 at 2010年04月16日 13:14
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