2009年04月19日

・駒ヶ根の場外車券売り場に地元反対

駒ヶ根市に計画されている競輪の場外車券売り場に地元がNO!を突きつけた。


19日付の信濃毎日新聞
駒ケ根市北割二区に競輪の場外車券売り場計画が浮上している問題で、地元の同地区は17日夜、会合を開き、計画に同意しない方針を決めた。小平容大区長は、主な理由として「将来を担う子どもたちにいい影響を与えない」と説明している。
 会合は地区役員12人が出席し、非公開で行った。小平区長によると、新潟県妙高市にある同様の売り場を地区役員が視察した結果を報告後、同意の是非を協議。青少年健全育成を心配する声のほか、一帯に昭和伊南総合病院や特別養護老人ホームなどの施設が多いことから「福祉の里」のイメージにそぐわない-との意見が出た。

一部役員からは市の財政に寄与するとの意見も出されたようだが、北割二区の多くの役員方は金の亡者ではないと分かり、一安心です。

読者から、「推進派は1区の区長。(この話のために区長になったの?)2区は引き気味。」との情報が寄せられていたのが、裏付けられました。


当然なんですが、法律で病院の近くにつくってはならないと明記されているところを、強引に突破しようとする計画そのものが無謀。

村井知事の飼い犬でもある駒ヶ根の佐々木県議が乗り気なところからして、地域社会に悪影響を及ぼす公算が大きい。

「佐々木は、本当にろくでもないやつで困った、次は絶対に落とさなきゃ」、元支持者だったという主婦が嘆いていました。
自民党との濃密の確認は→佐々木県議自身のブログ


推進派の北割1区長がどう出てくるかが不安視されますが、建設予定地の反対決議は隣接区のそれとは比べ物にならないほどの重みがある。

これで、杉本市長も佐々木県議との政治的パイプの維持を優先することはできなくなった。

長野県自民党との政略を重視して場外車検場の建設を市民に隠していたが、代わってマスコミが市民に広報したことで目論みは外れた。


自民党が地域自治体の長を操ると、今回の件のような地域住民無視の横暴が頻繁に発生してしまう。

今日、村長選が投票される中川村にも、自民党の操り糸がすぐそこまで迫ってきている。

駒ヶ根は自民党の操り人形(杉本幸治という名です)が市長になっているが、中川村が同じ過ちに陥らないように、村民の見識に期待します。  
Posted by komachan at 10:02Comments(3)市政

2009年04月15日

・賭博が栄える、ふるさと駒ヶ根へ

駒ヶ根市HP ふるさと寄付金webサイトより駒ヶ根市に建設が計画されている賭博施設は競輪場の場外車券売り場ですが、須坂市高梨町では地方競馬の場外馬券売り場建設を横浜市の業者が計画を進めている。

駒ヶ根市の場合は、報道されているところによると松川町で建材製造・販売などを手がける竹村工業。

どういう業者なのかググッてみた。


主力業務は木毛セメント板などの建材。

関連に住宅建設を手がけるかたわら、賭博施設の胴元でもあるようだ。

パチンコですが、これだって立派?な賭博(ギャンブル)場には違いない。

だから延長線上にある競輪の車券だけを扱う賭博場を開設しようと考えたのだろうと思います。


良い業者なのか、悪い業者なのかは、消費者が自分の良識にしたがって考えれば分かる。

自分の住み暮らす家を作った業者の別の顔が賭博で稼いでいると知ったら、購入者の気持ちはいかがなものでしょうか。

賭博の上前をはねて金を儲けることを日本の法律が認めているからといって、良い仕事と思う人がどの程度いるのか。

そもそも、ギャンブル界からの多額の献金で政界に鎮座する政治家の方々が作っている法律で認められているのですから、手前味噌の合法という側面があることは確かですよね。


この竹村工業のすごいところは、堂々とギャンブルに手を染めていることも公開しているあたりにある。

本社のwebサイトに、関連会社として運営するパチンコ店がしっかりと掲載されている。

信念を持ってギャンブルとかかわっているようだから、地域の消費者は正面からそれを受け止めてやろうではないですか。


ギャンブル会社が住宅を作っている。

受け入れる人がいるから事業が成り立っているんでしょう。

八十二銀行、飯田信用金庫、アルプス中央信用金庫も信頼できる業者だと思っているから資金を提供しているのでしょう。


長野県駒ヶ根市に県内初の賭博施設ができることは、これらすべてにかかわる人たちが合法の賭博施設の良し悪しにどんな物差しをあてがうかが問われます。

市の財政に寄与するから、地域住民から金を巻き上げる施設があってもいいじゃないかとする、県議会議員や地元の区長たちの考え方がある。

一方で、住民のふところに媚薬を放り込んで生活崩壊をも促してしまう、この種の施設が持つ悪の側面が地域社会を蝕むとする考え方がある。


地域住民の生き方、理念が問われていると思う。

魂を売り払ってでも快楽におぼれたいとは思わない、良識ある住民が多数を占めればこの計画は頓挫するだろう。

しかし、金に目がくらんだ権力者たちが力で押さえ込むことに成功すれば、駒ヶ根の価値は変貌してしまう。

金の亡者たちの考える地域の価値は上がるかもしれないが、駒ヶ根市が持っている本来の美点とは相容れない。


駒ヶ根市では、ふるさと寄付金を募っている。

うたい文句はこうだ。

ご寄附を通じて、懐かしい山、川、豊かな自然とともに生きるあなたのふるさと「アルプスがふたつ映えるまち」駒ヶ根づくりを応援してください。

これが「ギャンブルが栄えるまち」として、ふるさと駒ヶ根を想う寄付が集まるだろうか。  
Posted by komachan at 10:32Comments(0)市政

2009年04月12日

・駒ヶ根の賭博場は地元区長が推進

サテライト妙高 keirin.jpのwebサイトより駒ヶ根市に建設計画が浮上した競輪の場外車券売り場ですが、地元の有力者たちが誘致に向けて画策しているようです。

さらに、地元選出の県議も誘致派との見方があり、反対運動は抑圧されている可能性が高い。


本日(12日)、駒ヶ根市北割の区長たち誘致促進派住民が、サテライト妙高へ見学へ出かけています。

ここには、2月に駒ヶ根選出の佐々木県議が視察に訪れています。

 24日は、妙高にあります「サテライト妙高」の場外競輪場車券売り場を視察調査をしてきました。 佐々木祥二HP


佐々木県議のHPによると、「駒ヶ根市の区長さん方も何人も、何回も調査に来ていると聞きました。」とあるので、推進派の住民は水面下で県議と情報交換して誘致に向けた裏工作に余念がないのでしょう。


競輪場の場外車券売り場の設置認可は、経済産業省の直轄であって地元住民や自治体の承諾は不必要です。

唯一、県知事が意見書を提出することで反対の意思を示すことができますが、誘致推進と見られる佐々木県議は自民党だし、村井知事派閥。

長野県知事として反対を表明するなんてことはありえない。


ところで、競輪の場外車券場を誘致したがる面々の理屈は、佐々木県議のHPによると「年間1500万から2000万円税金が入るようです。」

税収が増えるから地元にとってメリットがあるというのが、彼らの主張の根拠でしょう。

杉本・駒ヶ根市長も佐々木県議の傘下ですから、市の税収増のためにギャンブル施設を作ることに力を貸してもおかしくない。


しかし、収入の原資を考えてみれば、地元に大きな不利益がもたらされることに気がつく。

ギャンブル施設が儲けているお金は、誰が損したものなのか。

地元の住民がギャンブルに負けて失ったお金がギャンブル施設の胴元の懐を潤し、そのおこぼれが市の財政に寄与する仕組みです。


市民にギャンブルで損をさせて、市にお金が入って喜べるほど杉本市長はあこぎな人なのか。

パチンコも同様だ。

娯楽施設に名を借りたギャンブル施設の犠牲になっている人は少なくない。

しかし、税収に目がくらんだ自治体の理事者たちは、その悪影響には目をつむり、恩恵にあずかろうと手を差し伸べている。


ギャンブル施設ができて喜ぶのは、一部の政治家や有力者たちだけだろう。

競輪はスポーツとしての醍醐味もあるが、それは競輪場本体であって、賭博だけが目的の場外車券売り場は論外だ。

区長が推進派なのでは、反対運動は困難な状況が予想される。

地元で反対の意思を示したくても、かなりの圧力によって押さえ込まれていることが地元住民から伝えられている。


上伊那の皆さん、南信の皆さん、長野県民みんなの問題と捉えて賭博施設への反対の意思を示しましょう。

駒ヶ根の守銭奴の自由にさせてなりませんぞ。  
Posted by komachan at 08:14Comments(0)市政

2009年04月10日

・注目の飯田市議会選挙直前の自殺

注目している飯田市議会議員選挙の直前に自殺者が出た。

9日午後3時45分ごろ、飯田市八幡町の北辰神社脇の雑木林で、飯田市議の代田剛嗣氏が首をつっているのが見つかった。

代田市議は直前に自動車による物損事故をおこしており、飯田署では自殺とみて調べている。

ご冥福をお祈りします。


同市議は、19日開票の市議選への立候補を表明していました。

前回の市議選では、落選した次点候補との票差は21票であり、今回も苦戦が予想されていた。

南信州日報に掲載されている候補紹介で支持者が語ったところによると、「初当選直後はその役割に悩み、自信を喪失した時期もあったと聞いていた」とある。

事故直後に同乗していた支持者に「えらいことをしてしまた。議員生活終わりだ」と話していたというから、精神的にも追い込まれていたのかもしれない。


不幸な事故により、飯田市議会議員選挙は定数23に対して立候補予定者24の激戦となった。

伊那谷の地球温暖化防止の先陣を切る飯田市ですから、市議選といえども注目に値します。


そこで、地球温暖化防止を政策に掲げている市議を探してみました。

google検索で「飯田市議 地球温暖化防止」とすると、上位5件は下記のような結果になっています。


1位 飯田市議会議員、原勉さん

2位 飯田市議会議員、原勉さん - にほんブログ村

3位 飯田市議の原勉さんを勝手に応援するブログ - 政治家、応援批判掲示板

4位 人口減少化を見据えた地域政策 | 飯田市議会議員、原勉さん

5位 フルーツカクテル - 登録ブログリンク集 - 原勉さんを応援します

圧倒的に原勉(はらつとむ)市議が、温暖化防止の面では際立っています。

飯田市議会議員選挙の重要候補として注目していきたいと思います。  
Posted by komachan at 09:45Comments(0)市政

2009年04月08日

・駒ヶ根市が賭博施設の計画を隠蔽

駒ヶ根市で計画が進む場外車券売り場(競輪場外の車券販売場)の概要が明らかになりました。

きっかけはもちろん、地元の勇気ある住民が当ブログに情報を寄せてくれたからです。

ブログの記事を見た新聞記者が、詳細に取材して本日の紙面に掲載されました。

皆さんの読者投稿は、隠された情報を掘り起こすのに、とっても役に立っています。


昭和伊南総合病院のすぐ近くにあるパチンコ店を改装して、年間15億円の売り上げを見込むギャンブル施設ができる計画です。

駒ヶ根市には、昨年の10月に計画を説明したというのですから、市長は知っていながら市民に隠していたんですね。

市内にギャンブルがやってくるということは、施設ができる地元だけの問題ではなく、市民全体に問いかけなければならない大問題です。


市が広報できなくても、報道機関に情報を提供することは可能だ。

建設計画を市長が隠していたとなると、裏でどんな工作があり、世間を騒がしている裏金が疑われても仕方がないですね。

しばらくして、「私はギャンブルの誘致に失敗して市長を辞めました」なんて、杉本市長がコメントを発表することになったりしたら大変です。


信毎の記事によると、場外車券売り場を計画しているのは、下伊那郡松川町の竹村工業。

駒ヶ根市北割二区の広域農道沿いで同社が経営するパチンコ店が不採算のために建物活用策として浮上したようだ。

地元では、今後、同様の売り場を視察して住民生活への影響を判断する予定という。


誘致に向けて前向きに検討するというなら、そういう対応になるのだろうが、迷惑施設として県内でも諏訪・辰野地域で大反対運動が起きています。

真剣に反対するなら、こういった地域と連携して実のある検討を早急に進めるべきだと思います。

「青少年の健全育成に良くない」などと甘いことを言っているようでは、ギャンブルの旨みに呑み込まれてしまう。

駒ヶ根の町が、周辺の地域に、賭博の空気が漂い、南信の良さを一気に吹き飛ばしてしまう。


まもなくゴールデンウィークが始まり、信州にもたくさんの観光客が訪れます。

ギャンブル施設ができれば、自然豊かな南信州のに惹かれて訪れる観光客ではなく、金の亡者と金に見放されてすさんだ姿のギャンブラーがたむろする町になる。

計画する竹村工業では「実害はないと考えている」としているようだが、地域の風紀が一変しても実害はないと言い切れるのだろうか。

できてしまってから「しまった・・・。」と思っても遅い。


計画は2007年11月にも駒ヶ根市に報告されていたという。

杉本市長以下、駒ヶ根市が計画の存在を知りながら広く市民の声を聞こうとしてこなかった裏に何があるのかは今後明らかになると思いますが、利権の絡まない市民が自分たちの生活環境を守るために声を挙げなければ彼らの思う壺にはめられてしまう。  
Posted by komachan at 09:26Comments(0)市政

2009年04月06日

・飯田市が呆れる昭和伊南病院人事



駒ヶ根にある昭和伊南総合病院が危機的な状況にあることは、地域の住民で知らない人はいないでしょう。

経営形態の見直しでは、現行は一部を適用している地方公営企業法の全部適用に09年度移行し、組合長が任命する企業管理者を配置することになっています。

企業管理者は経営に一定の権限を持ち、予算調整や職員給与・勤務条件などについて弾力的な運用が可能となる。

その経営トップが適切な判断をするために必要な支援を担うのが経営企画室であり、そこの室長に飯田市の元副市長が就任しました。


しかし、この人事について飯田市の読者から、「とんでもない人をそちらに送り込んでしまった・・・」と、衝撃の報告が舞い込んで来ました。


市長の一期目、当時の助役を民間からとのことで市長が開発銀行出身(政府系)で県内で唯一人脈のあった82BKに依頼し、慶応、早稲田出身の2名が浮上。
市長が早稲田OBであったせいかO氏に決まった。
地元では慶応OBとの下馬評であったがO氏に決まった。
早稲田ラインで市長は進もうと思ったが結果として飯田地区での経済界の影響力は慶応閥が強く、この事は後にあらわれてきました。(2期目は確実に早慶戦の様相になった)

その後副市長になる訳だが、その間元々銀行においても営業畑ではない為、人脈に乏しく、出身高校、地元と松尾でもほとんど名前さえ知らないのが現状であった。
行政改革本部長となる訳だが何一つ実績を上げられず、議会でも答弁さえできず市職員からも相手にされず、本来副市長(助役)は従来、部、課長をはじめ、市長に伝えたい事を相談したりするのが役目の重要性を理解できず副市長の来訪者もほとんどなく、市職員、市役所の活力の低下はひどい状態となり、まあ任命責任のある牧野市長にその原因はあるのだが、その結果、市の関連団体三セク等で本人が取締役をしていた会社がほとんどこの間どうにもならなくなり、天竜峡温泉宿舎破たんは全くひどいものであり、議会側も調査委員会を作る(市で初めて)いわゆる所管事務調査を実施するに至り市長支持議員からも反対、追求の火の手が上がるありさま。
逆に言うとO氏の唯一の功績は82BKの3000万近い負債を公的資金(市)を導入して片がわりし、その会社を解散させ、新たに4000万を投入して市の直営会社にしてしまった。
破綻した会社の社長(地元自治会長)はあて職はまだしもO氏以下、取締役も何ら責任もとらず市民の税金を利用しただけで、何らの具体的責任もとらずに今期、退職金を1600万もらって1期4年でやめちゃった男です。

私の聞いている話では、病院の医師の不足に関連して、病院関係者と信大を含め、依頼活動をしていたが病院関係者もあきれるほど何んにも熱意もなく、積極的なアプローチもしないので、市長が彼に対して真剣に取り組む様、相当強くせまったところ、本人はびっくりして急に仕事に対する意欲を失い、辞意を口に出し、ここにいわゆる銀・銀コンビが解消する事になり、この事は議会における副市長人事の混乱を招き、牧野市長のリーダーシップの弱さを露呈する事となった。

いずれにしても、病院経営の能力はゼロ、一般企業の財ムもほとんど期待することはできない

<おまけ>
82BKの長野時代の「オリンピック室」では、あの吉村知事の裏金疑惑の関係者として、その筋では当たり前の話しで、投資会社の社長など、結果としてここ5、6年で、82退職→投資会社→飯田市副市長→駒ヶ根病院と天下りをつづけ都合3回の退職金をもらいながら、さて昭和伊南ではどうするのか、注目にあたいする。

飯田の心のある人達はあきれているのが本音です。

情報提供者は飯田市の政治・行政に深く関与し、内情に精通している方ですから信頼度はきわめて高い。

昭和伊南総合病院は危機的な状況にあり、財務に優れる人材が求められていた。

しかし、その着任した人物の能力に外部からも疑問の声が出ている。杉本市長は、しっかりと調査した上で採用に及んだのだろうか。

長野五輪の裏金疑惑の関係者でもある人物が駒ヶ根市の財政問題にも深く関与することが市民感情としては受け入れられない。


それにしても、飯田市の内部から「病院経営の能力はゼロ、一般企業の財ムも期待できない」と酷評される人物を病院経営の中枢に招き入れた杉本市長の人選能力の低さにはほとほとあきれてしまう。

市長公約で副市長を外部の民間から連れてくると、大嘘を市民についた杉本市長だからと納得できてしまうことに、駒ヶ根市民は落胆するしかない。


12日からは飯田市議会議員選挙が始まる。

飯田市の過去と将来を駒ヶ根市と比較して注視する必要が出てきたようだ。


**飯田市議会議員選挙 google検索上位4件
4月19日(日)は飯田市議会議員一般選挙の投票日です!
ザ・選挙 -選挙情報
飯田市議会議員、原勉さん
原勉さんを応援します - にほんブログ村  
Posted by komachan at 08:42Comments(0)市政

2009年04月02日

・鳥インフルエンザを招くふるさとの家

駒ヶ根ふるさとの家HPより駒ヶ根市は「駒ヶ根ふるさとの家」という、お荷物施設を抱えています。

前市長の中原正純による箱物大好き行政の副産物で、多額の赤字が市の財政を圧迫しています。

この4月1日より管理会社が替わり、「株式会社トヨタエンタプライズ」が運営責任者となったようだ。

ころころと管理会社が替わるところからして、順調な経営状態ではない様子が伺える。

市長の施政方針に盛り込まれている施設だから、駒ヶ根市が最終的な責任を負う施設であることは間違いない。


さて、このお荷物施設がとんでもない爆弾を抱えていることを知っている人はほとんどいない。

話はちょっと飛ぶが、2月27日、愛知県豊橋市のうずら飼養農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した。

豊橋市のウズラ飼育農場から見つかったのは高病原性鳥インフルエンザウイルスのH7型。

愛知県は同農場の消毒作業を行い半径10キロ以内の鳥や卵の移動を禁止。


全国の養鶏場では、渡り鳥との接触を含めてウィルスの侵入の防止に必死になっている。

駒ヶ根市内の養鶏場でも細心の注意を払っているようです。

しかし、養鶏場外の鳥でもウィルスに感染すれば、その周囲にある養鶏場は出荷停止の処分を受ける。

個人で飼っている鶏でもまったく同じ処置を受ける。


駒ヶ根市で、鳥インフルエンザというと新型インフルエンザの予防処置にばかりに目が行ってしまい、鳥インフルエンザウィルスの伝播防止には無頓着。

その証拠が、市の施設で鶏を放し飼いにしていることにある。

前述のふるさとの家では、HPで放し飼いの様子を掲載しているのだからあきれてしまう。

この鳥がウィルスに感染したら、市内の養鶏場が多大な損害を被ることに配慮がまったく行き届いていない。

駒ヶ根ふるさとの家は、新規就農研修の拠点施設と位置づけ農林課が担当しているのにだ。


行政の危機管理が機能していないことの現れの一つだが、市役所の機能が著しく低下している結果でもある。

このブログを常時ウォッチしている市の職員さんや杉本市長親衛隊の皆さん。

すぐに手を打ちましょうね。  
Posted by komachan at 08:42Comments(0)市政

2009年03月26日

・駒ヶ根市の恥となった杉本市長

杉本駒ヶ根市長 駒ヶ根市HPより杉本・駒ヶ根市長による住民福祉の切捨てが始まろうとしています。

昨年の市長選挙では、市民派を装って自民党の支援を受けて当選し、市職労と対峙して行政改革を進めると公言しながら市長につくやいなや市職労と手を結ぶ。

お役人上がりだから変わり身は早いと思っていましたが、これほどまでにひどいとは予想していなかった。


報道によれば、駒ヶ根市で暮らす年収320万円の二人世帯で、年額2万円もの値上げが国保で実施されます。

この発表の仕方が姑息な役人上がりの市長を象徴しています。

この年収は、駒ヶ根市職員の平均年収の半分に過ぎない。
(出典:公務員研究所自治体年収ランキング北陸・甲信越地方編)

値上げ額を小さく見せるために、分母に収入の少ない世帯を取り上げるところなど、古典的なごまかしの手法です。

乱暴な単純計算だと、平均的な世帯なら4万円の値上げだ。


長野県のサラリーマンの平均年収が445万円(出典:ニッポンの平均年収)といわれているので、市職員は高給取りがたくさんいるということだ。

国保の値上げを小さく見せるために我々のような貧乏な家庭を例に挙げるのではなく、高給取りの市職員を例にするべきじゃないですか。

県内の平均的なサラリーマンの1.5倍もの厚遇を受けている職員がいることを知られるのがそんなにまずいことなんでしょうか。

杉本市長は市長選の最中、市職員の高い給料を下げてみせると息巻いていましたが、投票欲しさの見せ掛けのパフォーマンスだったんですね。


国保の値上げによる増収は5千7百万円という。

市の職員が276人で、サラリーマン年収との差額632-445=187万円を掛けると5億1600万円にもなる。

その一割で国保の値上げ分が吸収できてしまうじゃないか。


杉本市長、あるところから減らさないで、無いところから搾り取るのはやめないか。

郷に入れば郷に従えというが、市民は市民の郷に市長が従ってくれると思ったから投票したんであって、市役所の郷に染まってしまうとは予想もしていなかったんですよ。

市民を裏切り、職員と手をつないで安住する道を選んだあなたを駒ヶ根市民は『駒ヶ根市の恥』と呼びます。  
Posted by komachan at 09:11Comments(0)市政

2009年03月03日

・ブログ開始から4年の駒ヶ根市

駒ヶ根市の昆虫「ハッチョウトンボ」 市HPより駒ヶ根に想うが満4年。

115万件のアクセスは嬉しくもあり、肩の荷が重いようにも感じます。


ブログを書き始めたのは中原前市長の箱物行政に危機感を抱いたのがきっかけです。

市町村合併を悪用して、合併特例債で不要な箱物を作るだけでなく、必要な施設を壊して別の場所に移設しようと、とんでもない悪事をはたらこうとしました。

幸いにも、合併に取り組んだアホな議員たちが「中央アルプス市」という珍市名を住民に押し付けようとしたので、合併そのものが頓挫したことで難を逃れました。


その後、昨年1月の市長選挙で駒ヶ根市民は、中原前市長の後継候補に不適格の烙印を押すことになり中原政治は終焉を迎えました。

しかし中原前市長の腹心だった市職員の多くは在任したままなわけで、駒ヶ根市が一気に変わったということにはなっていません。

新たに誕生した杉本市政も、傍から見れば反中原のように見えますが、内実は中原人脈が多く引き継がれているんです。


その最たる証拠は、杉本市長が選挙公約の最重要課題として明言していた副市長人事にあります。

市政刷新の目玉として副市長は絶対に外部の有能な人材を登用すると約束していました。

しかし、市長になった途端に「適当な人が見つからない」。

内部昇格でごまかしてしまいました。

好むと好まざるとにかかわらず、市長になりたいがために中原人脈を利用して市長の座を射止めた副作用が顕在化してしまったのです。


昨年の駒ヶ根市長選挙が終わった直後、ある経済界のトップとお話をする機会がありました。

長野県内の政治に精通しておられるその方が言うには、「駒ヶ根は4年間は我慢のときだな」。

杉本市長の本質を見抜かれた眼力はさすがです。


さて、恨みごとを言っているだけでは問題は解決しないので、積極的に提言することも大事だと思い、自分なりに活動してきました。

あちらこちらに顔を出すので胡散臭がられることもあるし、ブログに書かれるからとだんまりを決め込む場面にも出くわします。

杉本市長もその一人に含まれているから困ったな・・・。


積極的に将来の駒ヶ根構想を提案しようとしても、「市民の意見を聞いて判断します」。

具体的な提言を専門家と一緒に持っていっても、「予算が無いから」。

市長というよりも役所の中間管理職と話しているような錯覚におちいります。


駒ヶ根市には政治家は不在であって、役人が役場のトップになった官僚組織の塊と化してしまったのかもしれません。

そういうことなら「市民の声に従います」が口癖の杉本市長が、何でも市民に聞かないと方向性も示せないのも理解できます。

政治信条がコロコロ変わる麻生総理大臣にもあきれてしまいますが、市民の顔色ばかりをうかがって政治信条を持たない杉本市長の存在も困ったものです。


ブログを通して4年に渡り観察してきた駒ヶ根市は、今のところこんな感じです。  
Posted by komachan at 09:06Comments(0)市政

2009年02月25日

・駒ヶ根市は市長不在

中央アルプスと芝桜 駒ヶ根市HPより昨日、杉本・駒ヶ根市長と懇談する機会があった。

経営が危ぶまれている昭和伊南総合病院がテーマでした。


よかったところは、一人で来て、自分の口で全部説明して受け答えしたところ。

よく勉強しているし、一生懸命に取り組んでいる様子が伺える。

反面、市長がそこまで一つのことにかかりきりになると、疎かになっている課題が生じてしまう。

細かなところは腹心の職員に任せ、核心に迫る部分に理解を深め、大局的な判断を担うのが市長の役割だと思う。


そこのところが現れたのが駒ヶ根市の予算かもしれません。

信濃毎日新聞で並んで取り上げられた飯田市の予算と比べると分かりやすい。

飯田市は、将来ビジョンを明確にし、方向性が定まっているから予算の意味合いが理解できる。


一方の駒ヶ根市の予算は、市民の声を聞き、市民にお任せする市政運営を目指している。

これなら市長は要らない。

市民も声を聞いてくれるのはありがたいが方向性すら示されないのでは、好き勝手な意見が飛び交って、効果的に収束していくのかどうか疑問だ。


杉本市長の一年をふりかえると、やろうとしていることが見えてきた。

市民の御用聞きに励み、市民のやる気をサポートする縁の下の力持ちを目指しているようだ。

市の職員としては優れた発想だが、これは市長のやるべきことではない。

駒ヶ根市は現在、市長が不在と言ってもいいような状態なのかもしれない。  
Posted by komachan at 10:01Comments(0)市政