2009年04月15日
・賭博が栄える、ふるさと駒ヶ根へ

駒ヶ根市の場合は、報道されているところによると松川町で建材製造・販売などを手がける竹村工業。
どういう業者なのかググッてみた。
主力業務は木毛セメント板などの建材。
関連に住宅建設を手がけるかたわら、賭博施設の胴元でもあるようだ。
パチンコですが、これだって立派?な賭博(ギャンブル)場には違いない。
だから延長線上にある競輪の車券だけを扱う賭博場を開設しようと考えたのだろうと思います。
良い業者なのか、悪い業者なのかは、消費者が自分の良識にしたがって考えれば分かる。
自分の住み暮らす家を作った業者の別の顔が賭博で稼いでいると知ったら、購入者の気持ちはいかがなものでしょうか。
賭博の上前をはねて金を儲けることを日本の法律が認めているからといって、良い仕事と思う人がどの程度いるのか。
そもそも、ギャンブル界からの多額の献金で政界に鎮座する政治家の方々が作っている法律で認められているのですから、手前味噌の合法という側面があることは確かですよね。
この竹村工業のすごいところは、堂々とギャンブルに手を染めていることも公開しているあたりにある。
本社のwebサイトに、関連会社として運営するパチンコ店がしっかりと掲載されている。
信念を持ってギャンブルとかかわっているようだから、地域の消費者は正面からそれを受け止めてやろうではないですか。
ギャンブル会社が住宅を作っている。
受け入れる人がいるから事業が成り立っているんでしょう。
八十二銀行、飯田信用金庫、アルプス中央信用金庫も信頼できる業者だと思っているから資金を提供しているのでしょう。
長野県駒ヶ根市に県内初の賭博施設ができることは、これらすべてにかかわる人たちが合法の賭博施設の良し悪しにどんな物差しをあてがうかが問われます。
市の財政に寄与するから、地域住民から金を巻き上げる施設があってもいいじゃないかとする、県議会議員や地元の区長たちの考え方がある。
一方で、住民のふところに媚薬を放り込んで生活崩壊をも促してしまう、この種の施設が持つ悪の側面が地域社会を蝕むとする考え方がある。
地域住民の生き方、理念が問われていると思う。
魂を売り払ってでも快楽におぼれたいとは思わない、良識ある住民が多数を占めればこの計画は頓挫するだろう。
しかし、金に目がくらんだ権力者たちが力で押さえ込むことに成功すれば、駒ヶ根の価値は変貌してしまう。
金の亡者たちの考える地域の価値は上がるかもしれないが、駒ヶ根市が持っている本来の美点とは相容れない。
駒ヶ根市では、ふるさと寄付金を募っている。
うたい文句はこうだ。
ご寄附を通じて、懐かしい山、川、豊かな自然とともに生きるあなたのふるさと「アルプスがふたつ映えるまち」駒ヶ根づくりを応援してください。
これが「ギャンブルが栄えるまち」として、ふるさと駒ヶ根を想う寄付が集まるだろうか。
Posted by komachan at 10:32│Comments(0)
│市政
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