2017年03月23日

週間いな ZEHに悪乗りする業者の広告記事


信濃毎日新聞社が発行する「週刊いな」というフリーペーパーに、記事を装った広告が掲載されている。
ゼロエネルギーハウス(ZEH)が広く知られていないことに便乗して蓄電池を売り込もうとする業者に加担した記事を掲載している。

ZEHとは、断熱などで省エネ化された住宅で外部から供給を受けるエネルギーを上回る再生可能エネルギーを作りだす住宅のことだ。
エネルギーの最小化が大前提である。
大型の太陽光発電を搭載して消費するエネルギーよりも多く発電すればZEHだとするエセZEHは本来の趣旨を逸脱している。

さらに、付属設備に過ぎない蓄電池が、あたかもZEHの主たる構成要件であるかのように表現されているこうした記事は、ZEHの目指すところではない。

蓄電池はエネルギーの使い勝手を向上させる機能はあるが、ZEHとしての性能にはほとんど寄与しない。
電気を蓄えることで使う時間帯が変化するだけだからだ、

こうしたZEH便乗商法は、これから増えるのだろう。

※ZEHの定義は以下の三点を満たした住宅となる。
・断熱性・気密性などの「高断熱基準」
・省エネ基準に照らし合わせて20%以上の省エネを行い得る「設備の効率化」
・上記二点を満たした上で太陽光発電などによる「正味100%以上の省エネ」
発電においては売電部分も考慮に含める。  
Posted by komachan at 08:40温暖化防止

2016年05月25日

新電力Looopに移行


新電力に移行しました。
Looopでんきという再生可能エネルギーを積極的に導入している電力会社です。
https://looop-denki.com/low-v/

一番の魅力は基本料金が0円。
これまで支払っていた電気料金の2/3は基本料金だったので、大幅に安くなる。

原発に反対してきた人の多くが原発を有する電力会社から電力を買っているという矛盾。
新電力をポイントや付帯サービスなどのオマケで選んだのでは原発推進派と同じ穴のむじなになってしまう。

文化的で快適な電化生活を享受しつつ地球温暖化の防止に寄与するべく太陽光発電で社会に電力を供給している優れた家庭ほどLooopの恩恵が大きくなる。
余剰売電+独立電源でほぼ100%を売電している我が家には自然派Looopの料金体系は最適。  
Posted by komachan at 08:08Comments(0)温暖化防止

2016年01月24日

雪下ろしで化石燃料削減


朝の一仕事。

各地で大雪になっていますが南信州は小雪です。
晴れ間も出る天気予報だから太陽光発電の雪を下ろしました。

この時期でも晴れれば一日で200kWh近い電力を生み出せます。
雪が積もっていると、その大半を失ってしまうからもったいない。

雪を下せば地域の化石燃料消費を減らせる。
寒風に吹き晒されながらの屋根上の作業もやりがいがあります。
  
Posted by komachan at 08:59Comments(0)温暖化防止

2015年12月15日

非自民は炭素税を目指せ

温暖化対策に後ろ向きな安倍政権のもとでは、マスコミも国民への啓発に後ろ向きでテレビや新聞の関連記事は目立たない。

COP21 パリ協定採択 温暖化防止に高い壁

時折指摘しているが、日本の住宅は省エネが遅れている。
原因は設計者や工務店の省エネ技術が低レベルだからだ。
日本の建築省エネ技術そのものは優れているが、住宅部門は数十年も遅れている。
御自慢の新築住宅が、実は時代遅れの漏エネ住宅だと知らぬはお施主ばかりなり・・・。

住宅の省エネがおざなりな理由は設計者や工務店が低レベルだからという理由だけではなく、国が省エネよりも産業を優先しているからだという背景もある。
冬に寒くて夏は暑い家を建てれば、クーラーとヒーターが売れ電気と灯油が大量に消費されて経済が活性化するから。

パリ協定が採択されたこの機に、炭素税の導入へ向けて動くべきだと思う。
安倍政権は絶対に踏み込まないだろうから、政権交代が必要になる。
野党の面々、もっと勉強しろ!  
Posted by komachan at 07:05Comments(0)温暖化防止

2014年07月03日

家庭電力の完全自給自足が可能に

EV用パワーコンディショナ「SMART V2H」モニター販売開始のお知らせ
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2014/0701.html

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家庭電力の完全自給自足が可能になります。

三菱電機からEV用パワーコンディショナ「SMART V2H」が発売されます。
これまでの同種の製品とはレベルが違います。
ニチコンのEVパワー・ステーションは存在価値がなくなりますね。

さすがにパワーコンディショナーでは業界トップの三菱の製品です。
太陽光と商用電源、EVの電池を自在に使い分けられる。
欲しかった機能を不足なく備えています。

余剰買取の恩恵を妨げることなくPVとEVを連携できるところが特徴に一つです。

100万円で手に入るリーフ中古車をバッテリー交換サービスで新品同様にして、今乗っているリーフをSMART V2Hと組み合わせれば、200万円ほどで理想的な自立電源になります。  
Posted by komachan at 08:15Comments(0)温暖化防止

2014年02月22日

・うちエコ診断の不安



うちエコ診断というものがある。
資格を取得した「うちエコ診断士」と称する人が一般家庭を訪問して省エネの指導をするらしい。

そこのwebサイトに自分の家の省エネ対策まで学べるソフトがあったので試してみました。
結果は画像の通り。

EVに切り替えたから電気代が平均に近くなったが、CO2排出量は平均の半分。
ただし、平均は家庭用ですが、私の結果は事業用も含んでいます。
太陽光発電をやっていないという前提ですから、実際よりもかなり多く出ています。

ところで、設問への答えに困ることが何度もあった。
給湯に薪ボイラーがあるのに暖房に薪ストーブが無い。
照明にLEDが無い。
「お風呂を貯める日は一週間で何日」って???

子供だましと言ってしまえばそれまでですが、うちエコ診断士のレベルが推し量れますね。  
Posted by komachan at 08:50Comments(0)温暖化防止

2013年11月13日

・CO2排出のリミットは残り30年


私が住宅を断熱し、エネルギーを自給できる電気自動車に切り替え、出来る限り電力を生み出すには切迫した理由がある。
原発を廃絶するため、地球温暖化を止めるためにできる限りのことをしなくてはならないからです。

どちらも切迫した状況に追い込まれているというのに、ほとんどの人は「何とかなる」と傍観して「それなりの節電」でごまかしている。

最新のIPCC報告書には、そんな無責任な生活がもたらす危機に言及している。
人類が地球に捨てることができるCO2の総量は限度があり、今の状況が続けば30年で上限に達する。
化石燃料もまた原発と同じで「トイレ無きマンション」です。

今すぐにでも、できる限りの省エネと創エネに、アリのごとくせっせと取り組まなければならない。
しかし、ほとんどの人は自分がキリギリスだとの自覚がないのだろう。


目の前に美味しい食事があるのに、自分の成人病を考えるとカロリー制限をしなければならない。
このような人は多いと思うけれど、人類にとって今の状況は、と言えば、美味しいエネルギーが目の前にあるけれど、地球の体温を考えると、使用制限をしなければならない。

 IPCCの第五次報告書
  
Posted by komachan at 07:33Comments(0)温暖化防止

2013年09月24日

・エネルギー自給率が300%に


電気自動車のリーフを導入したことで劇的に改善されたのがエネルギー自給率です。
ガソリン自動車に乗っていたこれまででもエネルギー自給率100%を達成していましたが、自家用車がガソリンに依存しなくなったことで自給率は300%に向上しました。

一年間に外部から供給されるエネルギー内訳は以下のとおり。
・電気(家庭用コンセント) 2700kwh
・電気(電気自動車)    1600kwh
・ガス(kwh換算)      600kwh
 合計     4900kwh

一年間に電力会社(中部電力)に供給するエネルギー
・太陽光発電売電量(余剰買取) 16000kwh

これらの数値は家庭(住宅)内で消費するものだけでなく家業用の電力や通勤も含んだ総合的なものであって、住宅メーカーなどが狭義に宣伝する宅内エネルギー自給率とは異なり、人が生活するために必要なエネルギーが対象です。
細かなことを言えばきりはないのですが、消費エネルギーの3倍ものエネルギーを生み出している事実には影響しないでしょう。

エネルギーを自給できるということは、温室効果ガスの排出においても多大な貢献を果たします。
消費するエネルギーがCO2を排出しても、供給するエネルギーで3倍の量のCO2削減に寄与できます。

エネルギーの自給やCO2排出を抑えることは難しいなどと御託を並べる人たちは少なくないのですが、やる気になればできるということです。
やる気もないし、やる能力を身につけるつもりもないから「できない」と言っているだけですね。

「田舎に暮らしているからできるのであって都会暮しには無理」との言い訳が聞こえてきそうですが、私も子供が生まれたばかりの頃は都会で団地暮らしのサラリーマン生活でしたよ。
どこに暮らしていても工夫の余地は限りなくあるはずですが、工夫よりも言い訳の方が楽なので、多くの人は楽な方を選んでいるのが実情でしょうね。  
Posted by komachan at 19:41Comments(0)温暖化防止

2013年09月13日

・「持続不可能な世界」を前に企業は何をすべきか?

ヴィンセント・スタンリー/パタゴニア副社長に聞く
「持続不可能な世界」を前に企業は何をすべきか? ダイヤモンド・オンライン

グローバルな企業ほど持続不可能な状況に気が付いている。
一方で、一般にはこうした意識が非常に希薄だ。
自分の生活が地球環境に与える負荷を全く知ろうとしない人がほとんどだからだろう。

こまめに電気のスイッチを消して「省エネしてます」なんて言っている人ほど、本質的な理解がない。
知的な理解力に乏しい一般庶民に期待するよりも、知の集合体である企業が率先することで、結果として消費者が巻き込まれる状況が待たれる。  
Posted by komachan at 10:50Comments(0)温暖化防止

2013年09月05日

・CO2排出量を90%減

ガソリン価格が高止まりして長野県は全国のトップクラスの164円ですが、先月からはあまり気にしなくてよくなりました。
これまで一年間に1000リットル以上も消費していましたが、電気自動車を導入してガソリンを使わない生活に移行したからです。

ガソリン代を浮かせることが目的ではなく、あくまでも副次的な効果として経済的なメリットが生じたにすぎません。
真の目的は、地球温暖化の片棒を担ぐ生活から脱却するためです。

原発事故の影響で、化石燃料の使用によるCO2の増加や地球温暖化が人々の意識から遠ざかってしまいました。
しかし、誤解を恐れずにいってしまえば、原発よりも地球温暖化の方が深刻です。
(だからといって温暖化防止に原発が役立つなんて方便はダメです。)

次の世代に無責任な生き方をできるだけ早く止めたいと思っていましたが、やっと後ろめたい生活から脱却できそうです。
我が家のCO2排出量は京都議定書の基準年1990年比で90%offになる。
電力会社に供給している太陽光発電の電力を加味すればマイナスです。

ひとりでも多くの人が次世代に無責任な生活を改めてくれるとといいんですが。  
Posted by komachan at 07:11Comments(0)温暖化防止