2019年03月02日

トイレのDIYリノベーション 二期工事


トイレの二期工事が完成!
もちろんDIY。

中央アルプス側のトイレです。
腰壁のタイルを剥がさずに生かしたところが、南アルプス側のトイレとの違いです。

最大の特徴は、期せずして百分の一の費用で手に入れてしまったヴィトラフォーム 手洗器です。
はっきり言って分不相応ですが、これを手に入れたがゆえにリノベーションのグレードが一気に上がりました。

カウンターはカバノキ、収納にはセンノキとクリを使ってあります。
水栓金具は手洗い器に応じて洒落たデザインを採用。
中華製なので見た目重視で機能は褒められたものではありませんが。

リノベーションの費用は一万円札でおつりがくる激安。
気分でトイレを使い分ける楽しみが増えました。

  
Posted by komachan at 22:22リフォーム

2019年02月25日

トイレのDIYリノベーション

トイレのリノベーション(リフォーム)が終わりました。

ドアを開けると、この眺め。
腰壁はクリ、上がり框にケヤキ、カウンターにケンポナシ、収納にクワやセンなど、多様な広葉樹を使い分けた贅沢な作りです。

壁は漆喰に専用塗装で上塗り。
手洗い器は美濃焼。

タオルやスリッパ、便座カバーまでトータルでカラーコーディネートしました。
DIYだから5万円でここまでやれますが、業者に頼めば60万円はかかるらしい。



弁座に座った眺め。
統一感のある色調で落ち着きます。
  
Posted by komachan at 21:04リフォーム

2016年07月05日

信州でも猛暑への備え

全国各地で猛暑の予想。
比較的冷涼といわれる信州も照り付ける太陽は同じ。
朝八時の壁面温度を測りました。

日陰のない東面は57℃!
東面でも日陰だと26℃。
樹木に覆われた西面は24℃です。

我が家の水回りは北東に位置しているので、こちら側には樹木を配置していません。
気温差をつけて換気を促し、水回り特有の湿気による被害を防ぐためです。
反対に居室は周囲を樹木で囲い、西日が照り付ける西南の座敷はエノキの巨木ですっぽりと覆っています。

高温にさらされる水回りの壁面はしばらくすると室温を上げ浴室などが乾燥します。
一方で木陰の居室の壁面は気温以上に温度が上がることは無い。
逆に樹木による蒸散作用で周囲の気温よりも低くなっている。

まだ完成の域には達していませんが、まずまずの効果を発揮している。


日陰のない浴室の東側壁面。


木陰になっている座敷の東側壁面


樹木に覆われた座敷の西側壁面。


居室の周囲に樹木を配置して木陰にしている。
特に西日で熱せられる西南は巨木で覆っている。  
Posted by komachan at 08:51Comments(0)リフォーム

2012年01月21日

・天井断熱材は30センチの厚さに

天井の断熱材が30センチの厚さになりました。
桁の下は20センチほどの空間があったのですが、断熱材に埋もれました。

寝室として使う部屋、すべてです。
より暖かい状態で朝が迎えられるように。

代償は、疲労困憊。
一日中、スパイダーマン体験をしていたのだから当然です。
夕食で茶碗が重かった。


明日の朝は、さらに暖かくなっているぞ♪♪  
Posted by komachan at 20:39Comments(0)リフォーム

2012年01月07日

・古建具利用の内窓


居間の縁側は、市販の高性能窓や内窓に頼らずに超高性能の断熱性能になっています。
使ったのは古い板戸。
板を取り除いて中空ポリカーボネート(以下、中空ポリカ)に差し替えてあります。

外側から順に、①既存アルミサッシ、②密閉空気層、③中空ポリカ、④非密閉空気層、⑤中空ポリカ、⑥密閉空気層、⑦中空ポリカ。
資材としては4重の7層構造になってます。

断熱性能を表す熱貫流率は1.1(W/m2・K)。
窓としては文句無く最上級だと思います。

2間幅(3.6メートル)で欄間窓がついた高さ2.2メートルの大きな開口でした。
欄間窓と掃き出し窓一枚分は、断熱材で塞いであります。

断熱する前と後ではどれくらい違うか。
外気氷点下10度、室内20度として、断熱強化する前は、窓から1750wの熱が逃げていました。
断熱後は175wですから、1/10!

この断熱窓の一番の特徴は、材料費が安い。
全部で2万円くらい。
既製品で同じ性能を引き出そうとすると資材費だけでも40万円程度はするんじゃないかな。

薪ストーブの熱を縁側に貯めて循環ファンで家中に給気していますが、この窓が外に熱を逃がさない重要な役割を担っています。  
Posted by komachan at 20:59Comments(0)リフォーム

2012年01月05日

・無断熱住宅が次世代省エネ基準をクリア

うちの断熱リフォームが区切りとなる次世代省エネ基準をクリアしました。
そこで、現状報告です。
専門的な数字が並んでいますが、建設当時の無断熱からどれほど暖かくなったかは、下段の右端に示しました。
家から外に逃げる熱は、当初の1/5に減っています。

昭和54年に建てられた在来の軸組み真壁仕上げの無断熱住宅を8年前に中古で購入しました。
居間のコップで水が凍る家です。
しばらくはそのままの状態で暮らしてみましたが、もちろん寒いし、蛇口が凍って水が使えない、結露が凍結して窓が開かないというかなり過酷な環境でした。

こどもたちに十分に寒さを体験させたことで、4年ほど前からボチボチを断熱対策に取り掛かりました。
内窓を追加し、天井にグラスウールを敷き、外壁サイディングや内壁を剥がしてグラスウールを充填するなど、徐々に断熱性を高めてきました。
最小限のコストで最大限の効果を上げるために、部位ごとに熱収支を計算し、断熱資材の単価と断熱効果を比較する。

資材は、基本的にホームセンターで手に入る汎用製品。
既成概念にとらわれずに、資材の持つ潜在的な断熱性に着目して設計を繰り返しました。
今年の初めに耐震補強の補助金を得られたので、一部の窓を耐力壁に換えるついでに断熱材を充填し、窓もLow-Eペアに交換できたのは幸運でした。
設計に要した時間は数百時間に及びますが、実際に作業している時間の数倍であることは間違いありません。

低コストで断熱性を高めるためにもっとも重視するのが、全体の断熱性のバランスです。
熱負荷の大きいところからつぶしていくので、結果として無駄がなくなります。

この計算表のQ値は正式なものではなく、あくまでも概略値です。
設計の最終目標は北海道地域のQ値1.6を切ること。
概略設計では基本骨格を変えずにQ=1.58までは可能であると考えます。

  
Posted by komachan at 20:37Comments(0)リフォーム

2012年01月03日

・キッチン外壁断熱


当初の計画では、シンクを移動して壁を剥がし、内側から断熱材を入れる予定だったが、シンク裏の壁はハンマードリルでもなかなか穴が開かないほどに強固なモルタルつくりだったので、断熱強化は外側からに変更。
しかし、設備配管と配線が邪魔をしてとてもやりづらい。
外した部材を使って復旧させるから雑な仕事もできない。

昨年の今ごろは、家の大半の壁を剥がして耐震補強したこともあって、心配したよりも手が動いてくれて思いのほか手早くサイディングを撤去できた。
見ての通り現状は無断熱。
貫が邪魔して厚い断熱材が入らないので、50ミリのグラスウールを二重に充填することにした。

床下の開口から冷気が入り込むと結露するので、ウレタンフォームを開口部にあわせて成形して塞ぐ。
室内から湿気が漏れるとグラスウールが結露してしまうが、内壁が厚いモルタルでしっかりとシールドされているから、追加の気密工事は不要。

これにて外壁の99.9%に断熱材が入った。
残りの0.1%は籾殻断熱したところの充填不足を見込んでいる。
それでも目立った断熱欠損はないので、良しとしよう。  
Posted by komachan at 12:17Comments(0)リフォーム

2011年12月22日

・断熱性能を上げるリフォーム作業の流れ

こども部屋が設計温度より冷える状況を改善するために表面温度を計測したところ、明らかに断熱不足の場所を発見。
出窓下の腰壁が、測定時の外気温と室内温度からすると9度以上あってしかるべきところ8度しかなかった。
壁の断熱リフォームの初期に工事したところなので、手抜きしてあるはずだ。
無断熱状態を早期に解消するために大雑把な工事となっているためです。

打ち付けてあった板壁を剥がしてみると、やはり予想どおり。
外壁に面した場所にだけグラスウールが載せてある。
床下からの回り込みや出窓の床(断熱側から見ると天井)は無視している。
防湿対策もおざなりだから床下の一部は結露で湿っぽくなっていました。

          ◇                    ◇

床下への開口は新聞紙を丸めて塞ぎ、畳の上面の高さまで『籾殻』を敷き詰める。
構造材が入り組んで断熱材を充填しにくい部位でも籾殻なら隙間なく敷き詰められるので断熱欠損が生じない。
湿気に強いし、おまけにタダ。

出窓下の空間は下へと狭まって断面が三角形になっている。
一面にしか断熱材がなかったので、他の二面にもグラスウールを張りつけ、中間に出来る空間にもグラスウールを丸めて押し込む。
平均して250mmの断熱層ができる。

          ◇                    ◇

結露対策もしっかりやろうとすると防湿層を何で形成するかという課題に突き当たるが、グラスウールを梱包してあったビニール袋が丈夫でいいということを先日の玄関脇断熱リフォームで見つけたあった。
廃棄物を利用すれば比喩尾がかからないし、ゴミも減らせる。
穴が開いていることがあるので、テープで目張りすることも忘れずに。

          ◇                    ◇

剥がした板壁には釘(フィニッシュネイル)がたくさん刺さっているので、丹念に抜き取ります。
これが結構な手間ですが、再利用するためですから手を抜けません。
元の通りに並べて釘打ちすれば元通り。
外観は何も変わりませんが、断熱性能は超高断熱。

断熱性能を現す熱貫流率は0.19(W/m2・K)
一部分だけぬきんでて断熱性能が高いのはバランスが悪いのですが、築30年超の在来木造の外観を変えずにリフォームする場合は、断熱性を稼げるところでできるだけやるのが常道です。
もちろん性能対コストを睨みつつですけどね。  
Posted by komachan at 21:19Comments(0)リフォーム

2011年12月20日

・超ローコスト高断熱窓を自作しよう 上級者編

屋外の冷え込みが厳しくなるにつれて結露に悩まされるお宅も増えてくる。
暖房をガンガン効かせている部屋だけが暖かい反面、暖房機を設置していない場所はブルッ・・・。
こんな悩みを抱えた住宅は日本に何十万軒もあるのだろう。
簡単手軽に悩みが解決できたら。
その可能性を探るシリーズです。

◇                    ◇

【断熱障子増設】 内窓も良いけど商事のほうが風情がある。小窓を手軽に二重窓にする方法を初級者編と中級者編でお伝えしました。
http://www.facebook.com/note.php?note_id=180910131995381
http://www.facebook.com/note.php?note_id=196041457148915
しかし、大きな掃き出し窓にはそのままでは適用できません。
中空のポリカーボネート板(以下、中空ポリカ)は剛性に劣るので、6尺を自立させるのは無理がある。

剛性を補う建具が必要です。
自分で建具を作れる人はDIYの範疇を超えているので別として、既存の建具を利用すれば掃き出し窓の高断熱化と断湿化が可能になります。
手軽なのは障子です。

掃き出し窓の手前に障子を追加する。
難しいのは敷居と鴨居ですが、だからこそ上級者編なんです。
近所の工務店や大工さんに声をかけておいて住宅解体で捨てられる部材を手に入れるのが一番いい。
障子もお古を貰い受けてください。
敷居と鴨居は、ありあわせの木材で作ってもらっても大した費用はかからないと思います。

上級者編なので細かいことは省略します。
重要なのは、断熱性と断湿性。
両方の特性ともに、障子に中空ポリカを重ねることで達成できます。【断湿化障子】 中空ポリカで断湿すると断熱性も向上します。 Low-Eのペアガラスと組み合わせると断熱性能を示す熱貫流率は1.3(W/m2・K) 窓としては文句のつけようのない性能です。

高断熱仕様のLow-Eペアガラス樹脂複合サッシと組み合わせれば、熱貫流率は1.3(W/m2・K)。
ペアガラスの内窓を取り付けたものと比べても勝るとも劣らない。
でも、内窓だとエコポイントがもらえるから、エコポイント対応の販売店で部材だけ買って自分で取り付ける手もありですね。

◇                    ◇

障子だけだと外側のサッシは確実に結露します。
断熱だけで断湿が不十分だからです。
ホームセンターで売られている断熱障子紙でもダメです。

中空ポリカをお勧めしている理由は、美観を損ねない、断熱性が高い、加工が容易、比較的安いなど、簡単に入手できる素材としては抜きん出て優れているからです。
  
Posted by komachan at 20:35Comments(0)リフォーム

2011年12月10日

・【結露防止障子】 断湿化

断熱性が向上しても結露が止まるとは限らない。
熱を遮る建具が必ずしも湿気も同時に遮ってくれるとは限らないからです。
障子がその典型。

障子はきわめて優れた断熱性を持っていますが、障子紙は湿気を通すので障子の外側にある窓は、より結露しやすくなる。
この性質を理解していれば、結露を止めるには湿気を止めればいいということが導き出されます。
そこで断湿。

断湿と似て非なるものが気密です。
断湿の相手が湿気(水分)であるのに対して、気密の対象は空気です。
湿気は空気に含まれているので気密性を上げれば断湿するのですが、気密に目を向けすぎると無用な神経を使うことになります。

ざっくばらんに言えば、高気密でなくても窓が結露しない程度まで湿気を抑えてくれればいいんです。
強い風が吹いて室内外の気圧差が生じたときには多少の空気の移動があってもいい。
連続して湿気が透過しなければいいのですから。

前置きが長くなりましたが、断湿にお勧めしているのが中空のポリカーボネート(略して中空ポリカ)。
障子の框(枠)の内側にすっぽりと「はめ込む」だけでいい。
中空ポリカはカッターで簡単に切断できるので、かなり精度の高い加工が可能です。

隙間ができてしまっても大量の湿気が流入することはありませんが、隙間が大きいようなら細めの隙間テープで目張りします。
脱落防止にもなります。

中空ポリカで断湿すると断熱性も向上します。
Low-Eのペアガラスと組み合わせると断熱性能を示す熱貫流率は1.3(W/m2・K)
窓としては文句のつけようのない性能です。  
Posted by komachan at 19:47Comments(0)リフォーム