2008年04月11日
・「あなたのプチ省エネを教えて」

コラブロというブログサービスから、「省エネについて記事を書いてください。」との案内メールが届きました。
大元の依頼主は、財団法人省エネルギーセンター。
商品宣伝の依頼なんかには乗らないのですが、省エネとくればいつものとおりの記事でいいのですから、一役買おうと思いました。
ただし、「プチ省エネ」というやつは、ちょっと苦手です。
常連の読者さんは既知のことですが、うちは徹底した省エネを実践しているので、プチに止めているものを探すほうが難しい。
そこで、世間では立派な省エネといわれることでも、うちではプチだよというものを取り上げてみます。
昨日はず~と雨でしたが、おかげで雨水タンクがいっぱいになりました。
うちの雨水タンクは、木の樽です。(桶じゃないよ)
容量は140Lほどはある大きなもので、はるか昔(おそらく昭和初期)から使われている味噌樽です。
桶と樽の違いは、木目が柾目か板目で使い分けられているところが特徴です。
ずっと水を貯める樽は木目の間から水が染み出さないように板目を使い、水張りと乾燥を繰り返す桶は木の変形が最小限となるように柾目で木取る。
昔の木製品を上手に今の生活で利用するためには、製品の特徴をちゃんと知っていなければね。
蓋がないとボウフラが発生するので木製の大きな蓋がついてます。
いろんなところの解体現場で出た廃棄物をもらい集めてきたものを組み合わせて使ってます。
雨水の利用はもちろん省エネですが、50年以上も樽を使い続けていられることも、ものすごくエコロジーだと思います。
家の周りには農業用水が流れているし、春から秋は井戸水もある。
でも、樽に溜めた水を柄杓(ひしゃく)ですくって、外仕事の手洗いに使うところに風情があると感じています。