2008年04月16日
・後期高齢者7200件の誤徴収は長野

全国で誤徴収が多発していることも、拍車をかけています。
「後期高齢者医療制度」という名前が付いていますが、専門家の見方では、『見捨てられた高齢者向けの福祉制度』の趣が強いそうです。
医療制度という割には、9割を国と現役世代が負担しており、医療保険の体を成していないからです。
また、浮いた年金問題がまったく解決されていないにもかかわらず、未確定の年金から確定した天引きでピンはねするという、国民感情を逆なでしたお役所仕事にもあきれます。
この制度が大混乱のうちにスタートしたのは、浮いた年金問題で厚生労働省および社会保険庁が手一杯となり、説明する気力を持たなかったのが原因だそうです。
ところで、全国で9000件超発生した後期高齢者医療制度の保険料計算ミスのうち、7000件以上が長野県で発生していたことを知ってますか?
松本で7200件というのが内訳らしいんですが、長野県のお役所仕事体質が全国一だということかもしれませんね。
田中前知事が”脱”役所仕事を目指した6年間が、村井知事に変わって元の長野県にあっさり変わってしまった。
お役所仕事が社会を崩壊させることが、日々多発しています。
市長が変わっても、知事が変わっても、根本的には変わらないお役所体質を本当に変えるためには、国を変えなければならないと思います。
脱自民党、脱官僚政治。
衆院山口2区補欠選挙が試金石となりそうです。