2008年07月27日
・根本_矢祭元町長に仙人を見た

「地域からの改革」討論会in飯田のメイン講師としてです。
恥ずかしながら根本元町長の人となりを知るのは今回が初めてです。
なぜ恥ずかしいかといえば、これほどまでにすばらしい才能をもった首長の仕事の中身を知ることなく、行政を見続けてきたからです。
市町村長が目指すべき理想像に、直に接し、言葉を交わすことができたのはこの上ない財産を与えられたと感謝しています。
どこがすばらしいか。
一言で言うなら、「世の中を達観している」。
ある意味では、仙人の域に達したからこそ成しえたのではないかと感じました。
社会観、世界観、政治観、それらすべてが民の視線にありながら高所からの広い視野で捉えられている。
一例を挙げると、町議会との関係で、「根回しは一度もしたことがない。」
「正しい議案を提示すれば、議会の理解は必ず得られる」
言うは易し行なうは極めて難し、の所業をさらりとやり遂げてきた卓越した政策能力は、国政レベルにおいても肩を並べられる人はほとんどいないのでは。(昔はいたかもね)
講演の内容が余りにすばらしかったので、今後何回かに続けてお伝えしたいと思います。
自治体の職に就いている方々は、是非ご覧いただきたい。
公務員のあり方や公務員の仕事が、いかに無駄だらけであるか自覚するでしょう。
能力を存分に発揮すれば公務員も市民も幸せになれるのに、それを阻んでいるのが公務員自身であると気づかされるでしょう。
力不足ながら、根本氏が示す地方行政の『実現された理想像』に迫りたいと思います。