2009年01月20日
・薪ストーブと災害の備え

薪が十分に用意できているからなんですが・・・。
部屋の暖房は薪ストーブだけです。
朝、火を入れると、後は時々薪を足すだけで暖め続けてくれる。
薪を無造作にストーブの中に放り込むだけで暖かくなるところが、タンクを持ってきてポンプを使って継ぎ足す灯油ファンヒーターなどと比べて楽だなと感じます。
灯油ファンヒーターの弱点は、電気がないと使えないところにあります。
昔ながらの反射型や円筒型の直接燃焼させるものを除いて、現在主流となっている暖房機はほとんどが電気に頼っている。
オール電化の住宅は、冬季の災害時には悲惨だろうな。
家を建てるときに、災害に遭遇した場合の対応力を考える人は多いと思います。
しかし、考える対象が家の耐震基準だったり、防火性だったりと、災害そのものへの住宅の耐久力に限られる。
震災で停電し、断水し、ガスも止まった状態で数日間を生き延びるための備えは対象外。
まあ、いつ起こるか分からない災害に備えなくても、来たときはあきらめると言われてしまえばそれまでです。
こういう考えの方が圧倒的に多いでしょう。
でも、そうやって無責任にしていると、結局は行政に頼ることになって、その負担がめぐりめぐって自分の懐に響いてくる。
それだったら、ロハスとも言われる自然に共存した生き方をしたほうが、気持ちも懐も豊かになるのではないだろうか。
災害に遭遇してガスや電気が無くなっても外で煮炊きできるようにするには、年末の餅つきが予行練習になる。
冬だったら暖房に困るので、薪ストーブがあれば田舎なら燃料の調達も何とかなる。
灯油は、田舎ほど入ってこないので当てにならない。
ストーブに薪を入れながら、災害のときに足りないものは何かあるかなと、時々シミュレーションしてみる。
唯一困るのが飲み水の長期的な確保だ。
短期間なら雨水が貯めてあるし、サバイバル用の浄水器でたいていの水は「ろ過」できる。
長引いたときのためには、太陽光発電と風力発電の電力で地下水を汲み上げるのがいいかな、なんて考えてみる。