2009年06月17日
・党首討論第二ラウンド、麻生の完敗

今日の党首討論では、民主党の鳩山代表による迫真の論議に自民党の麻生総裁は受け流すのがやっとの状態でした。
圧巻だったのが母子家庭の生活保護削減で窮状を訴える市民の声を鳩山さんが紹介したあたり。
麻生さんは絶句してしまって、応答も的外れになってしまった。
国民を苦しめている自分の悪政に直面して一瞬我を忘れたようでした。
鳩山さんも力が入りすぎてしどろもどろになるところがありましたが、言わんとするところは国民の共感を得たと思います。
麻生さんが最後になって支離滅裂の論議展開でひんしゅくを買ったのとは大違いです。
政権交代が現実味を帯びてくる実感がひしひしと伝わって来ました。
これを受けて自民党内部からは麻生下しの準備が始まりました。
同党の清水議員が次期衆院選前に麻生太郎首相(総裁)の信任投票を実施するため、党内の賛同者を呼び掛ける活動を始めたことを明らかにしました。
信任が得られなければ、9月に予定される総裁選を衆院選前に前倒しするよう党執行部に求めるというものです。
麻生総理も手をこまねいていられないとばかりに、精力的にテコ入れしている都議選で負けても責任は自分ににはないと側近に触れまわらせています。
河村建夫官房長官は17日午前の記者会見で、東京都議選で自民党が敗北した場合、麻生太郎首相の責任に結び付くと考えていないと述べた。
負けることを見越して予防線を張り始めたんですね。
麻生さんのお得意は、決断しないと決断できていること。
日本の政治の歴史に悪名を残すことは間違いなさそうです。